【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その5 (1002レス)
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273: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:15 ID:fipKhSuM0(1/27) AAS
こんばんはー
大遅刻もいいところですが、とりあえずロウルとアーシャの一線越え部分だけ投下です
色々とシチュエーションを頂きましたが、申し訳ないことに自分の書きやすさ、イメージから一部改変しています。本当に申し訳ないです……
274: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:16 ID:fipKhSuM0(2/27) AAS
――

「ふぅー……」

いきなり溜息をついてしまうのは、失礼だとは思う。
それでも皇子は、顔を覆って息を吐き出さずにはいられなかった。

自分を慕ってくれる従者。そして国を捨ててまで着いてきてくれる聖女。
それに加えて信頼する学友に、気の置けない副官までもが自分を好いてくれているというのだ。
己の身の丈に合わない、なんという幸福なことか。

「全く、この世界は物好きが多いらしい……」
省28
275: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:17 ID:fipKhSuM0(3/27) AAS
「まさか、ロウルまでもとはな……」

「や、やっぱりご迷惑でしたか……?」

「まあ驚きはしたが、迷惑なわけないだろう。お前の遠慮のない言葉とその明るさに、俺は何度救われてきたか……」

「あれ、そうなんですか? いやー、流石は私ですねぇ。無自覚のうちにアベルさんを助けてしまうとは……」

「お前とはおそらく、今後何があってもこんな関係が続くだろうが……俺はそれが好きだ」
省30
276: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:18 ID:fipKhSuM0(4/27) AAS
アベルも抵抗しようと思えば抵抗はできる。
比較的長身とはいえ細身の二人だ。重さも然程なく、二人を同時にはねのけることも不可能ではない。
しかしこの状況――特に淑やかなアーシャが、紅潮しながら自分の上に覆いかぶさってくるという光景。
普段経験することがない状況が、動きを鈍らせる。

「ふわっ、これがアベルさんの……」

その間にロウルは夜着に手をかけ、アベルの上半身を空気に晒していく。
無数の傷が刻まれた、引き締まった雄の裸体。
まじまじとこれほどの至近距離で見たことのなかった彼女は、思わず喉を鳴らしてしまう。

「はふ……この、匂い……」

そしてそのまま、胸板に頬擦りをしながら匂いを思い切り堪能する。
省28
277: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:19 ID:fipKhSuM0(5/27) AAS
手を出す覚悟を決めた以上、二人には満足してもらいたい。
そして何より、アベルは己の欲深さを改めて理解する。
大切なものは、暮らしは、自分の傍から手放したくない。

(俺は……)

他の帝国の人間と同じ。欲深い、独占欲の強い男。
今の帝国が嫌いだからこそ、それをひっくり返そうという欲……野心も抱いた。
そして野心のために、誰よりも強者である必要性も生まれてきた。
はからずも、帝国の皇子らしい生き方になっている。
それでも弁明をするならば――奪うためではなく、奪われないための強さを求めているといったところだろうか。

(彼女達を――手放したくない)
省30
278: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:20 ID:fipKhSuM0(6/27) AAS
「ああ、そうだロウル。折角だしお前にも†聖暗黒騎士†などと俺を弄ってくれることのお返しをしないとな」

「ひぃっ!?」

「ははは、さっきまでの自信はどうしたんだ? 安心しろ、俺が満足するまでお返しは止めないからな……」

嗜虐的な笑みを自分にも向けられた瞬間、ロウルは短い悲鳴と共に僅かに後ずさる。
一瞬の攻守逆転。目の前でアーシャがあんな目に遭ってしまえば、次は自分だとわかる。
それも普段から生意気な態度をとってきたのだ。先程以上の激しさで『お返し』をされてしまうのかもしれない。
動物的直感が、この雄には勝てないのだと。自分は捕食される側なのだと警鐘を鳴らす。

「あ、やぁ……」
省19
279: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:21 ID:fipKhSuM0(7/27) AAS
どういう意味かと問い返す前に、既にアベルは動いていた。
背に回した手を滑らせ、腰付近へ。
そこからさらに下に向かえば、丸みのある臀部へと辿りつく。

「あ、ちょ、アベルさ、あっ!?」

軽く二度三度、滑らかなその柔肉が揉まれるがこちらは本命ではない。
そこから少し上。割れ目の上あたりにロウルの尻尾の生え際はあった。
普段からこの尻尾が出しやすいようにと、露出が多い軽装の彼女ではあったが……
改めてその尻尾の所在を確認するのはアベルも初めてのことだ。

「ふむ、見た目よりもだいぶ柔らかいんだな」

「あっ、あっ、あっ!?」
省24
280: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:22 ID:fipKhSuM0(8/27) AAS
「ロウル。今ならまだ引き返せる……いや、耳と尻尾だけでお前を満足させてやれるだろう」

「……もう、どれだけへたれなんですかアベルさん? わ、私に挿れるのが怖いんですかー?」

「強がるな。わかっているよ、お前がまだこういったことに不安を持っていることぐらい」

「うぅ……」

「……それでも、俺を想ってくれるのは嬉しいよ。だからロウル……どうして欲しいのか、言ってくれないか?」
省26
281: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:23 ID:fipKhSuM0(9/27) AAS
「アベルさ、ん……」

自ら、知らず知らずにゆっくりと両脚を広げる。
自分が今何をしているのかも理解しきっていないのだろう。
それでも、匂いを嗅ぐこと以上の幸せがこの先にあると、身体が訴える。

「ロウル……」

そそり立つそれを目の当たりにし、ロウルの顔はさらに朱に染まる。
だがもはや抑えることなどできない。全身が、アベルを欲しがってしまっている。
省38
282: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:24 ID:fipKhSuM0(10/27) AAS
「く……っ!?」

「んっ、ふぅ……っ! 出して、アベルさん……! このまま、っ……離れずに……!」

「っ! ああ、わかった。このままお前を……!」

腰をさらに深く落とし、奥の奥を突き上げる。
より密着し、細い身体を抱きすくめながら眼下の耳を甘く噛んでやれば、もう嬌声は止まることは無い。
全身で以って、愛を伝える。

「らめぇ! それ、癖になっちゃっ……! ふっ、くぁ……! アベルさ、もう、わたし……!」
省16
283: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:25 ID:fipKhSuM0(11/27) AAS
――

「ん、んんっ……」

しばらくしてから、ロウルからアベルの性器が引き抜かれた。
溢れ出た精液と未だ硬さを維持するそれを、改めてロウルは見つめる。
こんなものが本当に自分の中に入っていたのかという驚きは、やはり大きい。
どうやらまだ満足しきれていないらしいアベルのお世話をしたいところではあったが……

「あ、あれ……?」

「無茶をするなロウル。すぐには動けないだろう」
省34
284: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:26 ID:fipKhSuM0(12/27) AAS
「アーシャ――君はどうされたいんだ? ロウルは答えてくれたぞ?」

「わ、私は……」

「わ――私は、アベルのペットになりたいんですっ!!!」

「げほっ!?」

衝撃的な言葉が、アーシャの口から飛び出す。
ふにゃりとしていたロウルの耳は嫌でもそのとんでもない叫びを拾ってしまい、たちまちピンと張りつめる。
そして耐えきれずに、むせこみさえもしてしまう。
省16
285: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:27 ID:fipKhSuM0(13/27) AAS
だが。

(――まだ遅くは無い筈だ。今からでも、彼女を……)

アベルは仮面を被る。
彼女が自分の望む理知的な親友を演じていたのだとすれば。
自分も彼女が望む姿を演じてやろう。
――幸い、演じることは苦になりそうにないのだから。
理解できていないのであれば、今から理解すればいい。そしてこれからも。

「……どうして、ペットになりたいと?」

「幻滅しましたか……?」
省23
286: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:28 ID:fipKhSuM0(14/27) AAS
(アーシャは大切だ。大切だからこそ――望み通りに堕としてやろう)

「っ……」

ぎらりと、アベルの瞳に冷たく暗い光が宿った風に感じるアーシャ。
僅かばかりの恐怖は覚えるものの、彼女はアベルのこの瞳が好きであった。

「そうです、私は……己の保身のために家の指示に逆らいもしなかった、卑しい女なんです」

「あなたを騙して近づいて……そして……」
省25
287: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:29 ID:fipKhSuM0(15/27) AAS
「あ、あ、あああああっ!?」

夜の室内に、女性の艶やかな悲鳴が響き渡る。
美しい黒髪を振り乱し悶えるその女性の両手は吊るされ、逃げ場はない。
鎖で縛られ、扱いはまるで罪人の様だ。

「どうしたアーシャ。激しいのが好みなのだろう?」

「ま、待ってアベル……! こんな、こんなの想像もしてなっ、ひっ……!?」

「聞こえないな」
省29
288: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:30 ID:fipKhSuM0(16/27) AAS
「さて、そろそろこれは外そうか。君の肌に傷がつく真似はしたくないからな」

「あうっ……」

徐に拘束を解かれたアーシャは、寝台の上へと倒れ込む。
彼女から飛び散った液体は既にシーツにまで及んでいる。
それを実感したアーシャは羞恥の感情を覚えるが、それ以上に恥ずかしいものは眼前にあった。

「ア、アーシャさん……」

「あ……」
省18
289: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:32 ID:fipKhSuM0(17/27) AAS
自分の尻尾が一度左右に揺れたのがわかる。
お尻に妙なものを入れなくても、自分にはこの自前の尻尾があるのだ。

(私も、アベルさんのペット……いやいやいや、流石にこれは……)

一瞬だけよぎった感情を、即座に打ち払う。
どうにもローズの講習会だけではわからない程、世の中の愛とは多岐に渡るらしいが……

(私はやっぱりアベルさんと正面から抱きしめてもらって、匂いを堪能して、そして……耳と尻尾を、また撫でて欲しいですねぇ……)

つい先程のことを思い返しながら、ロウルは耳と尻尾をはためかせる。
自分とアーシャの時とでは、アベルの態度は全然違う。
しかしアーシャの言う通り、彼は確かに自分達を理解してくれているのだろう。
だからこそ自分には普通に接し、理解しきれないがペットになりたいらしいアーシャには激しい責めを。
省22
290: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:33 ID:fipKhSuM0(18/27) AAS
「ひ、んぅ、んんぁぁっ!」

腰を掴まれて、後ろから激しく突かれる度にアーシャは嬌声をあげる。
厳しい貴族の躾や家名など、知ったことではない。
あの日から、そんなものは捨てると誓った。
勉学も武術も作法も、全ては彼に見て貰うため。彼の隣に在り続けるため。
そしてこうして抱かれるのも、自分が抱いてしまった想いを満足させるため。
断じて家のためなどではない。

「アベル、アベル、これが、私です……! 偽りの無い、本当の私……!」

「ああっ……!」

「はっ、くぅ……! こんな、こんな私でも、まだ私を……」
省19
291: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)00:39 ID:fipKhSuM0(19/27) AAS
と、ここまでになります。アベルとロウルの★スキル判定その他はまた後日
その後はかなり間が空いてしまったので、こちらも再度イベント表を確認しながら本編に戻っていこうかと思います

募集をかけておきながら、『アーシャもロウルを押さえ込んでアベルが仕返し』等ができなかったことは本当に申し訳ありません
ただこれまでのアベルの行動、ロウルの望む純愛値などを加味した結果、あまりハードなものはできないかなと思った次第です
ご期待にそえなくて本当に申し訳ない

それではまた後日。うまく時間がとれれば、明日の23時ころには来れるかと思います
306: ◆gEU9La026k [saga] 2019/02/18(月)22:54 ID:fipKhSuM0(20/27) AAS
こんばんはー
改めて確認したら取る判定やイベントぎっちぎちで危機感を覚えます……
とりあえず処理できるものから順々にしっかりやっていこうと思います
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