【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part4 (1002レス)
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270: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)17:01 ID:1pxr88Pl0(1/18) AAS
ミスティ氏は既存の魔術書などで学ぶより自分自身で試行錯誤してきた期間が長く、そして氷精の魔導書や正負の属性も実のところ一般的な氷魔法使い向けの本ではないため、そんなミスティ氏が教える内容は普通の氷魔法を学ぼうとしている学生たちにとって非常に難解なものであった可能性があります。そしてミスティ氏自身も論理よりは感覚で理解するセンス型の気質が強いため、実際他者に教えるのはあまり得意ではなかったのかもしれません。それでも、高い氷魔法適性を持つ雪女のユキ氏はなんとか理解できたようでした
一部の個体はやたら強いですが、全体で見ればスライム類はそれほど強力な種族というわけでもないため、他の生物に食べられたり戦いに巻き込まれたり冒険者に狩られたりして命を落とすスライムは少なくありません。シュヴィア氏が他種族に憎悪を募らせていたのも、同族がそういった理不尽に遭うのを何度も目にし、自身も体験してきたからかもしれません
何の因果か、本で示された風船スライムさんの境遇はクロシュ氏と似通ったものでありました。しかしクロシュには親友のフメイちゃんを探すという目的があり、通りすがりの妖精に見つかって一人ぼっちにもなりませんでした。その後たくさんの人と出会い、いろいろなことを諦めたり諦めなかったりして、クロシュ氏は今もなお成長を続けています。今後よほどのことが起きない限り、クロシュ氏が大変な変化を遂げてしまうことはたぶんないでしょう
しかしもしあの時フメイちゃんが助からず、妖精にも見つけられず、集落の焼け跡に一人ぼっちになってしまったら――その後クロシュがどうなっていたかは、誰にもわかりません
イリス氏が教えるのが上手かどうかは実際のところコンマ次第なのですが、彼女は基礎の部分から体系的にしっかり魔法を学んでいるため、センス型のミスティ氏よりも他者に教えるのが上手そうではあります(知識を有していることと、それをわかりやすく教える能力は別なので、断言はできません)
>>216のコンマ表に出ていた三人組の学生とは、実のところその通りユキ、トム、トリルの三人でした(備考欄にて魔法学園に通っているとの記載があり、年齢も近かったため彼らは三人組となりました)。自由安価などでその三人を出したい場合は、三人の名前でも三人組表記でも、どちらでも問題ありません
本で示された風船スライムさんが掃除の魔王と同一の存在かどうかは今のところわかりませんが、掃除の魔王の外形は風船スライムの形に似ていたそうです(大きさは全然異なります)。また、これはたぶん関係のないことですが、空中楽園都市エデンを吊り下げて浮遊する巨大な風船のような物体も人によっては風船スライムに似ていると感じられるようです。なおクロシュは風船スライムさんがふよふよ浮いている姿を好ましく思っているそうです
クロシュ氏は自覚していませんが、あの本を読んだことでなぜか風属性適性が上がったようです。もしかしたらあの本には何らかの秘密が隠されているのかもしれません
元スライムの魔王がいるかどうかはわかりませんが、どのような生き物でも魔王化する可能性を秘めているため、元スライムの魔王が存在する可能性はあります。なお魔王化は強い感情が引き金となる場合が多いため、感情を持つ生き物は感情を持たない生き物よりも魔王化する可能性が高いそうです
省3
271: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)17:01 ID:1pxr88Pl0(2/18) AAS
―歓楽区
ワイワイ ガヤガヤ
ローガン「さて、我々はどこで聞き込みをする?」スタスタ
エバンス「今日は今までとは違う場所に行ってみないか?」スタスタ
イリス「今までとは違う場所……?」スタスタ
省19
272: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)17:02 ID:1pxr88Pl0(3/18) AAS
―劇場
〜〜♪
白髪ロングの女性→ヨハンナ「闇夜に輝く星の如く 我らの希望、偉大なる大魔女 その力、無限の魔法 我らを守り、導く光――」
桃髪ロングの女性→クリス「天空に浮かぶこの都市 大魔女のもとに栄え その慈悲深き心に 我らは永遠の忠誠を誓う――」
二人の声「ああ 大魔女! 大魔女! 大魔女! 大魔女!」
省29
274: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)17:29 ID:1pxr88Pl0(4/18) AAS
ヨハンナ「スゥ――あああああああああ!!!!!!!!」
音波「――――!!!!!!!!」ビリビリビリビリ
レッサースライムたち「〜〜!」モニャニャニャ!!
モニャニャニャ――パァンッ!
パァンッ! パァンパァンッ!!
レッサースライムたちの残骸「」ジュクジュク…
省10
275: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)17:30 ID:1pxr88Pl0(5/18) AAS
―居住区
病院
医療ホムンクルス「ふむふむ……あなた方は特に大事ないですね。念の為お薬出しておきますか?」
イリス「あ、いえ……。一応簡単な回復魔法とかも使えるので、大丈夫です」
エバンス「俺も大丈夫だ。体は頑丈な方だからな」
ローガン「私も不要だ」
省18
276: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)17:59 ID:1pxr88Pl0(6/18) AAS
AA省
277: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)18:00 ID:1pxr88Pl0(7/18) AAS
―朝
宿泊室
チュンチュン
ローガン「――ということがあったのだ」
妖精「レッサースライムが……?」
ミスティ「私も昨日……暴走する警備オートマタに襲われたわ」
省16
278: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)18:01 ID:1pxr88Pl0(8/18) AAS
―宿舎 食堂
割烹着ロディナ「……」
イリス「あれ、ロディナさん? おはようございます!」
クロシュ「おはよう、ございます」ペコ
割烹着ロディナ「あなた方は……イリス様とクロシュ様ですね。おはようございます」ペコリ
省18
283: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)20:01 ID:1pxr88Pl0(9/18) AAS
クロシュ「ごちそうさまでした……。美味しかった、です」
割烹着ロディナ「良かったです」
イリス「あれ、もう食べちゃったの? 早食いはあんまり体に……いや、スライムだから人間とは違うのかな……?」
クロシュ「……?」
イリス「ま、まあいいや。そうだロディナさん、ここ最近変な事件が多いですけど……ロディナさんは犯人に心当たりとかあったりしますか?」
省32
284: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)20:50 ID:1pxr88Pl0(10/18) AAS
―魔法学園
講義室
ワイワイ ガヤガヤ
クロシュ「……」チョコン
妖精「パンフレットに書いてあった通り、滞在者の身分でも普通に受講できたね」
ミスティ「……魔力操作基礎……私もちゃんとしたやり方は学んだことがなかったし、丁度良いわ……」
省16
286: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)21:32 ID:1pxr88Pl0(11/18) AAS
クローディア「――ということ。理解できた?」コンコン
ミスティ(なるほど……全然知らなかったわ……。勉強になるわね……)
イリス(私、基礎をわかった気になってたけどまだまだ理解が足りてなかったかも……!)カキカキ
妖精(まあ基礎だね。この辺は妖精も人間も変わんないみたい)
クロシュ「んゅ……」グルグル
省32
287: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)21:51 ID:1pxr88Pl0(12/18) AAS
―魔法学園
ワイワイ ガヤガヤ
妖精「さて、せっかく学園に来たわけだしここで聞き込みでもしてく?」
イリス「そうだね。でも一般の生徒に聞いても飛行手段はどうにもならなそうだし……」
ミスティ「……一般的じゃない調査方法にすれば良いということ?」
省20
289: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)22:30 ID:1pxr88Pl0(13/18) AAS
光学迷彩マントクロシュ「」バササッ
イリス「わ!」
ミスティ「とりあえず、全員でこれにくるまれば見えなくなるわね……」
妖精「窮屈だ……」
◇
省7
290: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)22:30 ID:1pxr88Pl0(14/18) AAS
―保健室
昏倒していた生徒「……」
保険医ホムンクルス「命に別状はありません。発見および移送していただきありがとうございました」
イリス「いえ、それは良いんですけど……。彼が昏倒していた原因は一体……?」
保険医ホムンクルス「それが……全くの原因不明なのです。今大魔女様に診て頂ければ――」
省29
291: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)22:40 ID:1pxr88Pl0(15/18) AAS
―夜
宿泊室
スライムクロシュ「……」zzz
イリス「な、なんか大変なことになっちゃったね……」
ミスティ「ええ……。大魔女の次の次の次くらいに優れた魔法使い……そんなとんでもない奴がいるなんて、にわかには信じがたいけれど……」
妖精「……でも、私の目を欺くほどの術師となると確かに相当な腕前だよ。私、これでも魔力反応とか痕跡を見つけるのは得意な方だと思ってたんだけどなあ。とにかく私たちも気を付けないとまずいかも」
省7
292: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)22:54 ID:1pxr88Pl0(16/18) AAS
AA省
293: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)22:55 ID:1pxr88Pl0(17/18) AAS
―朝
宿舎 食堂
チュンチュン
ローガン「テロリストか……」
妖精「うん。かなりの手練れみたいだから、ローガンとエバンスも気を付けて」
エバンス「おう……。しかしまあ、俺たちの行き先にゃいつもこういうヤバイ奴が出てくるな……」
省10
298: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 2024/10/12(土)22:59 ID:1pxr88Pl0(18/18) AAS
というわけで本日はここまでとなります。次回はクロさんのお手伝い編、バイオレット姉妹のお話編、学生三人組に聞き込み編となります
劇場で事件に巻き込まれたり、食堂でホムンクルスのロディナさんとお話したり、大魔女さまの講義を受けてみたり、昏倒事件を発見してしまったりといった様子でした。大魔女帝国で一体何が起きているのか。暗躍する悪意の真の狙いとは。クロシュは、闇に潜む敵を暴けるか――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
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