【モバマス】LiPPS「虹光の花束」 2スレ目 (371レス)
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270: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)11:34 ID:OPAh6Vca0(1/48) AAS
総選挙中間発表来ましたね(今更)

Cu暫定1位の志希を中心にLiPPSメンバーいい感じに順位高くていいですねー

でもスネークだったりポテトだったりアーロンだったりとやたら混沌とした総選挙になってるので、皆さん最後まで気を抜かずに推しを推していきましょう

本編は今日の夜(20時以降?)予定です

でも一番驚いたのはりあむ、お前だ
272: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)19:53 ID:OPAh6Vca0(2/48) AAS
Chhapter24 投下始めていきます

>>271 ギリ令和いきそう(小声)
なんとかGW中には終わる....はず
273: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)19:56 ID:OPAh6Vca0(3/48) AAS
今日という日が終われば、明日は来ないかもしれない

毎日そんな風に、終わることへの恐怖に震えて生きている

でも、今だけは

死ぬことよりも、怖い事がある

例え、今日この命が終わるとしても、この最高のステージには、自分自身の力で立って、誇りを持って頂点を掴みたい
省2
274: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)19:58 ID:OPAh6Vca0(4/48) AAS
屋久井「おい貴様!ウチを大トリにしろと言ったじゃないか!?あんだけ金を握らせたのに、今更裏切る気か!?」

スタッフ「そんな!?あんたたちが変更の指示を出したんじゃないんですか!?」

891P「何を言ってる、そんなものは出していないぞ?」

スタッフ「嘘だ!だって、黒埼さんが報告にきましたよ!?計画に変更があるから、次の審査を先攻に変えてほしいって!」

891P「なんだって!?あいつ何考えてッ!?」
省6
275: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)19:59 ID:OPAh6Vca0(5/48) AAS
〜〜〜 ステージ裏 〜〜〜

891P「はぁ....はぁ....あ、貴方たち」

颯「....なぁに、おじさん?そんなに息を切らして、今更何しに来たのさ?」

891P「おじさん、だと?私は貴方たちのプロデューサーですよ?貴方たちの勝利の為に、こうやって駆けつけたのに、酷い言い草じゃあ」

ちとせ「とぼけるの、やめましょう?」
省5
276: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:01 ID:OPAh6Vca0(6/48) AAS
891P「!?」

千夜「くだらないだと?お前たちの身勝手な欲望に振り回され、心臓に杭を打たれたような苦しみに悶え続け、それでも、人々の夢を壊さぬよう一人で戦い続けたお嬢様の意思を、くだらないだと?」

千夜「.................ふざけるなァ!!」

凪「吐き気を催す邪悪とは、まさにこのことですね、プロデューサー?」

凪「.......いや、失礼しました。もう貴方は、私達のプロデューサーではありませんでしたね。Ppayも、今日でサービス終了か」
省1
277: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:02 ID:OPAh6Vca0(7/48) AAS
千夜「よくも今までお嬢様を弄んでくれましたね......私は、"私達"は、お前を絶対に許さない」

颯「千夜ちゃんの言う通りだよ、『アイドル』の全てを汚し続けたあんたたちを、はー達は絶対に許さないから」

891P「貴様ら、分かっているのか?貴様らがIGの決勝まで来れたのは、私達の"助力"があったからだぞ!?」

ちとせ「だからこそ、よ。自分の最期の夢くらい、自分自身の力で掴み取るわ。女の子なんだから当然でしょ?」

ちとせ「それに、貴方たちの助力なんてなくても、私たちはきっとこの場所に立っていたわ。何年かかっても、きっとたどり着いた。だって、私達『ProjectQueen』の力を合わせれば、どんな運命にも打ち勝てたはずだもの」
省4
278: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:03 ID:OPAh6Vca0(8/48) AAS
891P「.....そうか。わかったもういい、勝手にしろ!」

891P「ただし、我々を裏切るのなら容赦はしない。IGが終わった後も、アイドルでいられると思うな!必ず、後悔させてやる.......!」

ちとせ「やれるもんならやってみなさい、どの道もう消える寸前の灯だけどね。それより、貴方たちは自分たちの心配をした方がいいわよ?」

891P「なんだと?」

ちとせ「勝敗がどうなるとしても、私達とLiPPSがぶつかる以上、IGが終わる頃には世界が変わっているわ。その変化に、貴方たちは抗えない。だから、精々怯えていなさい?」
省2
279: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:05 ID:OPAh6Vca0(9/48) AAS
司会が、Project,Queenの名を高く呼び上げる

それに続いて、狂ったような歓声が、雷の如く鳴り響く

.....うん、もう大丈夫

ずっと私を縛り付けていた鎖は、もう存在しない

今私の心には、雲一つない、清々しいほど鮮やかな快晴の空が広がっている
省2
280: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:07 ID:OPAh6Vca0(10/48) AAS
そして、『LiPPS』

貴方たちには、本当に驚かされてばかりだった

どんな妨害も利用して、逆に自分たちを魅せる為の武器へと変える

まるで、魔法使いの様だった

でもね、魔法を使えるのは貴方たちだけじゃないの
省3
281: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:08 ID:OPAh6Vca0(11/48) AAS
奏「Project,Queenの最後の曲は、『Fascinate』ね」

フレデリカ「確か、ちとせちゃんと千夜ちゃんのデュエット曲だったね。準決勝の最初の審査で歌ってたやつだ!」

P「......いや、ちょっと待て。あの時聞いたのと、何かが違う。裏で何か別の音が入っているような.......!?」

P「これ、『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!』だ!予選の時の、久川姉妹のデュエット曲!」

美嘉「まさか、マッシュアップ!?あの二つ、全然曲調違うのに!」
省3
282: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:09 ID:OPAh6Vca0(12/48) AAS
奏「向こうが戦いの中で成長するのなら、私達もそれより一歩先へ進化すれば、きっと勝てる。私達の力を合わせれば、きっとそれが出来る!」

奏「そうよね、プロデューサーさん?」

P「....ああ!俺たちにだってまだ最後の秘策が残ってるしな!」

P「それに、俺たちの一番の武器は、今もずっと胸の内で輝いてるだろ?」

周子「あたしたちの.......」
省3
283: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:10 ID:OPAh6Vca0(13/48) AAS
志希「........楽しむこと」

フレデリカ「それに楽しんで、みんなを楽しませる事!」

P「お見事!」

美嘉「うん、確かに感じる.....ステージに立つのが楽しみ過ぎて、待ちきれなくなってる自分が!」

周子「こんなに期待で心がバクバク脈打ってるの、人生で初めてだわ。でもこういうの、嫌いじゃないかな♪」
省5
284: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:11 ID:OPAh6Vca0(14/48) AAS
P「よし、じゃあ最後のステージをしっかり楽しむためにも、今は彼女達のステージを楽しもう!」

『はーい!』

ソウダ!セッカクペンライトアルンダカラコレフッテオウエンシヨウヨ

イイネー!アタシタチモカンキャクニナッタミタイ!

イエーイ!ブンブン♪
省3
285: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:12 ID:OPAh6Vca0(15/48) AAS
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!

颯「みんなー!盛り上げてくれて、本当にありがとー!!」

千夜「はい、今回ばかりは本当に、お前たちに感謝していますよ」

凪「千夜ちゃんがデレた、だと......?会場の皆さん、今です!シャッターチャンス!」

千夜「お、おい!やめろ!茶化すな!」
省6
286: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:12 ID:OPAh6Vca0(16/48) AAS
〜〜〜 ステージ裏 〜〜〜

『ハァ....ハァ.....』

颯「なんとか、やりきったね.....」

凪「ここまで疲れたのは、人生で初めてです。マジで倒れる5秒前です。早く控室で休みに行きたいですね」

息を切らしながら、震える手で握ったスマホの内カメラで、今の自分の顔を確かめて見る
省3
287: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:14 ID:OPAh6Vca0(17/48) AAS
屋久井「いやー、凄かったよ君たち」

891P「......お疲れさまです、皆さん」

千夜「ッ!?お前達は!」

屋久井「まさか君たちの代表曲2つをマッシュアップするとは!そんな練習していたとは知らなかったよ。891P君にも秘密にしていたのかい?」

ちとせ「そうよ、驚かせてあげようと思って」
省8
288: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:15 ID:OPAh6Vca0(18/48) AAS
肩の力を抜きながら悪魔の横をすりぬけつつ、がくがくになった足で滑稽に、されど自分の力で歩く

そのすれ違いざま、指先のまで込めていた力を抜いて心を落ち着かせ、呪文を唱えた

誘惑するような甘い声で、だけど銀の弾丸の様に冷たい呪文を

ちとせ「これで、貴方たちも終わりよ」
289: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:16 ID:OPAh6Vca0(19/48) AAS
屋久井「フン、生意気な小娘だ」

891P「しかし、ある意味嬉しい誤算でしたね。これだけ斬新かつハイクオリティのパフォーマンスなら、わざわざ妨害しなくても」

屋久井「いや、万が一という事もある。やはり811プロにはここで散ってもらおう」

891P「ということは、やはり811プロに手を出さないというのは嘘ですか?」

屋久井「約束したのは"私"が手を出さないという事だけだ。君が手を出す分には嘘をついたことにならないだろう?」
省5
290: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/29(月)20:17 ID:OPAh6Vca0(20/48) AAS
屋久井「人に恨まれることも多い立場だからねぇ。もしもの時の為に取り寄せておいたのさ。なんとなく今日は嫌な予感がしたから持ってきていたんだけど、まさか本当に使う時が来るとはねぇ」

屋久井「というわけだ、君はステージの奥からこれで奴等の頭をぶち抜いてくれたまえ」

891P「さ、流石に殺人はマズイですよ!」

屋久井「大丈夫だよ、スタッフにはちゃんと話を付けておくから」

891P「で、ですが!」
省2
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