小室千奈美のコミュ (28レス)
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1: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/10(日)23:53 ID:7MgvVA0M0(1/6) AAS
モバマスSSです
9: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:01 ID:6DnwrFfa0(3/21) AAS
モバP「さて。どう思います?」
千奈美「っ」ギクッ
千奈美「振り向きもせず……流石ね」
モバP「気配には敏いんです」
千奈美(それはどうかしら)
省23
10: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:02 ID:6DnwrFfa0(4/21) AAS
カシャ…ジー…カシャ…カシャ…
千奈美「……っ」スッ
カメラマン「うーん」
カチャカチャ…カシャ…ジー…カシャ…
千奈美「……っ」スッ
省14
11: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:03 ID:6DnwrFfa0(5/21) AAS
スタスタ…
千奈美(あれ以来あの人は現れなくなった)
千奈美(けど……引っかかる)
千奈美(決心は出来ましたか……?)
千奈美(私はアイドルとモデルで迷っていたワケじゃない)
省13
12: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:03 ID:6DnwrFfa0(6/21) AAS
少女「そんな小さい頃からですか?」
千奈美「この業界ならそう珍しくもないわよ」
千奈美(……仕事以外で初対面の相手にする話じゃないわよね、これ)
千奈美(それとも話をさせられているのか……)
少女「私の弟妹が今そのくらいなんですっ」
省8
13: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:04 ID:6DnwrFfa0(7/21) AAS
少女「……なーんて」
少女「こんなこと言ってると友達にからかわれるんですけどね」
少女「ママみたいだー……って……」オズオズ
千奈美(……)
千奈美「ごめんなさい、私もそう思う」クスクス
省9
14: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:04 ID:6DnwrFfa0(8/21) AAS
千奈美(たった今、確信した)
千奈美(この娘こそアイドルなんだと)
少女「?」ニコニコ
千奈美(私は……)
千奈美(協調こそしても同調はしない)
省18
15: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:05 ID:6DnwrFfa0(9/21) AAS
千奈美「あ」
モバP「おっと」
モバP「……君も順番待ちですか?」
千奈美「え、えぇ……ここのデザイナーさんには初めてお会いするけど」
モバP「……」
省16
16: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:06 ID:6DnwrFfa0(10/21) AAS
モバP「知人もあそこの常連なんですよ」
モバP「殊に君は目立つ。若く、そして才能がある」
モバP「天性の……アイドルの素質が」ジッ
千奈美「……」
千奈美「諦めて、と言った筈よ」
省18
17: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:06 ID:6DnwrFfa0(11/21) AAS
千奈美「え……?」
モバP「その歳ならば不満を発散する術くらい心得ている筈です」
モバP「モデルなら尚更気を使うでしょう。その一つがダーツだった」
モバP「何故、辞めたんです?」
千奈美「……どうだっていいでしょう」イラッ
省12
18: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:07 ID:6DnwrFfa0(12/21) AAS
バンッ
千奈美「いい加減にして……っ」
モバP「……」
千奈美(言うつもりはなかったのに)
千奈美「私のどこにそんな素質があるって言うの?」
省11
19: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:07 ID:6DnwrFfa0(13/21) AAS
モバP「意志を貫く力です。つまるところ誰でもなれる」
モバP「何を守りたいのか、は案外自分で気付けないものですけどね」
千奈美「……。顔は?」
モバP「生き方は顔に現れるものです」
モバP「個性も、特技も、経歴も同じこと……」
省8
20: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:08 ID:6DnwrFfa0(14/21) AAS
千奈美(どうして私を……どうしたら……)
千奈美(私は……!)ドクン…
モバP「……ああ、そうですか」
モバP「なら……今日は一日」
『「仕事を楽しんできて下さい」』<-select
省7
21: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:08 ID:6DnwrFfa0(15/21) AAS
カシャ…カシャ…カシャ…
千奈美「こう?」スッ
カメラマン「そう、それ」カシャ!
カメラマン「調子イイね、最高だよ」
カシャ…カチリ…カシャ…
省10
22: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:09 ID:6DnwrFfa0(16/21) AAS
カメラマン「っと、ちょっと待ってねー」
千奈美「はーい」
千奈美(……染められたい……?)
カメラマン「あー、はい……分かりました」
カメラマン「ごめんね千奈美ちゃん、次の子が来てて」
省9
23: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:09 ID:6DnwrFfa0(17/21) AAS
メイク「どぉしたの、調子良さそうじゃなぁい」スッスッ
千奈美「……えぇ、お陰様で」
メイク「そう嫌な顔しないでよぉ」アハハ
メイク「何か秘訣あるのぉ? 実家帰ったとかぁ?」
千奈美(実家……あの成金の顔も何だか懐かしいわね)フッ
省11
24: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:10 ID:6DnwrFfa0(18/21) AAS
千奈美(私が……変わりたがっている……?)
千奈美(他人に任せてキレイに……傷付かず……?)
千奈美「……」
千奈美(この頃仕事を楽しめているのはどうして?)
千奈美(それは……)
省9
25: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:11 ID:6DnwrFfa0(19/21) AAS
・・・
26: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:11 ID:6DnwrFfa0(20/21) AAS
アシ「ここが彼女とそのプロデューサーのいる部署です」
千奈美「ありがとう。……よくあんな少ない情報で咄嗟に割り出せたわね」
アシ「これくらいなら嗜みですよ♪」ニッコリ
千奈美(この蛍光緑には逆らわない方が良さそうね)ヒクリ
アシ「では、私は先を急ぎますので」
省11
27: ◆iv1d32We2. [sage saga] 2019/03/11(月)00:12 ID:6DnwrFfa0(21/21) AAS
少女「え……えぇっ?! あっ、あのっ!」ユサユサ
モバP「ん? 響子、どうかしたか?」
少女「プロデューサーさんっ、あの人……!」
モバP「おー、ちひろさん、か……?!」ガタッ
モバP「こほん。そのー、あー……君、どうかしましたか?」
省12
28: 2019/03/11(月)09:59 ID:JENuYK+V0(1) AAS
ぁっ……
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