ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」『サガフロ IF】 (967レス)
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960: [saga] 2023/02/04(土)22:57 ID:A+l32mxj0(2/4) AAS
それは神話に登場する火の鳥であった……氷漬けで尚その姿は美しく現代アートだと言われればそのまま頷きそうな程に
アニー「コレが氷漬けの[朱雀]ってヤツね」ジーッ
リュート「ひゃ〜…すっげぇな、燃えてるのに凍ってるぜ、シュールだなー」
ブルー「コレの封印を解けばいいんだよな?」クルッ
ヒューズ「そうさ、さっきボコした妖魔の相方をしばき倒せば氷が溶ける…
恩を売りつけてウチの職場でバリバリ働いてもらいたいがね…打算抜きでも万年氷漬けってのは可哀想だ」
早いトコ探しに行こうぜ、踵を翻してその場を後にする捜査官に他の面々も続いて出ていくのであった…
―――
――
―
氷漬けの神鳥を後に来た道を戻り次は分岐路を左側へと進む……外の光が少しだけ漏れてきている、どうやらこの道で
合っているらしい―――山の中腹に出て彼らが目にしたのは一面氷の湖だ、完全に底まで凍り付いていて表面を歩いても
砕けて落ちて溺死…なんて事にはならなさそうで安心する
獣系統のモンスターが3体スケートリンクで遊ぶ子供よろしくとツルツル滑ってその辺の"雪だるま"に
突っ込んで遊んでる姿しか見受けられない…話に聞く神鳥を凍らせる程の魔人は姿かたちも見えない
ヒューズ「…っかしいな、確かに[オンディーヌ]はこの辺に向かって飛んでったはずなんだがな…」
ヒューズ「奴が逃げた先に相方は居る…そうアタリを付けてたんだが、外しちまったかな」キョロキョロ
アニー「どう見ても[バーゲスト]3匹と"雪だるま"ぐらいしかないわよね…あっ、また1匹その辺の奴に激突した」
スライム「Σ(・□・;) !?」バッ!
スライム「(;´・ω・)ぶくっ!ぶくっ!」ピョンピョン!!!
リュート「あん?どしたんだ?あの雪だるまが気になるのか?」
何を想ったのか突然、雪だるまを眺めていたスライムが愕きの感情と共に跳ねあがった
遅れて豪鬼が同じ雪だるまを眺めて身震いしながら「ア、アニキ…あの雪だるまやべぇよ…」と消え入りそうな声で囁く
モンスター種の彼らが一様に感じ取ったナニカが何なのか…それは周りを観察していた仲間も気が付いた
アニー「…さっきからあの3匹、アレとあの辺の雪だるまにだけは衝突しない――ううん、それどころか避けてる。」
ヒューズ「何?」ジッ
言われてみれば不自然に避けてる雪だるまがある、まるで"触らぬ神に祟りなし"とでも言いたげに
武器を手に術士達は"それ"に近づき――――突如として雪塊は膨張を始めたッ!
ブルー「―――ッ!全員陣形を組め!奴がターゲットの魔人だ!」バッ!
ただの二頭身サイズの雪玉が風船のように膨れ上がりあっという間に[巨獣]の様な体積へと変わる
アラビアンナイトに描かれるランプの魔人じみた逞しいマッシブボディの雪塊が緑眼を輝かせながら黄色い牙を覗かせる
雪だるまに擬態していた巨人が正体を現したのに呼応するように離れた位置にある雪だるまが二つ、本来の姿に戻る
雪の精A『ヒョォォォ…』
雪の精B『ヒュゥゥゥ…』
ブルー「チィ…挟み撃ちか、リュート!貴様は[傷薬]でサンダーとヒューズの援護に回って後ろから来る奴らをやれ!」
ブルー「スライムは俺とアニーの回復を任せる!可能な限りの連携で一気に押し切るぞ!」
霜の巨人『 グ モ ォ オ オ オ オオオオオオオ オォォォ!!!!』
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