【オリジナル】男「没落貴族ショタ奴隷を買ったwwww」 (655レス)
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45: ◆OfJ9ogrNko [saga] 2013/12/22(日)22:02 ID:3ZexRIYo0(13/18) AAS
キッチンで朝食を済ませてから新聞に目を通していると、下男が大振りな旅行鞄をもってやってきた。
「坊ちゃま、お支度が整いましたよ」
「……なんの支度だ?」
にこにこと微笑んでいた下男は「スカイカーレーシングですよ」とこともなげに告げる。
「なんの話だ?」
今日は月曜日で、出勤をしなくてはならないはずだ。
暢気にレジャーを楽しんでいる場合はではない。
「いやですね、スカイカーレーサーのご友人にお会いして、
レーシングの手ほどきを受けると楽しみにされていたじゃありませんか」
新聞から目を離し、まじまじと下男の顔を見る。冗談を言っている素振りではなかった。
今日は出勤して、新年が始まり次第早々に発売される新型アンドロイドについて様々な準備があるはずだ。
発表は現社長である父の役目だが、その傍にタカシはついている必要がある。
それについての段取り話し合いもあるし、下男が今しがた伝えた娯楽関係の予定は当分の間――、
いいや、そんな馬鹿げた予定は確かに立てていた。
「……忘れていた」
そう、忘れていたのだ。
いつもと違う日常――、つまりショウタの存在だ、にかまけていてすっかり忘れていた。
旧友がこのたび医者からスカイカーレーサーへの転向を果たしたのだ。
スカイカーレーシングと言えば近頃誰もが注目するスポーツで、タカシも大きな興味を抱いている。
カフェインが入った脳が、未だに寝ぼけている。
きっと妙な夢を見て出鼻をくじかれたような気分になった所為に違いないとタカシは考えた。
「坊ちゃま、大丈夫ですか?」
「ああ、平気だ」
意識は次第にすっきりとしてきた。
スポーツマンタイプの旧友の笑顔が脳裏に浮かび、そして彼のレーシングマシンに乗せてもらえると思うと
心は躍る。それほどタカシはスカイカーを楽しみにしていた。
だが。
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