都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達…… Part13 (738レス)
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16: 大王の契約者 ◆dj8.X64csA [sage saga] 2017/06/06(火) 20:34:04.12 ID:vGbnNWGAO 《ボウヤ、アタシが……躾けて、アゲル!》 【遭難者の幽霊】が、少年に向けてその腕を振り上げる。 しかし少年はわずかな動きで避け、カウンターの拳を振るう。 「たぁ!」 《ゴフゥ!? ナ、何故……? タダの、パンチで……。》 その拳は、実体がないはずの幽霊に当たった。 「ふふん、ただのパンチじゃない……『ボク』のパンチ、だよ。」 少年の口から、【こっくりさん】の声が響いた。 「憑依さ。実体を持つ人間に、ミームであるボクが憑依したら……。 より強いミームを持つ、伝説使徒のように戦える!」 《ソ、ソンナ……》 少年が付けている手袋には、十円玉が仕込まれている。 その十円玉により、【こっくりさん】の第2の能力、『十円玉に触れている者に憑依』が可能となったのだ。 憑依された人間は、伝説使徒と一心同体となり、より強い力を振るえるようになる。 少年に憑依した【こっくりさん】は、殴る・蹴るを繰り返す。 女性の幽霊は、その殴打に圧倒されていた。 《コ、コドモ、如き……。》 「に、圧倒されているのは、誰?」 そう嘲笑して殴りつけた時、【遭難者の幽霊】は怯まなかった。 そのまま少年の首を掴み、押し倒す。 《コドモ如きが、アーバントを、ナメルなァッ……!》 「ぐっ、しまっ……!」 【遭難者の幽霊】は、ギリギリと少年の首を絞める。これは、憑依の弊害ではない。 幽霊タイプの伝説使徒は、物理的には触れないが、一方的に人間を攻撃できるのだ。 むしろ憑依のおかげで、少しは丈夫になっているが……。 「(このままでは、主が……)」 《クカカ……サァ、ヒトリで、何が、デキル!》 抵抗する【こっくりさん】に構わず、女性の幽霊はその力を強めた。 【こっくりさん】に、なす術はなかった。 「(つまり、『オレ』の番だな。)」 「こっ、くり、さん……こっくり、さん……。」 《ホザけッ……!》 少年に憑依した【こっくりさん】は、女性の幽霊に抵抗しながら、何かを呟く。 「チェックマークへ……!」 《ナッ、グワァ!?》 そう呟いた瞬間、手袋から飛び出した【こっくりさん】が、女性の幽霊を頭突きで突き飛ばす。 そしてそのまま靴の方へを入っていくと、少年は立ち上がった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1495934148/16
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