提督「田舎の鎮守府」 (35レス)
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1: [saga] 2019/04/19(金)01:22 ID:BZEff0K+o(1/29) AAS
提督「はぁ…寒いな」

提督(何もない……本当にこんなところに鎮守府があるのだろうか)

提督(提督になるために今まで死ぬ気で努力してきたが…まさかこんな田舎に着任を命ざれるとはなぁ)

提督「まあ文句は言ってられないか……それにしてもバスが遅い」

寒さと葛藤しながら30分ま待っただろう、いまだに鎮守府へと向かうバスは来なかった。
省4
2: [saga] 2019/04/19(金)01:23 ID:BZEff0K+o(2/29) AAS


提督「ふぅ…やっと着いた」

凍った地面に足をとられないよう気を配りながら歩くこと数十分ようやく鎮守府に到着。

提督「想像してたよりは大きいな……とにかく中に入ろう」


省4
3: [saga] 2019/04/19(金)01:26 ID:BZEff0K+o(3/29) AAS
朝潮「お疲れ様です!あなたが司令官ですか?」

提督「え…?そ、そうだけど…」

提督(女の子?それもかなり小さい……………あ、この子が噂の…)

朝潮「初めまして。私は駆逐艦朝潮です。よろしくお願いします。」ペコッ

提督(……艦娘)
省9
4: [saga] 2019/04/19(金)01:27 ID:BZEff0K+o(4/29) AAS


朝潮「ここが工廠です。新しい艦娘を建造したり武器を開発したりします。そしてここが…」

朝潮ちゃんに案内されつつ鎮守府内を周る。相槌はうっているものの、あまり話は頭に入ってこない。

提督(艦娘ってこんなにも小さい子にやらせていたのか…どう見ても小学生くらいにしか見えないぞ…)ジー

朝潮「そしてここが私たち艦娘の暮らす寮です。」
省2
5: [saga] 2019/04/19(金)01:28 ID:BZEff0K+o(5/29) AAS
皐月「おーい!朝潮ー!」ブンブン

朝潮「噂をすれば…ですね」

皐月「ただいまー!ちゃんと言われた通り買ってきたよー!」

長波「全く……こいつお菓子買いたいって聞かなくて大変だったんだったわ」ポリポリ

皐月「あれ……?そこの人は?」
省9
6: [saga] 2019/04/19(金)01:30 ID:BZEff0K+o(6/29) AAS
提督「あれ?二人とも遠征に行ってきたんだよね?」

皐月「そうだよ?」

提督「艤装も無いし……それってレジ袋だよね?」

長波「ああ、遠征っつってもただの買出しだよ。てか本当の資材集めの遠征なんて行ったことないよ」ガサガサ

提督「え?」
省10
7: [saga] 2019/04/19(金)01:31 ID:BZEff0K+o(7/29) AAS
提督(ん?まてよ?)

提督「えっと…皐月ちゃんだっけ?勉強するって言ったけど先生とかはいないの?」

皐月「この間まで妙高さんが教えてくれてたよ!」

提督(妙高……重巡洋艦の妙高か…)

提督「この前までって事は今はどうしてるの?」
省3
8: [saga] 2019/04/19(金)01:32 ID:BZEff0K+o(8/29) AAS


提督「ふぅ…」

執務室に戻り、椅子に座ると、どっと疲れが出た。

提督(まさかこんなところだったとは……まあ初めから提督として鎮守府に配属されるなんておかしな話だとは思っていたが)

提督(まあそのうち俺にも異動するときが来るだろう…幸い給料は出るみたいだしちゃんと頑張ろう)
省2
9: [saga] 2019/04/19(金)01:33 ID:BZEff0K+o(9/29) AAS
提督「三人とも可愛かったな……はっ!いかんいかん!艦娘に欲情など!」

艦娘との恋愛が禁止ということは学生時代にさんざん言われたことだ。噂によると手を出した提督はみな行方不明になっているらしい。

ムクムク

提督(やべ、久しぶりにかわいい女児と会話したもんだから……とりあえず一発抜いて鎮めるか…)ジー

ズボンのチャックに手をかけ、自分の息子を取り出そうとしたとその時
省4
10: [saga] 2019/04/19(金)01:34 ID:BZEff0K+o(10/29) AAS
ガチャ

朝潮「失礼します、あの…司令官…」

提督「どうかした?」

朝潮「きょ、今日の課題の採点…お願いしてもいいですか?」

よく見ると朝潮ちゃんは三冊の問題集のようなものを持っていた
省7
11: [saga] 2019/04/19(金)01:36 ID:BZEff0K+o(11/29) AAS
提督「そんなに気にしなくていいよ。俺のことも前までいた妙高さんのように思って接してくれればいいから」

朝潮「は、はい!」

提督(良い子だなぁ…なんかこんなかわいい子に慕われてると思うとほんとに幸せだな)

提督(やべ…また立ってきた……問題集で気を紛らわせよう)ペラ

提督「算数か…分かった明日までに採点しておくよ」
省8
12: [saga] 2019/04/19(金)01:37 ID:BZEff0K+o(12/29) AAS


提督「…ふぅ、こんなもんか」

三人分の丸付けを終え一息つく。それぞれ問題のレベルが違い、長波ちゃんに関しては算数というより数学の問題だった。

提督(そういえば俺もここに住み込みになるわけだけど部屋とか確認してないな)

提督「…散歩がてら誰か探して聞くか」ンショ
省8
13: [saga] 2019/04/19(金)01:37 ID:BZEff0K+o(13/29) AAS
皐月「へへーん!」ニカ

雪の飛んできた方向を向くと皐月ちゃんが笑っていた

提督「さ、皐月ちゃん?何して……わっ!」ヒュッ

皐月「えい!えい!」

提督「わっ!なんで投げるの!?」
省6
14: [saga] 2019/04/19(金)01:38 ID:BZEff0K+o(14/29) AAS
提督(でもそんなことして嫌われたら嫌だしな……ここは抑えて)

提督「こ、こらー!一応俺は上司なんだぞー!」

皐月「わー、怒ったー!」キャッキャ

提督「おらっ」ヒュン

皐月「へへーんそんなんじゃ当たらないよーだ!えい!」ヒュン
省6
15: [saga] 2019/04/19(金)01:39 ID:BZEff0K+o(15/29) AAS
提督「皐月ちゃん!?」

皐月「いてて……」

慌てて転んだ皐月ちゃんの元に駆け寄る。

提督「だ、大丈夫?」オロオロ

皐月「このくらい平気だよ〜」ケラケラ
省8
16: [saga] 2019/04/19(金)01:39 ID:BZEff0K+o(16/29) AAS
皐月「よっと」

提督「でもダメだよ?提督相手に雪玉なんて投げちゃ…」

皐月「ええー…だって朝潮も長波も怒るし……」

提督「俺だったから良かったけどもし怖い提督だったら何されてたか分からないからね?」

皐月「…ごめんなさーい」シュン
省7
17: [saga] 2019/04/19(金)01:40 ID:BZEff0K+o(17/29) AAS
提督「そういえば皐月ちゃんは寮で暮らしてるんだよね?」

皐月「そうだよ!朝潮と長波とも同じ部屋だよ!」

提督「俺もここに住むことになるんだけど…何か聞いてる?」

皐月「んーぼくは分からないなぁ」

提督「そっか」
省8
18: [saga] 2019/04/19(金)01:41 ID:BZEff0K+o(18/29) AAS
そう言われホッとするが少しだけ残念に思う

皐月「えー!司令官も僕達の部屋でいいじゃん!」

長波「ばーか、お前だけならまだしも朝潮もいるんだぞ?流石に男と同じ部屋で寝せるわけにはいかねーよ。提督にだって迷惑だろうし」

提督(全然迷惑じゃないです!まあ毎晩眠れなくなるだろうけど…)

皐月「むー…」
省2
19: [saga] 2019/04/19(金)01:42 ID:BZEff0K+o(19/29) AAS
長波「ここが提督の部屋だな」ガチャ

中は思ったより広く大きいベットが一つだけ置いてあった。一人で住むには充分な広さだった。

皐月「うわー広い!私たちの部屋位ある!」

長波「あ、それとどの部屋も鍵はないんだ。そこだけ勘弁してくれな」

提督「いや、それは大丈夫だよ。ありがとう………因みにみんなの部屋は?」
省11
20: [saga] 2019/04/19(金)01:43 ID:BZEff0K+o(20/29) AAS


提督「ふぅ……こんなもんか」

寝室の荷物整理を一通り済ませた俺はため息をつく。

提督(しかし女の子3人の暮らす部屋の隣で寝ることにはるとは……ぶっちゃけそれだけで興奮して夜もろくに寝れそうにないが…)

提督「……………暇だ」
省5
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