田中摩美々「プロデューサー、これ、誰ですかぁ?」 (48レス)
1-

1: [saga] 2019/02/11(月)07:43 ID:325jLixL0(1/41) AAS
独自設定があります。
2: [saga] 2019/02/11(月)07:45 ID:325jLixL0(2/41) AAS
ガチャ

摩美々「お疲れ様でーす」

シャニP(以下P)「…………」

摩美々(あれ、気づいてないみたい……)
省3
3: [saga] 2019/02/11(月)07:46 ID:325jLixL0(3/41) AAS
摩美々「…………あれ」

P「えっ、おわっ! ……なんだ、摩美々か。驚かせるなよ」

摩美々「一応、挨拶はしたんですケド」

P「あっ、そうだったかすまん。お疲れ様」
省8
4: [saga] 2019/02/11(月)07:47 ID:325jLixL0(4/41) AAS
摩美々「……カノジョ……」

P「そうなんだよ! ここ数年寂しかったけど、ついに俺にも彼女が出来たんだ!」

摩美々「……そう、ですかぁ」

P「……な、なんか微妙な反応だな」

摩美々「別にー、そんなことないですよー。写真、見せてもらってもいいですかぁ?」
省8
5: [saga] 2019/02/11(月)07:48 ID:325jLixL0(5/41) AAS
摩美々「……そこまで、聞いてないですケド。……いつ、出会ったんですかー?」

P「ええと……そうだな、たしか……摩美々をスカウトしてすぐのことだったから、ええと……九か月くらい前だったかな」

摩美々「……」

P「それがさ、結構ドラマチックな感じだったんだよ。営業行くときにボタンが外れかかってたみたいで、それを見かねた彼女から声かけられてさ。初対面なのに直してもらっちゃったんだよね。それで、そこから――」

摩美々「……まみみ、もう帰りますねー」
省4
6: [saga] 2019/02/11(月)07:48 ID:325jLixL0(6/41) AAS
摩美々「彼女……プロデューサーに……」

摩美々(なんでだろう……すごく、モヤモヤする……)
7: [saga] 2019/02/11(月)07:50 ID:325jLixL0(7/41) AAS
――――――――

P「時間は……よし、セーフだな。あとは場所が間違ってなければいいんだけど……」

P「……あっ」

「Pさーん!」タッタッタ

P「こ、こんばんは!」
省4
8: [saga] 2019/02/11(月)07:51 ID:325jLixL0(8/41) AAS
千雪「もう、千雪でいいって言ってるじゃないですか」

P「はは……お恥ずかしながら、まだ緊張しちゃってて」

千雪「そうなんですね。でも、早く慣れてくださいね」

P「はい……今日も、お仕事ですか?」

千雪「ええ」
省7
9: [saga] 2019/02/11(月)07:53 ID:325jLixL0(9/41) AAS
P「そういえば……」

千雪「どうしました?」

P「いえ、大したことじゃないんですけど。えと、交際をしてること摩美々にバレちゃいました」

千雪「バレた?」

P「ああ、いえ! 別にやましく感じてたとかそんなことはないんですけど、ちょっと気恥ずかしくてですね、摩美々には言ってなかったんですよ」
省4
10: [saga] 2019/02/11(月)07:54 ID:325jLixL0(10/41) AAS
千雪「……摩美々ちゃんは、誰かとお付き合いしたりしてないんでしょうか?」

P「摩美々が、ですか? 多分、ないと思いますけど……」

千雪「……」

P「まあ、摩美々も年ごろですし、俺に隠れて……なんてこともありえなくはないですけど」

千雪「……そうですか」
省8
11: [saga] 2019/02/11(月)07:55 ID:325jLixL0(11/41) AAS
千雪(きっと……違う)

千雪(Pさんがする摩美々ちゃんの話を聞くと……摩美々ちゃんは……)

P「……千雪さん?」

千雪「あ……すみません。ちょっと考え事をしていて」
省5
12: [saga] 2019/02/11(月)07:55 ID:325jLixL0(12/41) AAS
――――――――

摩美々(プロデューサー……)

摩美々(私、どうしちゃんたんだろ。……最近ずっと、プロデューサーのことばっかり考えてる)

「――み。おい、摩美々!」

摩美々「……あ」
省1
13: [saga] 2019/02/11(月)07:57 ID:325jLixL0(13/41) AAS
摩美々「あ……ありがとうございますー」

P「まあ、収録長かったからな。でも、体調悪かったらすぐに言うんだぞ?」

摩美々「大丈夫ですよー」

P「うん、ならいいんだ。今日はこれで終わりだから、駅まで送ってくよ」

摩美々「わかりましたー。……あの、プロデューサー」
省5
14: [saga] 2019/02/11(月)07:58 ID:325jLixL0(14/41) AAS
摩美々「確か、その彼女さんの雑貨屋さんとここってー、結構近いところにありますよねー」

P「……まさか」

摩美々「摩美々、ちょっと雑貨に興味が出てきたっていうかー。……まだ、時間に余裕ありますよねー?」

P「えぇ……」

摩美々「ダメ、ですかー?」
省6
15: [saga] 2019/02/11(月)07:59 ID:325jLixL0(15/41) AAS
カランカラン

摩美々「ふーん、可愛い小物が沢山ありますねー」

P「そりゃ、千雪さんが働いてるような雑貨屋だしな」

摩美々「ふふー……プロデューサー、こんなところに通ってたんですかー?」
省7
16: [saga] 2019/02/11(月)08:00 ID:325jLixL0(16/41) AAS
「Pさん!」

摩美々「!」

P「あれ、千雪さん」

千雪「あれ、じゃないですよ。驚きました。休憩時間だったんですけど、Pさんが来たって先輩が教えてくれて――」
省2
17: [saga] 2019/02/11(月)08:01 ID:325jLixL0(17/41) AAS
摩美々「…………」

千雪「…………」

P「あ、そうだったんですね。はは、すっかり顔覚えられちゃったみたいで恥ずかしいです」

千雪「……そう、ですね。Pさんは『ずっと』このお店に来てもらっていますから」
省8
18: [saga] 2019/02/11(月)08:02 ID:325jLixL0(18/41) AAS
千雪「いつも、テレビで見ています。よろしくね、摩美々ちゃん」

摩美々「私も、『最近』話を聞いてますよー。よろしくお願いしますー」

P「お、おお?」
19: [saga] 2019/02/11(月)08:03 ID:325jLixL0(19/41) AAS
摩美々「……プロデューサー、帰りましょー」

P「え、なんで?」

摩美々「なんでって、挨拶できたじゃないですかー?」

P「え、だってお前雑貨に」
省4
20: [saga] 2019/02/11(月)08:04 ID:325jLixL0(20/41) AAS
――――――――

摩美々(おかしい……)

摩美々(そんなつもりじゃなかった。あんな……険悪な感じじゃなくて、普通に一目見てみたかっただけなのに)

摩美々(……あれ。なんで、見てみたかったんだろ。プロデューサーの恋人って、私からしたら他人なのに)

摩美々(プロデューサーの……恋人……)
省1
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