都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達…… Part13 (739レス)
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100: 次世代ーズ 「一日目の夜」 9/9 ◆John//PW6. [sage] 2017/07/07(金) 14:47:56.24 ID:JdN7X+hIo 女子生徒の顔をした少年は彼女の携帯を弄り始めた 少女の方も少年の傍に寄り、携帯を覗き込む 「で、どれだ? こっから見ればいいのか?」 「かぁクン、これだよ、これ。そのままタップして」 「おうおう、なーる。あ、待て。よし、――ああ、お母さん、うん、わたし! 今から帰るね、うん。今日の晩御飯なぁに? あっ、そうなんだ うん、わかった。早く帰るね。うん。えへへ、お母さん、いつもありがとね!」 携帯に向かって話す少年の声は、普段の彼女のそれだ 漸く状況が飲み込めた女子生徒の眼が恐怖で見開いた 今、女子に化けた少年は、何処へ電話を掛けているというのだ 「お前のカゾク、マジでちょろいなあ、ゲロ女。もう攻略完了でつまんねーわ、マジちょろ」 女子の声で少年はそう言い捨てると、出し抜けに服を脱ぎ始めた まるで最初からそうする積りだったかの動作で 先程引き剥がされた彼女の制服を拾い上げると、そのまま着替え出した 「うは、メス臭え服だな。これで俺はもうお前なんだわ 誰が見ても完璧な。だろ、マヒル?」 「うん、凄く似合ってるよ」 「そらそーよ、制服は元々このゲロ女のだしなあ!」 二人の声が、状況を理解した女子の耳に突き刺さる 「じゃあ、俺たちはお前ん家で 夕メシ 食って くっから 気が向いたら、 お袋の味 って奴を教えに来てやるよ」 それだけ告げて、少年と少女はビルの屋上から飛び降りて行った 二人は行ってしまった 取り残された女子生徒は、震えていた あれは幻覚だったのか? あの少年の顔は自分の顔になった 自分の声に成り代わって、自分の制服を着て、行ってしまった 魔法か何かなのか? それとも全部、悪い夢なのか? 混乱する頭の中で、しかし、女子生徒の中で恐怖が膨れ上がる 自分と友人を襲撃したあの二人は、自分の姿を奪って行ってしまった あの男は、私の家族を[ピーーー]と言った。それははっきりしている このままでは、家族があの化け物に[ピーーー]されてしまう 「あ、あ゙あ゙……」 恐怖が、急速に膨れ上がっていく 不意に、先程、あの男に足を掴まれて ゆっくりとふくらはぎを食い千切られる感触が蘇ってきた ああやって、私の家族を食い[ピーーー]積りなんだ 「いや゙だ……! だれ゙が……、だれ゙が、ぅお゙っ、だっ、だずげでぐだざい゙……!」 頭の中が、ぐちゃぐちゃになる もう、息が吸えない、苦しい □■□ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1495934148/100
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