【モバマス】LiPPS「虹光の花束」 2スレ目 (371レス)
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30: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:06 ID:H0VH1/Ch0(26/47) AAS
奏「もしかしてその記者、屋久井社長と取引していたんじゃないかしら?例えば、何かを対価に、プロデューサーのスキャンダルを都合のいいものに書き換えるとか」

ちひろ「有り得ないと切り捨てることは、出来ませんね......」

P「俺の知らないところで、そんな事が.........」

奏「ただ、まだ証拠が全然足りていないのよね.......」

P「...なら、直接乗り込むしかない」
31: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:08 ID:H0VH1/Ch0(27/47) AAS
周子「乗り込むって、本気?」

P「俺ならある程度は891プロの中の事が分かる。どうにかしてそれっぽい証拠を...」

ちひろ「待ってP君、それっぽい証拠なんて曖昧じゃダメよ。もっと具体的に決めていかないと」

P「具体的にって.....例えば?」

ちひろ「お金の動きが分かるようなもの、帳簿とかがいいわね。人間の欲望を最もむき出しにするのは、やっぱりお金だもの」
省6
32: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:09 ID:H0VH1/Ch0(28/47) AAS
早苗「...私も、ちょっと気になることがあるからそれを調べてみる」

周子「気になること?」

早苗「最近あった芸能関係であった事件で、ちょっと怪しい事件があってね。時期が時期だしもしかしたらiMB事件と何か関係があるかもしれない」

P「それってもしかして...」

早苗「多分P君の考えてる通りよ。ただ、この事件は確証のない間はちょっとLiPPS皆に聞かせるわけには.....」
省5
33: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:10 ID:H0VH1/Ch0(29/47) AAS
早苗「ごめんね奏ちゃん、この話に関しては、本当に軽々しく話せるものじゃないから....」

奏「そう....早苗さんがそう言うならしょうがないわね。でも、確証が取れたらちゃんと話してよ?」

早苗「ええ、その時は必ず」

美嘉「あたし達はどうすればいい?」

P「お前たちは今はとにかくIGの方に集中してくれ、こっちの調査に力入れ過ぎてIGの方でしくじるわけにもいかないからな」
 
P「事件の真相を掴むこともそうだが、それ以上に今の俺たちの目標はIG優勝だからな...できるか?」
省2
34: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:13 ID:H0VH1/Ch0(30/47) AAS
〜〜〜翌日、891プロ前〜〜〜

ベテトレ「ここが891プロ.....噂通りでかいな」

P「それで?なんかずっとはぐらかされてたんですけど、結局どうやって入り込むんです?」

ちひろ「よく聞いてくれました!まずは変装します!」

P「......ゑ?」
省1
35: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:13 ID:H0VH1/Ch0(31/47) AAS
ベテトレ「やたらデカい荷物だとは思っていたが、もしかしてそれ全部変装用の衣装か?」

ちひろ「そうですよ。P君のは....はい!」

P「はいって...えっ?これ俺が着るんですか!?」

ちひろ「そうよ?時間が惜しいから早く着てください。メイクもしなきゃいけないんだし」
   
ちひろ「青木さんも同じ服着てもらいますからね?」

ベテトレ「なんだと!?こんなヒラッヒラのをか!?」
省6
36: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:14 ID:H0VH1/Ch0(32/47) AAS
==========891プロ===========

891P「えーっと...確か売り込みに来たアイドルとプロデューサーが待ってるって...あれか」

891P「初めまして、わたくし当事務所でプロデューサーを務めています、891Pと申します。名刺どうぞ」

ちひろ(男装)「これはこれはご丁寧にどうも!」

ベテトレ(アイドル衣装)(.....ん?)
省4
37: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:15 ID:H0VH1/Ch0(33/47) AAS
891P「ところで、貴方は010事務所を担当ごとクビになったと伺ったのですが...」

ちひろ「そうなんです...なぜか私達が不正をしたとかで...ホントは何もしてないのに!」
   
ちひろ「でも、そんな理不尽に夢を断たれたら諦めきれないじゃないですか!彼女達は本当に素晴らしい才能を持っているのに!...だから、3人そろって別の事務所で今度こそアイドルになりたいんです!」

P(いやどっちもアイドルじゃねえよ、片方中身男だよ....)

891P「それは...心中お察しします。立ち話もなんですねので、あちらへと...」

ちひろ「分かりました。二人とも、行くわよ!」
省2
38: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:17 ID:H0VH1/Ch0(34/47) AAS
〜〜〜同時刻、某所〜〜〜

JK「...って事があったんです」

早苗「成程ね....貴重な情報をありがとう」

JK「いえ...それよりも婦警さんって、美嘉と知り合いなんですよね?」

早苗「そうだけど...それが?」
省8
39: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:18 ID:H0VH1/Ch0(35/47) AAS
やっぱり、あの自殺には裏があった

早苗(061プロと891プロは裏で繋がっていた...いや、もしかしたら061だけじゃない、もっと多くの事務所が...)
  
早苗(そして、そうやって集めた莫大な資金で、061社長の自殺を詳しく調べられない様に圧力をかけた....いや、こうなってくるとそもそも本当に自殺だったのかすら怪しいわね)
  
早苗(....まあ、なんにせよ)

カギを握っているのは屋久井社長...か
40: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:19 ID:H0VH1/Ch0(36/47) AAS
891P「いやー素晴らしいですよ彼女たち!是非契約交渉を...」

ちひろ「すいません、有り難いお話なのですが私達これからどうしても外せない用事がありまして...また後日お話しを伺えますか?」

891P「そうですか...では都合が良いときに私までご連絡ください」

ちひろ「ありがとうございます....帰るわよ二人とも!」

P『はい......いやーなんとかデビューできそうですね...ヨカッタヨカッタ』
省5
41: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:21 ID:H0VH1/Ch0(37/47) AAS
====811プロ、事務室====

P「よし、全員集まったな......」

フレデリカ「プロデューサーさんとトレーナーさん、なんだが凄くお疲れみたいだねー?」

ちひろ「囮として頑張ってもらったから二人ともお疲れなのよ。そっとしておいてあげて」

周子「囮って......何したん?」
省14
42: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:22 ID:H0VH1/Ch0(38/47) AAS
美嘉「そんな....061の社長が...?」

061プロの社長.....あの男が、自殺していた...!?

志希「プロデューサーは知ってたの?」

P「ああ、だがお前らに余計なショックを与えると思って当時は言わなかった。んでそのまま昨日まで忘れてた」

周子「ええ...確かに聞いたらショックだったろうけどさ」
省2
43: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:23 ID:H0VH1/Ch0(39/47) AAS
早苗「ただ、もしかしたら自殺というのは間違いかもしれない」

奏「どういう事?」

早苗「061プロはね、891プロとある契約を結んでいたのよ。毎月061プロへ資金やコネの支援を行う代わりに、061プロから二つの報酬を受け取るという契約を」

早苗「一つは、061プロの売り上げの3割。これがあるから061プロのアイドルのギャラは大分カットされていたらしいわ」

美嘉「だから061プロの時、あんだけ働かなきゃ家族を養いきれるの収入にならなかったんだ」
省3
44: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:24 ID:H0VH1/Ch0(40/47) AAS
『!?』

早苗「061プロは支援を受ける代わりに、売れないアイドルに枕営業をさせていたの。891プロが色んなとこにコネを作るためのね」
  
早苗「実際に枕営業をさせられた子から聞いた、確かな情報よ」

美嘉「そんな...じゃあもしかしたらあたしも!」

早苗「もしあそこまで売れてなかったら....あまり考えたくないわね」

....もしかして、あの時のセリフ
省2
45: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:26 ID:H0VH1/Ch0(41/47) AAS
P「待てよ、自殺じゃないかもしれないって、もしかして...061の社長は、その秘密を暴露しようとしたから、口封じで消されたって事か!?」

早苗「ここまでくると、それも有り得なく無いわね。あの自殺の捜査は上から妙な圧力がかかったり、遺書だけで自殺と断定されたり...兎に角不自然な事は多かった」

美嘉「そんな....そんな事って...」

早苗「......あと、その子から美嘉ちゃんに伝言を預かってるわ」

早苗「『061プロの時は酷い事言ってゴメン』、それと、『今は美嘉がアイドル頑張ってる姿見て毎日元気貰ってる』って」
省7
46: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:28 ID:H0VH1/Ch0(42/47) AAS
ちひろ「次は私達ね。二人頑張ってくれたおかげで、無事帳簿のデータは入手できたわ。それで帳簿の中身なんだけど....ちょっとそこのPC借りるわね」

周子「どうぞどうぞー、パスワードは............だよ」

ちひろ「ありがとう。じゃあこれにUSBを刺して...」

周子「.......うわ、ファイルいっぱいある!」

ちひろ「891プロはかなり昔の分まで帳簿を残すからね。でも一番重要なのは....これよ」
省5
47: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:29 ID:H0VH1/Ch0(43/47) AAS
奏「061プロ、666プロ、4989プロ...芸能事務所の名前が何十個も....」

P「芸能事務所だけじゃねぇ、養成所やテレビ局の名前まである...まさかこれって!?」

早苗「891プロと契約していた事務所との、資金のやり取り...!?」
48: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:30 ID:H0VH1/Ch0(44/47) AAS
ちひろ「私も見た時はまさかと思ったけど、早苗ちゃんが持ってきた情報を聞いて確信したわ」
  
ちひろ「061プロだけじゃない、891プロはいくつもの芸能関係の会社とと契約を交わしていた。支援をする代わりに、その見返りとして売り上げとアイドルを差し出させたり、テレビ局には仕事を斡旋してもらったり....」

P「でも、ここに書いてある事務所は891プロの子会社じゃない!全部独立した事務所のはずだぞ!?」 

志希「だからこそ、気づかれなかったんじゃないかな?表向きは独立した芸能事務所だから、891プロとのつながりを疑われることはなかった」

P「な、成程......」

ちひろ「大事なとこはまだあるわ。この061プロとのやり取りのとこ、本来毎月この日に891プロから支援金が送られてるんだけど...」
省4
49: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:35 ID:H0VH1/Ch0(45/47) AAS
ちひろ「それに...倒産するまでは『あの子』のいた事務所とも同じ契約をしていたみたいね」

ベテトレ「やはり、あの男は知っていたんだな...あの子の枕営業について」

美嘉「あの男って?」

ベテトレ「今日891プロのプロデューサーに会ったんだが、その男は前にあの子のプロデューサーをやっていた男なんだ」

早苗「ちょっと待って、担当が枕営業したって騒がれたのに、またプロデューサーとして再就職できたの?しかも、891プロなんて大きな事務所に?」
省7
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