【オリジナル】男「没落貴族ショタ奴隷を買ったwwww」 (655レス)
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42: ◆OfJ9ogrNko [saga] 2013/12/22(日)21:58 ID:3ZexRIYo0(10/18) AAS
『タカシさん』
 日傘を差した美しい女性だ。彼女は上品そうな笑みを浮かべている。
 あれは誰だっただろうと考えていると、女性は白い手袋をした細い腕を軽く持ち上げて左右に振った。
 そうだ、あれは姉だ。姉のミユキだ。
『ミユキ』口内で呟くように言えば、その名前がしっくりと胸に落ちた。
 しみこむ様なそれにホッと一息を吐き、タカシも彼女に向かって腕を振るう。
 夢とはいえ実姉を忘れるとは些かうっかりが過ぎるだろう。
 姉が嫁いで何年になっただろうか。
 ある代議士の家へと嫁いだから、そうそう会えなくなってしまったのだ。
 思えば、もう年単位で会っていないのだから、夢の中で顔を咄嗟に思い出せぬのも
仕方がないのかもしれない。
 彼女は裾の長いワンピースを器用に動かしながらタカシに近づいてきた。
足早に歩きつつも、チューリップを踏みつけたりしていないのだから感心をせざるを得ない。
『やっと追いついたわ』
 日傘を閉じながら、ミユキは微笑んで見せる。相も変わらず少女めいた人である。
 そんな少女のような彼女だが、どうやら妊娠をしているようだ。
 腹が僅かに膨れ、ワンピースの布地を押し上げていた。
『男の子だって先生が仰っていたわ』
『そう、よかった』
『ねぇ、お腹に触って?』
 え、と躊躇したのはつかの間で、気づけば手首はミユキの柔らかな手に引かれ、
そうしてその丸みを帯びた腹へと掌を当てていた。
 姉弟とは言え彼女は異性だから、なんとなく触れることに躊躇したのだ。
 そこは思いの外かたく、なるほど子宮が筋肉だという話は本当のようだと、タカシは妙な感慨に浸る。
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