イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (958レス)
イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/
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52: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/01/31(水) 03:37:02.11 ID:Ywmr4LgL0 …さらに一年後… エンリカ「それにしてもフランカが高校生ねぇ…正直、急にあなたが大きくなったような気がするわ」 提督(高校生の頃)「ふふっ、そんなおばあちゃんみたいなこと言って…せいぜい三つぐらいしか違わないんですよ?……ところで、宿題でもらって来たこの問題が分からなくて…教えてもらえますか?」 エンリカ「ええ、ちょっと待ってね……何これ、最近の子はこんな難しい問題をやってるの?」 提督(高)「いえ、学校の国語(イタリア語)の教科書はちょっと簡単なので……高三クラスの教科書です」 エンリカ「あー、進度によって授業ごとにクラス分けするアレか…ちょっと待ってね……」あごに手を当てて眉をひそめている… 提督(高)「…ねぇ、先生///」そっとふとももに手を置き、耳元でささやいた… エンリカ「ちょっと…あなたが「宿題が分からないので手伝って下さい」って電話してきたから来てあげたのよ?」 提督(高)「ふふっ…だってエンリカ先生に会いたくって///」 エンリカ「いいけど、宿題が終わらなくて困るのは誰?」 提督(高)「大丈夫です、分からないのはそれだけですから……あ、それともう一問だけ」 エンリカ「ほらやっぱり…なに、どの問題?」 提督(高)「その…先生にキスしてもらうにはどうしたらいいのか分からなくて……模範解答を教えてくれませんか///」 エンリカ「そんなの簡単よ、今みたいにおねだりすればいいわ…ん、んちゅ……ちゅるっ、ちゅぷっ…」 提督(高)「んふっ、んぅ……ちゅるっ…あ、んっんっ…んはぁ……ちゅぅっ…///」 エンリカ「ん…んくっ……んちゅ……んんぅ、舌が…入って……んふっ、んくぅぅ…///」 提督(高)「エンリカ先生……脱がしますね……んちゅ、ぴちゅっ♪」 エンリカ「普段からクラウディアさんみたいなきれいな人を見慣れてるあなたからしたら、私のがりがりの身体は面白くないんじゃ……あっ、んんぅ…ひゃうっ///」 提督(高)「先生の…ちゅっ……身体は、お母さまたちとはまた違うけれど…ちゅぅ…すらっとしてて……綺麗です…んちゅっ…♪」はだけさせたブラウスからのぞくエンリカの肌に顔を近づけ、鎖骨、胸元、脇腹…とキスしていく… エンリカ「んんぅ…フランカ、あなたこそしっとりして柔らか……ちゅぷっ…んぅっ///」提督のふとももに手を伸ばして下着をずり下げると、絵筆で出来たタコのある指でぎこちなくまさぐった… 提督(高)「んんぅ…エンリカ先生……手もひんやりしてて…んっ、んんっ♪」 エンリカ「…フランカこそ、温かくてとろっとしてる……んあぁぁっ///」 提督(高)「あ……先生はここが弱いんですね…んふふっ、すごい濡れちゃってます…よ♪」 エンリカ「そうなのっ…んぁぁっ、そこっ……んっ、あぁっ///」 提督(高)「それじゃあ…ふとももをのせて……こうして…」 エンリカ「あっあっあっ…それ、いいっ……あぁぁっ!」くちゅくちゅ…と水音を立てて、昼下がりの日差しが照らす床で重なり合う二人……と、急にドアがノックされた… クラウディアの声「フランチェスカ。エンリカ先生……飲み物を持って来たけど、入っていいかしら?」 エンリカ「…っ!?」 提督(高)「ちょっと待って、お母さま…今問題を解いているところなの♪」…くちゅっ、にちゅっ♪ クラウディア「そう、それならもう少し後にしましょうか?」 提督(高)「ううん、もうすぐ終わるから……そこで待っていてくれる?」 エンリカ「…ちょっとフランカ……んぐぅ!?」何かを言おうと開きかけた口に舌を絡められ、同時に濡れた秘部にほっそりした指を入れられた… 提督(高)「しーっ…ばれないようにがんばろう、先生っ?」 エンリカ「ん、くぅぅ…んんっ……んんぅぅっ///」奥歯を食いしばって身体をひくひくさせるエンリカ…ふとももをつたって蜜がとろりと垂れている…… 提督(高)「…んふふっ。もし「お母さまに見られちゃったら」と思ったらすごくどきどきして気持ち良かった……さ、早く服を直さないと♪」 クラウディア「フランカ、そろそろいいかしらぁ…?」 提督(高)「もうちょっと……はい、終わったわ♪」 クラウディア「それじゃあ入るわね…二人ともこんな暑い時間に勉強していたから冷たいものが欲しかったでしょう♪」 提督(高)「ええ。ありがとう、お母さま♪」 エンリカ「ふー、ふーっ…ありがとうございます……」 クラウディア「……フランカ」ふと床に目を留めると、グラスを渡すときにこっそり耳打ちした 提督(高)「…なぁに、お母さま?」 クラウディア「…エンリカ先生の下着、落ちてるわよ♪」すっかりお見通しのクラウディアは、ぱちりと小さなウィンクをしてみせた… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/52
167: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/04/13(金) 00:58:36.11 ID:CDPxR9Qn0 提督「…それで、基地祭で「マクベス」を?」 グレイ提督「ええ、何しろシェークスピアの名作ですから……カンピオーニ提督はどんな出し物にするおつもりですか?」 提督「そうですねぇ…きっと「ロメオとジュリエッタ」になると思います♪」 グレイ提督「あら、素敵ですわね。でしたら「…あれはナイチンゲールの声ですわ、ロミオ様」ですわね?」 提督「ええ、そうです…「ならば私は死をも恐れない…さぁ、残酷なる運命よ来たれ」と言うところですね♪」 エリザベス「ふふ、お二人ともお似合いでございます♪」 提督「もう、止めてよエリザベス…もし私がロメオでメアリがジュリエッタなら、さらってでも連れて行くわ♪」 グレイ提督「まぁ…お上手ですこと」 提督「ふふ、だって好きな女性といられないなんて……あ、そう言えば百合姫提督の所でも舞台劇をやろうとしたとか…」 グレイ提督「日本の百合野准将ですか…どんな劇だったのです?」 提督「何でもペローやグリムの童話にある「赤ずきん」だとか……百合姫提督が言ってました」 グレイ提督「あら…でも「やろうとした」と言うのは?」 提督「あー…それがなんでも色々あったそうで……」 ……… …一年前・横須賀… 百合姫提督(赤ずきん)「…それじゃあ「赤ずきんちゃん」の舞台練習を始めましょうか……いい歳をした提督が「この格好」って言うのは、ちょっと恥ずかしいけれどね…///」 大淀「まぁまぁ、せっかくの基地祭ですし…それに可愛いですよ♪」 龍田「よく似合っているわよぉ…♪」 百合姫提督「もう、みんなしてそういうことを言うんだから…///」 大淀「まぁまぁ…それでは、よーい……はじめ!」 長門(ナレーション)「あるところに、赤ずきんちゃんというとても可愛らしい女の子がおりました……」 間宮(赤ずきんのお母さん)「…それじゃあ赤ずきんちゃん、おばあさんの所にケーキとぶどう酒を届けて来てね。途中で寄り道してはいけませんよ?」 百合姫提督「はぁい、それじゃあ行ってきます♪」 長門(ナレーション)「ケーキとぶどう酒を入れたかごを持ち、おばあさんの所に向かう赤ずきんちゃんでしたが、森にさしかかると…そこには悪い狼がおりました」 足柄(悪い狼)「おや、赤ずきんちゃん…どこに行くの?」 百合姫提督「あら、狼さん。病気のおばあさんにケーキとぶどう酒を持って行ってあげるのよ?」 足柄「そう、それは感心ねぇ…ならついでに森でお花を摘んで行ったらどうかしら、綺麗なお花を持って行ったらおばあちゃんも喜ぶと思うわよ?」 百合姫提督「うーん、それもそうかしら……それじゃあ案内してもらえる?」 足柄「もちろん…さぁ、こっちよ♪」 長門「狼が悪者であることを知らない赤ずきんはすっかり騙されてしまいました……もちろん最初は数本の花を摘むだけのつもりだった赤ずきん。とはいえ、森には花が咲き乱れ、ついついあちらこちらと目移りしてしまいます……その間に足の速い狼はおばあさんの家に向かいました……」 宗谷(おばあさん)「うー…暑い……こほこほ…っ」 足柄「おばあさん、こんにちは…」 宗谷「うーん…外にいるのは誰ですか?」 足柄「私、赤ずきんよ…ケーキとぶどう酒を持ってきてあげたわ……♪」 宗谷「あぁ、ありがとね……ドアは開いているからノブを回して入っていらっしゃい」 長門「…狼はドアを開けると、病気でふせっているおばあさんを丸飲みにしてしまいました。そしておばあさんの衣服を剥ぐとそれをまとい、ベッドにもぐりこんでおばあさんのふりをして、赤ずきんを待ち受けます……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/167
243: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/05/23(水) 01:47:36.11 ID:9OpwdMO+0 …一方・中型潜「スクアロ」級の部屋… デルフィーノ「あー、びっくりしたぁ……まさか提督の携帯電話だなんて…///」滑らかに磨き上げられひんやりした石造りの廊下を困ったような表情を浮かべながら、裸足でぺたぺたと歩いているデルフィーノ… デルフィーノ「…ただいま、お姉ちゃぁん…って、誰もいない……いい天気だし、お姉ちゃんたちもお庭かなぁ……?」 …窓を開け放っていて、爽やかな海風が入ってくるスクアロたちの部屋……共有部分になっている「談話室」の壁には、展示箱のような入れ物に収まっている「スクアロ」(サメ)の歯の化石にヒレの置物、読み終わった自然科学の雑誌から切り抜いた「デルフィーノ」(イルカ)の跳ねている写真、ナルヴァーロ(イッカク)が日頃つけている一角獣のような銀の「角付きサークレット」、トリケーコ(セイウチ)の牙の置物が飾ってあり、それぞれの上には提督が絵ハガキのセット「イタリア王国海軍・艦艇写真集」から分けてくれた、各艦の進水式の白黒写真がブロマイドのようにして額に収めてある… デルフィーノ「…提督は分かってて言わないでいてくれたみたいだけど……誰かに知られたらと思うと恥ずかしいです…ぅ…んんぅ///」…ぴちっと身体に張りついたゴムのような水着のスリップ(肩ひも)を外そうと、身体をよじったり引っぱってみたりするデルフィーノ……ようやく片方の肩からスリップが外れると、胸元から手を入れて股に手を伸ばす… デルフィーノ「……さすがに遠泳するときは止めた方がいいかも知れないです……イきすぎて脚がつりそうにになっちゃいましたもの……んっ///」秘所に入れていたバイブレーターを引き抜こうとすると「ぬちゅ…っ」と、打ち上げられた海藻のような粘っこい水音を立てた… デルフィーノ「も…もうちょっとだけ……お昼までまだ時間はありますし…ぃ……んくっ、んんぅ///」抜きかけたところでもう一度スイッチを入れ、「じゅぶ…っ」と奥まで入れなおす……と、視線の先に姉妹でカードやお茶を楽しむ小さなカフェテーブルが入って来た… デルフィーノ「はぁ、はぁ……今だけ…お姉ちゃんたちが帰って来る前には終わらせますし…ぃ……んぁぁ///」普段は賢く、その上くりっとした瞳の愛らしいデルフィーノが、バイブのスイッチを入れたままテーブルの角に秘所を押し付け、トロけた表情で天井を向いている…… デルフィーノ「はひぃ、はへぇ…恥ずかしかったですけれど…ぉ……やっぱりマルチェロさんたちに買ってきてもらって正解でした…ぁ……ん、くぅっ///」 …夏季休暇の前、デルフィーノは中世ヴェネツィアの提督としてヴェネツィアの表から裏まで知り尽くし、酸いも甘いも噛み分けている大型潜の「マルチェロ」たちに、恥ずかしいのをこらえて何か「玩具」を買ってきてほしいとお願いしていた……頼まれたマルチェロたちは面白半分で、ヴェネツィアの「刺激的なお土産店」でデルフィーノの気に入りそうな「玩具」をしこたま買ってきてくれていた… デルフィーノ「…んっ、く…ぅぅ///」力の入らない腰をがくがくさせてカフェテーブルにしがみつき、天井を向いたまま半開きの口からよだれを垂らしている… デルフィーノ「はうぅぅ…きもひいぃれす…よぉぉ……///」ずり落ちそうになってきた水着を引き上げようとすると、お股の所が引っ張られてバイブが膣内に押し込まれる…と同時に、アナルにも入れていたバイブが奥にねじ込まれて、ひくひくと身体がけいれんする… デルフィーノ「はひっ、あへぇぇ…きもひぃ……はひぃ…あっ、あっ……腰が…抜けちゃいます…ぅ……///」とろっ…ぷしゃぁぁ♪……うつろな目をさせてぺたんと床にへたり込み、水着の中にねっとりと愛蜜を噴きだした… デルフィーノ「はひぃぃ…これ……いいれひゅぅ……んぁぁぁ…///」とろっ…しょわぁぁ…♪……ぐしょぐしょに濡らした水着の中ではまだとろとろと蜜が噴き出し、快感のあまりしてしまったおもらしで水たまりを作っている…… デルフィーノ「あひっ…んぅぅ……はひっ……き、気持ち良すぎて立てないれす…ぅ///」…と、「カツッ…カツッ」と近寄ってくる靴音が聞こえる…… デルフィーノ「……あっ、あっ…ど、どうしよう……///」どうにか立とうとカフェテーブルにつかまってみるものの腰に力が入らないまま、小鹿のように脚をがくがくさせている… デルフィーノ「あうぅ…も、もういいです……お姉ちゃんたちはデルフィーノがよくひとりえっちしているの知っていますし…ぃ///」びしゃっ…もう一度へたり込んで生暖かい愛蜜にふとももを浸しながら、とろけきった表情で足音が近づいてくるのを待っている…… 提督「……デルフィーノ、いる?」 デルフィーノ「はへぇ…て、提督…?」 提督「ええ…実はさっきデルフィーノが上がって来た時、あそこに何か玩具を入れていたみたいだから、ちゃんと「安全な使い方」かどうかとか、ちょっと気になって……パスタの準備を済ませてからちょっと様子を見に来たのだけれど…って、あら///」 デルフィーノ「あのぉ…提督ぅ///」 提督「これはまた……ずいぶん気持ちよかったみたいね…///」 デルフィーノ「はい…デルフィーノ、もうイきすぎちゃって立てそうにないんです…ぅ///」 提督「…じゃあ私が片づけるのを手伝うから……雑巾はどこ?」 デルフィーノ「洗面台の下に…んくぅぅ///」ぷしゃぁぁ…♪ 提督「あー…よっぽど好きなのね、デルフィーノ?」 デルフィーノ「…は、はい…それは、そのぉ……///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/243
326: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/08/03(金) 02:27:37.11 ID:QUW9kGGa0 …とりあえずシーレ×エリザベスで「年の差百合」をやってみました……夏バテ気味のせいか読み返してみるとボリューム不足が否めないですが、またリクエストがあればやってみたいと思います… …それとローマのアルデンテが「鉄のアルデンテ」というのは、多分博多ラーメンの「バリカタ」のような物なのだろうと思います…水が硬水だったりして上手く茹でられないせいもあるかもしれませんが、きっとローマ人なりの「粋」というか、「通」な食べ方なのでしょうね…… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/326
343: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/08/26(日) 02:49:38.11 ID:YULF42f30 …数時間後… 提督「もうそろそろね…着るとどうしようもなく暑いけれど、仕方ないわ」お菓子のかけらを払い落とし、軍帽を頭に乗せる提督…椅子の背にかけていた白い詰襟も、きっちり襟元までボタンを留めた…… ライモン「何しろ何人も詰めかけていますし…わ、温度計が三十二度になっています」 提督「あー…聞きたくないわね」 カヴール「まぁまぁ。食堂は「うんとごちそうを用意しておく」とのことでしたから♪」 提督「…もう、エリトレアったら気が早いんだから」 カヴール「ふふ、いいではありませんか…気分転換にもなりますし♪」 提督「まぁね……さ、出てくるわ」 カヴール「はい」 バリラ(大型潜「バリラ」級)「こうして見ると感慨深いものねぇ…」 スクアーロ(中型潜スクアーロ級「サメ」)「ホントにね…まぁ何であれ、私としてみれば白くて柔らかい「噛みちぎりやすそう」な娘だといいんだけど♪」 提督「こらこら…流血の惨事はなしでお願いするわよ?」 スクアーロ「大丈夫大丈夫…ちょっとだけよ♪」ニタリと鋭い牙…のような白い歯を見せるスクアーロ… 提督「はい、それじゃあおしゃべりはそこまで……アテンツィオーネ(気を付け)!」 …建造のたびごとに工作室を「青の洞窟」のようにしてきた鮮やかな青い光がスーッと薄れていき、視界が戻ると艦娘たちが立っていた……身長は中学生くらいのすっきりとした身体つきで飾り気が少なく、数人は身体中に水銀のような金属光沢があるウェットスーツ、あるいはSF作品のヒロインがまとうような艶やかなボディスーツのようなもの…を身に着けていて、そこからつんと尖ったほどのいい乳房や、提督には真似できないお腹の引き締まったライン…そしてきゅっと伸びた脚がぴっちりと浮き上がっている…… 提督「さてと……まずは、「タラント第六」へよく来てくれました。司令のカンピオーニ少将です♪」 艦娘「グラツィエ、提督…んーと、とりあえず自己紹介が必要よね?」まるで素晴らしいピストルのように金属的な青みを帯びた黒色の髪をツインテールにし、ぴっちりしたボディスーツに身を包んでいる艦娘が言った… 提督「ええ、よろしくお願いするわ♪」 艦娘「了解…中型潜アッチアイーオ級の一番艦、「アッチアイーオ」(鋼鉄)よ……よろしくね♪」黒く輝く瞳から熱っぽい視線が提督にそそがれ、それから愛らしい笑みを浮かべると、軽く前かがみになった提督の左右の頬…というより唇ギリギリのところに音高くキスをした… 提督「んんぅ…こちらこそ、よろしくね♪」 アッチアイーオ「ええ……私、提督のこと大好き…っ///」提督の手を温かな両手でぎゅっと包み、上目づかいでささやいた… 提督「んふふっ、ありがと……それで、あなたが…」 艦娘「アッチアイーオ級「アラバストロ」(雪花石膏…あるいは白大理石)です。よろしくお願いします」こちらはアッチアイーオとは正反対に、アルビノのような真っ白な肌と髪に、瞳も薄いグレイをしていて、フリル付きのワンピース型水着のような物を着ている 提督「ええ、こちらこそ♪」 艦娘「同じく「アルジェント」(銀)です……いぶし銀の魅力、お見せいたします」…まるで何も着ていないのと変わらないほど身体にぴちっと張りついている銀のボディスーツに銀髪…引き締まった身体は水滴が流れていきそうなほど滑らかで、鋭い形のハイヒールがきゅっとヒップを持ち上げている…… 提督「ふふ、私も派手な金より落ち着いた銀の方が好みよ♪」 アルジェント「そう言ってもらえて光栄です…」うやうやしく提督の手の甲にキスをする… 艦娘「…次は私ですね。私はアッチアイーオ級の「アステリア」(ヒトデ)です…夜に輝きこそしませんが、海中では私が唯一のステラ(星)ですよ♪」…星のペンダントを胸元につけ、頭のサイドに小さいヒトデの飾り物をつけている 提督「ふふっ、そんなことないわ…アステリアの瞳はシリオ(シリウス)みたいに十分輝いて見えるもの♪」 アステリア「そ、そうですか…嬉しいです///」 艦娘「次は私の番ですか…「アヴォリオ」(象牙)です、どうぞ大事になさってくださいね?」…クリーム色の髪に象牙色のパレオ付き水着で、優雅に挨拶した 提督「もちろん、ひとかけらだって欠けさせはしないわ♪」 艦娘「アッチアイーオ級「ブロンヅォ」(ブロンズ。青銅)です…前は鹵獲されてあちこちたらい回しにされてしまいましたが、今度は提督のもとで頑張りたいものです」 提督「ええ…ずっと一緒にいてね?」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/343
389: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/11/07(水) 01:40:26.11 ID:9pbLcjGn0 …化粧室… エウジェニオ「貴女って、表向きはああやって人に強くあたる性格みたいだけど…そんなに無理しなくてもいいんじゃない?」 …恥ずかしいのを隠すように鏡に向かい、一生懸命メイク直しを行っているサイエッタに、壁にもたれかかっているエウジェニオがつぶやくように言った… サイエッタ議員「でも、私は…っ!」振り返って、きっ…とにらみつける エウジェニオ「何をそんなにいきり立っているのよ? 貴女一人でイタリアを変えようなんて、ガリバルディにでもなるつもりなの?」 サイエッタ議員「…っ」 エウジェニオ「いいじゃない、時には弱い所を見せたって。少なくとも今ここでなら……そう、こうして二人きりの時だけは…ね?」 サイエッタ議員「あっ、あ…///」(…色、白い……まつ毛も長くて…っ///) エウジェニオ「んむ…っ、ちゅぅぅ……ぴちゅっ、ちゅぅぅ…っ♪」 サイエッタ議員「あふっ…んふっ、くっ…///」 エウジェニオ「んちゅ……ちゅる、れろっ…ん、じゅるぅぅっ……♪」 サイエッタ「んぅぅぅっ…んっ、ふぅぅ……っ!?」(な、何なの…っ!? …舌が入り込んできて…絡みついて……まるで別の生き物みたいに…っ!) エウジェニオ「んむっ…んちゅっ♪」しゅる…っ、くちゅっ、ぬちゅ…っ……洗面台にサイエッタを押し付け舌を絡ませたまま、スラックスをずり下ろす…そのまま下着のへりから手を差し入れると、秘所にほっそりと形のいい指を滑り込ませた…… サイエッタ「んいぃぃっ…ふぅぅっ……んふぁあぁ…っ!?」 エウジェニオ「ちゅぽ…っ……ふふ、意外と濡れているじゃない。女同士は嫌じゃなかったの?」 サイエッタ「……んっ、だって…あなたがこんな事……無理やり…///」(こんなの…おかしいはずなのに、どうして……っ///) エウジェニオ「そう…なら止すわ。嫌がる女性を無理に手籠めにするのは趣味じゃないの……化粧を直して、また基地祭を回るといいわ」あっさりと両手を放し、出口の方に片手を向けてみせるエウジェニオ… サイエッタ「ええ、そうさせてもらいます…っ///」スラックスをはき、怒ったようにパウダーをはたきマスカラをやり直すと出て行こうとする…が、出口の所で立ち止まった… エウジェニオ「…どうしたの?」 サイエッタ「……わ、分かっているくせに…っ///」 エウジェニオ「ふふっ、かもね……さ、来て♪」 サイエッタ「///」メイク道具のポーチが床に落ち、コンパクトやアイペンシルが散らばった… …しばらくして… エウジェニオ「だから言ったのよ……女のいいところは女が一番よく知っている、って♪」ブラウスをはだけさせると片手で小ぶりな胸をこね回し、反対の手で秘部を優しくかき回す… サイエッタ「あぁぁ…ふぁ、あぁっ……い゛っ、んふぁぁっ……♪」とろとろ…っ、ぶしゃぁぁ……っ♪ エウジェニオ「あーあ、私ったら真面目な議員さんをたぶらかして……こんなによがらせちゃうなん…て♪」ぐちゅぐちゅっ、じゅく…っ♪ サイエッタ「はぁぁっ…あひぃ、ふぁあぁぁ…♪」さっきまではぴりぴりと神経質そうだった表情はだらしなくとろけきり、きゅっと真一文字に結ばれていた薄い唇は半開きになってよだれを垂らしている… エウジェニオ「あのね、今の貴女ってとっても可愛いわよ……ミーア♪」耳元に息を吹きかけるようにささやく… サイエッタ「はひぃぃっ、あへっ、ひぅぅぅ…っ♪」もはや自力では立てないほどひざを震わせ、ふとももを伝ってとろとろと垂れる愛蜜がストッキングからパンプスまでぐしょぐしょに濡らしている… エウジェニオ「好きよ…貴女の事をペットとして飼いたいくらい……♪」 サイエッタ「そ、そんな事…///」ぐちゅ、ずぷ…っ……とぷ…っ♪ エウジェニオ「可愛い女の子に嘘はつかない主義なの…誰よりも貴女を可愛がってあげる♪」 サイエッタ「はひっ…はひゅ…ぅ……♪」 エウジェニオ「…ふふ、こんなとろっとろに濡らしちゃって……♪」洗面台の上にサイエッタのお尻を乗せると脚を押し開き、しゃがみ込んで秘部に顔をうずめた… サイエッタ「あひぃぃっ、ひうぅ……あっあっあぁぁ……っ♪」 エウジェニオ「んっ、じゅるっ…じゅるぅぅっ……れろっ、じゅぼっ…♪」 サイエッタ「ひあぁ……っ、ふあぁぁ…んくぅ……♪」頭をのけぞらせてひくひくとけいれんするサイエッタ……しばらくしてエウジェニオが顔を上げると、だらしなく喘ぎ、鏡に背中を付けてぐったりと脱力していた… エウジェニオ「ふふ、今度こそ化粧直しが必要ね♪」 サイエッタ「あへぇ…こんあの……もう、もろれない…ぃ…///」 エウジェニオ「戻らなくたっていいじゃない…ふふ、新世界にようこそ♪」ちゅ…っ♪ ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/389
459: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/22(火) 01:11:01.11 ID:q30RPO+t0 >>458 ありがとうございます。なかなか進みませんが頑張ります… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/459
494: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/18(月) 01:52:53.11 ID:LWgXHgoU0 >>493 ここまででもずいぶん長くなってしまいましたし、投下も遅いのでお待たせしております… …まだしばらくは提督たちのおしゃべりが続きますが、時間的にはまだお昼にもなっていませんので、久しぶりに何か料理の描写も入れていきたいです…ご期待ください(笑) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/494
523: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/05/10(金) 02:02:23.11 ID:1dJHc4Ok0 …食堂… 提督「えー……まずは三日間の基地祭お疲れさまでした…おかげで大変な盛況ぶりだったし、事故や騒ぎもなく過ごせたわ……みんな、協力ありがとう♪」 カヴール「いえいえ…♪」 アオスタ「提督こそ大変だったと思います」 フルット「ええ、私たちこそお礼を言うべきかと…♪」 提督「いえ、私はもうあたふたしているばっかりだったもの…みんなの協力があってこそよ」 チェザーレ「なに、提督は充分立派にこなしていたとも……もっと自信を持つがいい」 提督「ありがとう、チェザーレ///」 トレント「…チェザーレの言う通りです…私たちが楽しく出来たのも提督のおかげですから……///」 ザラ「ええ、とっても立派な指揮だったと思うわ」 ガリバルディ「いい基地祭だったわね…もっと続けたいくらい♪」 提督「そ、そんなに褒められると照れるわ……とにかく、みんなのおかげよ///」 ガッビアーノ「……ところで…お互いに褒め合うのもいいけど、私としては早く食べたいんだけどな」 チコーニャ「…もう、ガッビアーノお姉ちゃんってば……///」 提督「ふふっ……ガッビアーノもああ言っているし、私もお腹が空いたから…とにかく挨拶だけ済ませましょう♪」 提督「それでは、基地祭が無事終了したことを祝って……乾杯♪」 一同「「乾杯♪」」 提督「んくっ…んっ……♪」さーっと泡立ち、すがすがしい味わいで喉を流れ落ちるスプマンテ(イタリア・シャンパン)のグラスを空け、それから席についた… ライモン「お疲れさまでした、提督」 カヴール「…いい基地祭でした。とても楽しかったですよ♪」 デュイリオ「そうね…おかげで私のようなおばあちゃんもつい張り切ってしまって、しばらくは興奮が収まりそうにないわ……うふふっ♪」熱っぽい視線で提督をじっと眺め、それから小さく舌なめずりをした… 提督「…っ///」 …軽巡のテーブル… ガリバルディ「あーあ、基地祭も終わっちゃったわね……ところでエウジェニオ、戦績は?」 エウジェニオ「ふふふ…十五戦全勝よ♪」 ガリバルディ「へぇ、さすが…」 エウジェニオ「おかげ様で連絡先を書いたメモがいっぱい……で、そちらは?」 ガリバルディ「……二十戦十五勝、五引き分け」 エウジェニオ「ふふ、さすがは「熱き革命の闘士」ガリバルディ…恋もお熱いのね♪」 ガリバルディ「まぁね……それじゃあお互いに「大漁」を祝して♪」グラスを掲げてエウジェニオのグラスに「こつん…♪」と触れ合わせた… ジュッサーノ「……あぁ、もう。この二人ときたらずっとこんな話ばっかり///」 カドルナ「やれやれですね…」 アッテンドーロ「本当にこの二人ときたら女癖の悪い……それでいてこの見かけだもの、そりゃあ手もなく参っちゃうわよね…」 アブルッツィ「姉としてはまったく困りものよ…アオスタ、どうにかならないの?」 アオスタ「ええ…それはもう三日にあげず、口を酸っぱくするほど言い聞かせているのだけど……」 エウジェニオ「まるでソ連のプロパガンダ放送なみにね♪」 アオスタ「……見ての通りこの調子で…」 アブルッツィ「…じゃあ乾杯しましょう?」 アオスタ「ええ、お互い苦労人の姉同士…ね」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/523
660: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2020/07/29(水) 02:29:17.11 ID:pQTuNQ5O0 グレイ提督「……紅茶を淹れてもらえるかしら、エメラルド?」 エメラルド「分かりました…葉はどれにしますか」 グレイ提督「そうですわね……トワイニングのアールグレイがありますから、それを頂きましょう」 エメラルド「アイ・アイ・マイ・レディ」 グレイ提督「…それにしても往路の激しい空襲が嘘のようですわね……」いくら双眼鏡で探っても晴れ渡った空には機影一つ見えず、穏やかな地中海の波間に、はかなげでありながら恐ろしい白い雷跡が伸びる…と言うこともない… … ヴァイス提督「…ティルピッツ、引き続き右舷側の見張りを厳にせよ……それと、ゼータクト(レーダー)はどうか?」 ティルピッツ「ヤヴォール(了解)…ゼータクトは水上、空中ともに感なし」 ヴァイス提督「よろしい、ならコーヒーを持ってきてくれ…ティルピッツも一杯付き合わないか?」 ティルピッツ「ダンケシェーン、司令…いただきます」 ヴァイス提督「うむ……しかし今回の「知識交換プログラム」が完了した暁には、ビスマルクとティルピッツにも何か褒美をやらないとな…///」ティルピッツが艦橋から出て行くと、一人頬を赤らめてつぶやいた… … ガリバルディ「コーヒーを持ってきたわよ、提督……良かったらどう?」 提督「あら、ありがとう…ちょうど一杯欲しかったところよ♪」 ガリバルディ「潮風を浴びていると喉が渇くものね…」 提督「ええ……んぅ、美味しい♪」 ガリバルディ「それは良かったわね……鎮守府まではあと一日ってところだし、友軍の哨戒線までは数時間…そのあたりまでたどり着けば制空権もあるから、少しは頭の上を気にしなくて済みそうね」 提督「そうね…」ほうろう引きのマグカップを両手で包むようにして持ち、ミルク入りのコーヒーをすする… ガリバルディ「……戻ったらうんとライモンドを抱いてあげなさいよ?」 提督「ええ、言われなくても…♪」 ガリバルディ「ふふ、余計なお世話だったかしら……」 ……… … …1335時・鎮守府… デルフィーノ「…本当ですか、良かったです……」 サイント・ボン「間違いないとも、デルフィーノ君……たった今「プレイアディ船団護衛戦隊司令より鎮守府…ディアナおよび直接・間接護衛戦隊は友軍哨戒線の範囲内に入れり……上空援護のCR42戦闘機およびカントZ506水偵と合流」と電文が届いた…まずはこれで一安心だ」 デルフィーノ「ええ……やっと安心しましたよ…ぅ」 ガラテア「ふふ…デルフィーノ、貴女は本当に提督がたの事を心配しておりましたものね」息をのむような美しさのガラテアが優しく微笑む… デルフィーノ「はい…///」 アルゴ「それにしても提督は勇敢だし…帰ってきたら私の上に乗せてあげなくちゃ♪」 …金羊毛を取りに行くギリシャ神話の冒険譚「アルゴー号の物語」からつけられた「アルゴ」は金羊毛を肩に羽織り、ユーノー(ヘーラー)から授けられた「予言の柏の枝」をかんざしのように差している… アルゴナウタ「そのときは私も乗せてよね?」イタリア語で「イカの一種」とされるが、むしろギリシャ中の英雄豪傑が集まったアルゴーの乗員から「勇敢な者」を意味するアルゴナウタ…… アルゴ「ふふ…私なら「勇敢であること」さえ証明できれば何人来てくれたって構わないけど♪」 リボティ「くすくすっ……もしそうなったらデルフィーノなんて可愛いから大変なことになっちゃうわ♪」 デルフィーノ「えっ、まさか皆で私のことを……///」両の頬に手を当てて恥ずかしげな…それでいて嬉しそうな表情を浮かべるデルフィーノ…… トリケーコ「まぁ…とにかく良かったじゃない、デルフィーノ。提督が戻ってくるわよ」 デルフィーノ「はい…って、こうしてはいられません。さっそくお出迎えの準備をしないとですね♪」イルカの背のような濃灰色の髪をなびかせ、跳ねるような足取りで作戦室から出て行く… トリケーコ「ああいうところがたまらないのよね…♪」デルフィーノとは姉妹艦にあたるトリケーコ(セイウチ)が、後ろ姿を見送ってからにんまりと笑みをうかべた…… ……… … http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/660
779: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2021/07/10(土) 03:45:32.11 ID:USquDalD0 …翌日・厨房… 提督「さて、それじゃあどう調理しようかしら?」 ディアナ「部位によって調理法を変えるのがよろしいかと存じますが……それと、今日はどの部分を使うことに致しましょうか?」 提督「そうねぇ…やっぱりあばら肉か腿肉かしら。 固い部分は今日からゆっくり煮込んで、明日以降に食べればいいし、レバーなんかは香味野菜と一緒に調理して、レバーペーストにすればパンのお供に出来るものね」 エリトレア「それはいい考えですねぇ♪」 提督「でしょう? …と言うわけで、まずは「ローストで香ばしく」なんてどうかしら?」 ディアナ「それはよろしゅうございますね…♪」 提督「良かった♪ そうと決まれば、必要なものを用意しないと……」 ディアナ「何を用意すればよろしいでしょうか?」 提督「シンプルなローストとなれば、まずはいい塩だけれど…確か岩塩があったはずよね?」 ディアナ「はい、ございます」 提督「なら塩は大丈夫ね……ローズマリーとオレガノは?」 ディアナ「乾燥ものが少々」 提督「それで充分よ…黒胡椒」 エリトレア「ありますよ♪」胡椒は粒のものを買い、必要な分だけ食料庫から取り出してきては、そのつどオリーヴの木で出来たペッパーミルで挽くようにしている… 提督「ニンニク」 エリトレア「それもあります」 提督「よろしい。あとは付け合わせに茸のソテーでも添えれば充分素敵なご馳走になるけれど……在庫はあったかしら?」 ディアナ「いえ、茸は数日前に使い切ってしまいましたので…」 提督「そう言えばそうだったわね……」 リットリオ「だったら私が買いに行きますよ…提督っ♪」ひょいと顔をのぞかせたリットリオは可愛らしい秋めいた色あいのスカーフとブラウス、それにひらりと広がった朽葉色のスカートをまとい、ウェーブがかかった髪を後頭部で巻き髪スタイルにしている… 提督「リットリオが買ってきてくれるなら助かるわ……ちょっと待ってて」 …そう言うと鉛筆を取り、厨房に置いてある「メモ用紙」(たいていは期限切れの回覧文書や前日の天気予報をプリントアウトした紙、広告の裏紙などを適当な大きさに切りそろえたもの)にさらさらと買い物のリストを書いた… 提督「…それじゃあお願いね。お金は後で渡すわ」 リットリオ「はいっ♪ ヴェネト、ローマ、良かったら一緒にお買い物に行きませんか?」 ヴェネト「わぁ、嬉しいです♪」 ローマ「私もいいんですか、リットリオお姉様?」 リットリオ「もちろんですよ、だって二人とも私の妹ですし…♪」パチリとウィンクをすると「チンクエチェント(二代目・フィアット500)」のキーが付いているキーリングを人差し指に引っかけてくるくると回した… 提督「気をつけて行ってらっしゃいね?」 リットリオ「もう、大丈夫ですよ…それじゃあ行ってきます♪」二人の妹を連れて真っ赤なフィアットに乗ると、ギアレバーの隣にあるチンクエチェント独特の「エンジン始動レバー」を引いてエンジンを回し、空冷エンジン独特のバタバタいう音を残し「近くの町」に向けて車を走らせていった… 提督「それじゃあこちらはその間に、下ごしらえと行きましょうか…!」服の袖をまくるとよく研がれた大ぶりの包丁を持ち、大きなあばら肉を解体するべく構えた… ディアナ「では、僭越ながらわたくしも手伝わせていただきます」 エリトレア「私もですよっ」 提督「それじゃあ左右を押さえておいてね……ふんっ!」包丁の背に片手をあてがい、あばら肉の骨と骨の間に刃を入れると引き切っていく…よく手入れされている包丁だけあってすんなりと刃が入っていくが、さすがに野山を駆けまわっていた猪の肉だけあって、普段よりは力がいる… エリトレア「わぁ、さすが提督…見事に切れましたねっ♪」 提督「ふふーん…これでもおばさまに多少は教わったんだもの、これくらいは出来ないとね。 …さ、それじゃあ味を付けていきましょうか♪」 ディアナ「よしなに…♪」専用のヤスリで岩塩を削り、胡椒はペッパーミルで粗挽きにする…それにオレガノ、ローズマリーを合わせたものを手に取り、ひんやりと冷たい肉の表面にすり込んでいく… 提督「これが意外と重労働なのよね……ふぅ」大きな肉の塊を相手に、少々汗ばんでいる提督…一つ息をつくと、肉の脂や塩のついていない腕の真ん中辺りで額を拭った…… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/779
941: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2024/09/01(日) 01:37:42.11 ID:AcSYKBjk0 …大晦日… 百合姫提督「白菜は切っておいたわ」 母「ありがとう」 父「食器も並べておいたよ」 母「ありがとう、家事の出来る家族がいると楽が出来て助かるわ」 父「威張って「できる」って言うほどじゃないけどね。それじゃあ父さんたちを呼んでくるよ」 母「お願いするわ」 …普段は敷地内の二軒の家でそれぞれ別に暮している百合姫提督の一家と父親の両親……とはいえ年末年始のすき焼きやおせちを別に用意するのも大変と、この時ばかりは一緒のテーブルを囲んでいる… 百合姫提督「……いい匂い」 母「そうでしょう、あなたが帰ってくるっていうからお父さんも奮発していいお肉を買っていたもの……ほら」 …すき焼き鍋で軽く煮た立たせている割り下が甘塩っぱい匂いを漂わせ、バットや皿にはみずみずしい白菜や人参、しらたきに焼き豆腐、それに斜め切りにした長ねぎが盛り上げてある……百合姫提督の母が包みを開けると、サシの入った牛肉がきちんと折り重ねて入っている… 百合姫提督「こんなにたくさん買ってきたの?」 母「いいのよ、余っても明日以降に食べればいいもの」 父「……いま伝えてきたよ。もう来るってさ」 母「それじゃあそろそろ始める?」 父「そうだね、じゃあカセットコンロを持って行くよ」 …食卓の中央に堂々と鎮座するすき焼き鍋……カセットコンロの青い火が軽く揺らめくたびに鍋からいい香りの湯気が立ちのぼる……と、そこに祖父と祖母が入って来た… 祖父「おお、いい匂いだな!」 祖母「本当にね……いつもご苦労さま。本当なら私たちは別で済ませてしまえばいいのに、わざわざ呼んでくれて」 母「いいえ、せっかくの年末ですから」 祖母「そう言ってくれるからいつも甘えちゃって、申し訳ないわねぇ」 母「まあまあ、それよりどうぞ座ってください……さ、深雪も座って」 祖父「それから乾杯するんだから何か飲みなさい。ジュースがいいか、それともサイダーか!」 百合姫提督「うん、ありがとう……それじゃあジュースにします」いつまでたっても子供扱いの祖父に苦笑いをしながら、リンゴジュースを注いでもらう…… 父「みんな準備はいいね? それじゃあ今年もお疲れさま、乾杯♪」 百合姫提督「はい、乾杯」 …百合野家の慣例でテレビは昭和歌謡や演歌の年末特番にチャンネルが合わせてあり、百合姫提督は知らない昭和世代の……しかし今どきのポップスよりもずっとよく知っている名曲の数々が流れている……時折お気に入りの曲が流れると少し視線を向けて一緒に口ずさんでみたり耳を傾けたりしながら、すき焼きに箸を付ける… 祖父「ほら、もっと食べなさい!」 百合姫提督「ありがとう、でもよそったのがまだ残っているから」 祖父「そうか? とにかくしっかり食べるんだぞ!」 百合姫提督「はい」 …家族水入らずの気楽な食卓で柔らかい牛肉に舌鼓を打ちながらも、カセットコンロの熱と暖房で少し暑いくらいの室内に火照りを覚えた百合姫提督……祖父母が寒くない程度に後ろの窓を開けると、すうっと外の寒気が入り込んでくる……冷たいが爽やかな冬の空気が首筋をくすぐると、少しほっとした… 百合姫提督「ふう……」 母「お肉がもう一切れ煮えたけれど、食べる? 白菜もそろそろ食べ頃だけれど」 百合姫提督「ありがとう、それじゃあいただきます」 父「いい肉だろう? 本当はもっとずっと高いんだけれど、少し色が悪いのと、形に不揃いな部分があるからって割安にしてもらったんだ」 百合姫提督「味は全然変わらないのに」 父「でもご贈答用にはならないからね……おかげでいいお肉が食べられるわけだ」 母「そうね」 百合姫提督「ええ……でもいいお肉じゃなくても、うちで食べるすき焼きが一番美味しい」 母「良かったわ♪」 父「父さんたちはそんなに食べないし、遠慮しないで好きなだけ食べていいからね」 ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/941
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