イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (958レス)
上
下
前
次
1-
新
55
:
◆b0M46H9tf98h
[sage saga] 2018/02/02(金)03:11
ID:sKFudJ4p0(2/3)
AA×
[240|
320
|
480
|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
55: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/02/02(金) 03:11:29.45 ID:sKFudJ4p0 …再び海岸… 提督「えーと、どこに置いたかしら…」懐中電灯を振りながら波打ち際を探す提督…と、黒く湿った砂の穴に半分埋めてある瓶を見つけた 提督「あー、こんなところに…ようやく見つけたわ……♪」ちゃぽちゃぽと瓶を振って量を確かめると、砂を軽く払ってから片手にぶら下げた…波打ち際に背を向け、家の方に戻ろうとする提督……と、音も立てずに二つのシルエットが海から上がってくると、そっと提督の背後に近寄った… 青白い姿「…」指を開いたり閉じたりしてハンドサインを送る青白い肌の娘… 白い姿「…」軽く頷く真っ白い肌の娘…胸元には白化したサンゴのような白っぽい首飾りが下がっている…… 提督「さてと、それじゃあ戻るとしましょうか…ライモンも待っているでしょうし……っ!?」不意に腐りかけた海藻と潮の匂いが混じったような臭いが鼻をつき、気になって振り向こうとした提督… 白い肌の娘「…!」その瞬間に提督へとびかかり口元を押さえ、同時に昆布かイカのようにぬるぬるした腕で提督の首を締め上げる… 提督「ん、んっ…んんっ、んーっ!」長身の提督がもがいているにも関わらず、びくともしない白い肌の娘… 青白い肌の娘「…急げ」 白い肌の娘「…」ぎゅうぎゅうと首を締め上げ、じたばたと暴れる提督を押さえこむ… 提督「ん゛ーっ!…んっ、ん………」首にかけられた粘っこい筋肉質の腕を意識しながら必死で懐中電灯を振り回し、後ろの相手を引きはがそうとする提督…が、「きーん…」と甲高い音と同時に息が苦しくなり、とうとう視界が真っ暗になった…… 青白い肌「…よし、撤収する」 白い肌「了解…」二人は提督を抱えたまま沖合のシルエットに向かって泳ぎだし、最後に「ちゃぽっ…」と水音を残して海に消えた… …居間… ライモン「それにしても、提督はずいぶん遅いですね……」 チェザーレ「ふぅー…入った、洗った、出た!」ほかほかと湯気を立てながらバスローブを羽織り、頭にタオルを巻いているチェザーレ… ライモン「そんな、チェザーレじゃないんですから」 チェザーレ「いかにもチェザーレはチェザーレだが…それよりライモンドはどうしてここに?」 ライモン「えぇと、そう言う意味ではなく……実は、提督が忘れ物を取りに浜に行ってまだ戻ってこないんです。なので今から探しに行こうかと…」 チェザーレ「ほう?…よかったらチェザーレも同行するか?」 ライモン「いえ、わたしだけで平気だと思いますが……」 アッテンドーロ「二人ともどうしたのよ?」 チェザーレ「おや、ムツィオも来たのか…何でも提督が海岸に忘れ物を取りに行って、まだ戻らぬらしい」 アッテンドーロ「そうなの?じゃあ私が見て来るわ。…もしかしたら足でもくじいたのかも知れないし。姉さん、ルーチェ(灯り)を」 ライモン「持ってるわ…それじゃあチェザーレさん、ちょっと待っていて下さい」 チェザーレ「いや、チェザーレもついて行くとしよう…庭からも照らした方がよく見えるだろうからな」もう一つあった懐中電灯を取り上げ、入るかどうか試す… ライモン「ありがとうございます」 チェザーレ「なに、構わぬよ…まぁ、提督の事だからな。きっと夜空に見惚れていたと言ったところであろう」 ライモン「ならいいですが…」 ……… …海岸… ライモン「…っ、ムツィオ!」 アッテンドーロ「ここにいるわ…これ、提督が持っていた懐中電灯なんでしょ?」 ライモン「うん、お酒の瓶も落ちてるし……それに何より」 チェザーレ「この生臭いような臭い…間違いあるまいな」 ライモン「あぁ、もう…わたしが一緒に行けば良かった……それにもっと早くにおかしいって気づけば…っ!」 チェザーレ「仕方あるまい…こんなことは前代未聞だからな。とにかく、付近を探すことにいたそう」 アッテンドーロ「探照灯でもあればいいんだけど…ねぇ、装具なしで艦を呼び出せると思う?」 ライモン「やってみなければ分かりません…とにかくあのバチあたりな深海棲艦に砲撃をお見舞いしてやります!」 チェザーレ「待て、ライモンド!提督ごと連中を撃沈する気か?…それより近隣の鎮守府に連絡を入れて、この辺りで不審な艦影を捉えていないか聞くのが先決だろう」 ライモン「ですが、このままでは最悪の事態すら…!」 チェザーレ「それはあるまい…もし提督を葬る気ならわざわざ連れて行ったりはせぬはずだ……とにかくクラウディアたちにも事情を説明して、それから対策を立てるのがよかろう」 ライモン「…了解……提督、無事でいてくださいね…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/55
再び海岸 提督えーとどこに置いたかしら懐中電灯を振りながら波打ち際を探す提督と黒く湿った砂の穴に半分埋めてある瓶を見つけた 提督あーこんなところにようやく見つけたわちゃぽちゃぽと瓶を振って量を確かめると砂を軽く払ってから片手にぶら下げた波打ち際に背を向け家の方に戻ろうとする提督と音も立てずに二つのシルエットが海から上がってくるとそっと提督の背後に近寄った 青白い姿指を開いたり閉じたりしてハンドサインを送る青白い肌の娘 白い姿軽くく真っ白い肌の娘胸元には白化したサンゴのような白っぽい首飾りが下がっている 提督さてとそれじゃあ戻るとしましょうかライモンも待っているでしょうしっ!?不意に腐りかけた海藻と潮の匂いが混じったような臭いが鼻をつき気になって振り向こうとした提督 白い肌の娘!その瞬間に提督へとびかかり口元を押さえ同時に昆布かイカのようにぬるぬるした腕で提督の首を締め上げる 提督んんっんんっんーっ!長身の提督がもがいているにも関わらずびくともしない白い肌の娘 青白い肌の娘急げ 白い肌の娘ぎゅうぎゅうと首を締め上げじたばたと暴れる提督を押さえこむ 提督んーっ!んっん首にかけられた粘っこい筋肉質の腕を意識しながら必死で懐中電灯を振り回し後ろの相手を引きはがそうとする提督がきーんと甲高い音と同時に息が苦しくなりとうとう視界が真っ暗になった 青白い肌よし撤収する 白い肌了解二人は提督を抱えたまま沖合のシルエットに向かって泳ぎだし最後にちゃぽっと水音を残して海に消えた 居間 ライモンそれにしても提督はずいぶん遅いですね チェザーレふぅー入った洗った出た!ほかほかと湯気を立てながらバスローブを羽織り頭にタオルを巻いているチェザーレ ライモンそんなチェザーレじゃないんですから チェザーレいかにもチェザーレはチェザーレだがそれよりライモンドはどうしてここに? ライモンえぇとそう言う意味ではなく実は提督が忘れ物を取りに浜に行ってまだ戻ってこないんですなので今から探しに行こうかと チェザーレほう?よかったらチェザーレも同行するか? ライモンいえわたしだけで平気だと思いますが アッテンドーロ二人ともどうしたのよ? チェザーレおやムツィオも来たのか何でも提督が海岸に忘れ物を取りに行ってまだ戻らぬらしい アッテンドーロそうなの?じゃあ私が見て来るわもしかしたら足でもくじいたのかも知れないし姉さんルーチェ灯りを ライモン持ってるわそれじゃあチェザーレさんちょっと待っていて下さい チェザーレいやチェザーレもついて行くとしよう庭からも照らした方がよく見えるだろうからなもう一つあった懐中電灯を取り上げ入るかどうか試す ライモンありがとうございます チェザーレなに構わぬよまぁ提督の事だからなきっと夜空に見惚れていたと言ったところであろう ライモンならいいですが 海岸 ライモンっムツィオ! アッテンドーロここにいるわこれ提督が持っていた懐中電灯なんでしょ? ライモンうんお酒の瓶も落ちてるしそれに何より チェザーレこの生臭いような臭い間違いあるまいな ライモンあぁもうわたしが一緒に行けば良かったそれにもっと早くにおかしいって気づけばっ! チェザーレ仕方あるまいこんなことは前代未聞だからなとにかく付近を探すことにいたそう アッテンドーロ探照灯でもあればいいんだけどねぇ装具なしで艦を呼び出せると思う? ライモンやってみなければ分かりませんとにかくあのバチあたりな深海棲艦に砲撃をお見舞いしてやります! チェザーレ待てライモンド!提督ごと連中を撃沈する気か?それより近隣の鎮守府に連絡を入れてこの辺りで不審な艦影を捉えていないか聞くのが先決だろう ライモンですがこのままでは最悪の事態すら! チェザーレそれはあるまいもし提督を葬る気ならわざわざ連れて行ったりはせぬはずだとにかくクラウディアたちにも事情を説明してそれから対策を立てるのがよかろう ライモン了解提督無事でいてくださいね
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 903 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
ぬこの手
ぬこTOP
0.118s