田中摩美々「プロデューサー、これ、誰ですかぁ?」 (48レス)
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16: [saga] 2019/02/11(月)08:00 ID:325jLixL0(16/41) AAS
「Pさん!」
摩美々「!」
P「あれ、千雪さん」
千雪「あれ、じゃないですよ。驚きました。休憩時間だったんですけど、Pさんが来たって先輩が教えてくれて――」
省2
17: [saga] 2019/02/11(月)08:01 ID:325jLixL0(17/41) AAS
摩美々「…………」
千雪「…………」
P「あ、そうだったんですね。はは、すっかり顔覚えられちゃったみたいで恥ずかしいです」
千雪「……そう、ですね。Pさんは『ずっと』このお店に来てもらっていますから」
省8
18: [saga] 2019/02/11(月)08:02 ID:325jLixL0(18/41) AAS
千雪「いつも、テレビで見ています。よろしくね、摩美々ちゃん」
摩美々「私も、『最近』話を聞いてますよー。よろしくお願いしますー」
P「お、おお?」
19: [saga] 2019/02/11(月)08:03 ID:325jLixL0(19/41) AAS
摩美々「……プロデューサー、帰りましょー」
P「え、なんで?」
摩美々「なんでって、挨拶できたじゃないですかー?」
P「え、だってお前雑貨に」
省4
20: [saga] 2019/02/11(月)08:04 ID:325jLixL0(20/41) AAS
――――――――
摩美々(おかしい……)
摩美々(そんなつもりじゃなかった。あんな……険悪な感じじゃなくて、普通に一目見てみたかっただけなのに)
摩美々(……あれ。なんで、見てみたかったんだろ。プロデューサーの恋人って、私からしたら他人なのに)
摩美々(プロデューサーの……恋人……)
省1
21: [saga] 2019/02/11(月)08:05 ID:325jLixL0(21/41) AAS
――――――――
P(ここ一か月くらい、摩美々の様子がどこかおかしい)
P(ボーっとしているのをよく見るようになった。イタズラも、心なしかキレがない気がする)
P(何かあったのか聞いても「なんでもないですよー」の一点張りだ。何もないわけがないのは、短くない付き合いだからわかる)
P(千雪……の様子も、ちょっとおかしい気がする)
省3
22: [saga] 2019/02/11(月)08:06 ID:325jLixL0(22/41) AAS
摩美々「……」ジー
P「……摩美々、俺の顔になんかついてる?」
摩美々「……別にぃ、ついてませんけどー」
P「そ、そっか……」
省9
23: [saga] 2019/02/11(月)08:06 ID:325jLixL0(23/41) AAS
P「な、なんだよその目は」
摩美々「まみみ、明日はレッスンが入ってるんですケド」
P「あー……その点に関しては、本当に申し訳ない! で、でもさ! 摩美々は摩美々で別の日にオフ入ってるだろ?」
摩美々「それは、そうなんですけどぉ……」
P「だ、だから勘弁してくれ! な! お土産も買ってくるからさ」
省6
24: [saga] 2019/02/11(月)08:07 ID:325jLixL0(24/41) AAS
――――――――
キュッ キュッ
摩美々「…………」
はづき「はい、そこでターンしてくださいね」
摩美々「はぁい」
25: [saga] 2019/02/11(月)08:08 ID:325jLixL0(25/41) AAS
キュッ キュッ
摩美々「…………」
『明日やっと休みになったからさ、久しぶりにデート行く約束してて』
キュッ キュッ
省13
26: [saga] 2019/02/11(月)08:09 ID:325jLixL0(26/41) AAS
はづき「――――はい、これで応急処置は完了です」
摩美々「……ありがとうございます」
はづき「いえいえ。ただのねん挫みたいでよかったです。でも、念のためちゃんと病院に行くようにしてくださいね。……あ、ご両親には?」
摩美々「……まだ、連絡はしていません」
はづき「そうですか。私は用事があって少しだけ席を外しますけど、もしその間にご両親が来れないみたいだったら、私が病院に送りますから」
省4
27: [saga] 2019/02/11(月)08:10 ID:325jLixL0(27/41) AAS
摩美々「…………はぁ」
摩美々(何してるんだろう……)
摩美々「……電話は、仕事中だから出ないよねー」
摩美々(……プロデューサーは、今頃……)
省5
28: [saga] 2019/02/11(月)08:11 ID:325jLixL0(28/41) AAS
ガチャッ バンッ!
P「摩美々!」
摩美々「…………え?」
P「大丈夫か! って、おいおい、涙まで流して……」
省6
29: [saga] 2019/02/11(月)08:12 ID:325jLixL0(29/41) AAS
摩美々「……あ」
P「どうしよ……肩貸すけど、おんぶの方がいいか?」
摩美々「……ああ」
摩美々(わかった…………私、好きなんだ)
P「お、おい? 摩美々?」
省2
30: [saga] 2019/02/11(月)08:12 ID:325jLixL0(30/41) AAS
P「泣きながら笑うなよ……もしかして、頭も打ったのか?」
摩美々「いえ、打ってませんよー。……おんぶで、お願いしますー」
P「なら、いいけど……ほら、つかまれ。よっ……と」
摩美々「……」ギュッ
P「お前、軽いなあ。ちゃんと食べてるのか?」
省9
31: [saga] 2019/02/11(月)08:13 ID:325jLixL0(31/41) AAS
千雪「………………………………………………………………」
32: [saga] 2019/02/11(月)08:14 ID:325jLixL0(32/41) AAS
――――――――
摩美々「……え」
P「……」
摩美々「それ、本当ですかぁ?」
P「嘘ついても仕方ないだろ」
省4
33: [saga] 2019/02/11(月)08:16 ID:325jLixL0(33/41) AAS
摩美々「そう、ですか……」
P「……ああもう、暗い顔するんじゃない! 社会人の男女が付き合えばいずれにせよ別れるか結婚するかするんだから! それより! お前、俺の鞄に下着入れただろ!」
摩美々「……ふふー、そうですよねー。それより、なんでそれが摩美々のだってわかるんですかー?」
P「切り替えが早すぎるだろ……ちょっとは気にしろよ」
摩美々「まーまー、いいじゃないですかー」
省7
34: [saga] 2019/02/11(月)08:17 ID:325jLixL0(34/41) AAS
千雪「ふふ。楽しそうですね、Pさん……」
摩美々「……えっ」バッ
P「……ち、ゆき……なんで……」
千雪「お久しぶりです。『プロデューサーさん』」
省2
35: [saga] 2019/02/11(月)08:17 ID:325jLixL0(35/41) AAS
千雪「私も、アイドルになることを決めたんですよ」
P「ちょっ、こっちに来てください!」グイッ
千雪「……」チラッ
摩美々「……」
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