【安価コンマ】オリウマ娘と共に (780レス)
【安価コンマ】オリウマ娘と共に http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/
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169: ◆OX0aJKbZO.0H [] 2024/03/11(月) 00:00:41.24 ID:s8E5ixYx0 パピヨン「走る!」 『即答だな、キミは』 ステラライムとの模擬レースを走るかどうか、本人に聞きに行ったが……即答であった。しかし、【貴方】は当然かと思った。 ――走るか、走らないか。この二択があるなら……彼女は走る。 パピヨン「アタシがマイル距離を走れるかどうか不安なんでしょあのトレーナーは?ま、そういうのアタシどうでもいいけど、なんかムカつくし〜?」 『ムカつくって……』 パピヨン「だってそうでしょ〜?しっかり走って、しっかり勝ってくるよ、お兄さん?」 『……分かった、なら作戦なんだが――』 パピヨン「あーあー作戦とか知らない!お兄さん、そんなトレーナーみたいなことしないでよ。頭の中に作戦とかあったら、アタシ楽しく走れないから」 『トレーナー何だがな、自分は……しかし、まあ。キミがそういうなら、何も言わないよ』 ――好きなように走って、逃げ切っておいで。あとのことはレースが終わってから考えよう。 パピヨン「……ぷぷ、分かってるじゃん。お兄さん」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/169
170: ◆OX0aJKbZO.0H [] 2024/03/11(月) 00:06:20.60 ID:s8E5ixYx0 ステラライムとの模擬レース――結果は:コンマ直下 1 限界ギリギリだけど逃げ切り! 2〜3 限界まで粘ったけど…… 4〜9 負け! 0 おおっと http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/170
173: ◆OX0aJKbZO.0H [] 2024/03/11(月) 00:12:17.44 ID:s8E5ixYx0 それでは、今日はこれで終わりにします。おやすみなさい。 負けてしまったが、これからスタミナをつけてG1を狙っていくか、G1を諦めるか、それとも……。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/173
175: ◆OX0aJKbZO.0H [] 2024/03/11(月) 20:06:22.24 ID:s8E5ixYx0 ――ゲートに入り互いに出走準備を整える。そして、ゲートが開いた瞬間一気に前に飛び出す。 パピヨン「――!」 気持ちのいいスタートダッシュ、グングンと前を行き、自分の走りを始めていく。 ステラライムはシルヴァーパピヨンを後ろから見ながら進む……これもまた自分の走りだった。 第二コーナー周り向こう正面、そして第三コーナーに向かい。 パピヨン「……っく!」 ……シルヴァーパピヨンに明らかな疲れが見える。気持ちよくハナを行く走りが、ゆっくりとスピードを落としていく。 ライム「…………!」 そこを見逃すステラライムではない、普段のペースではないがスパートを切り、一気に抜かしに行く。 パピヨン「はぁ、はぁ……!ぅ、こ、んのぉ……っ!」 今までのトレーニングで付けたスタミナを全て使って、気合でハナを維持する……が、第四コーナーを回り最終直線に向かったところで――隣にステラライムが並んだ。 ライム「やぁああああああ!!!」 パピヨン「っ!ああぁああああああ……!」 必死にシルヴァーパピヨンは走るが、もう並ばない。シルヴァーパピヨンの視界には自分だけのコースではなく、ステラライムの走る背中が。 一バ身、二バ身と、どんどん差が広がっていき……ステラライムが今、ゴールを一番に通過した。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/175
176: ◆OX0aJKbZO.0H [] 2024/03/11(月) 20:06:52.57 ID:s8E5ixYx0 ライム「はっ、はぁ……よし!」 パピヨン「――はぁ、はぁ……ぅ、くぁ、はっ……」 5バ身。それがステラライムとの差だった。ヘトヘトになりながら今ゴールしたシルヴァーパピヨンは、ゆっくりと止まり体全てを使って息を整えている。 『パピヨン!』 【貴方】は急いで彼女の元に駆け寄る。 パピヨン「はっ、はーっ……ぅ、おにいさん、必死な顔……情けな」 『無理して喋るな、いいから』 ライトレ「……走っただけでその体力の消耗、やはりシルヴァーパピヨンは――」 『それでも、走り切りましたよ』 ライトレ「はい?」 『彼女はしっかり1600mを走り切りました、確かに何もかも使い切った走りでしたが……彼女は走れるんです、1600を』 ライトレ「っ。貴方はシルヴァーパピヨンに怪我をさせるつもりですか!貴方のワガママで選手生命を……!」 『アドバイスありがとうございます。今回の件は……こちらとしても色々と考えさせてもらいます』 今回は並走トレーニングありがとうございました、こちらにとっていい経験になりました。 そう言って【貴方】はシルヴァーパピヨンを抱えて保健室に向かった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/176
177: ◆OX0aJKbZO.0H [] 2024/03/11(月) 20:07:36.50 ID:s8E5ixYx0 ライム「ふぅー……もしかしてトレーナーさん、パピヨンさんのことを心配しているんですか?」 ライトレ「……ああ、ライム。彼女の適性を無視した走りは、脚にダメージが多すぎる。いくらケアをしても、もし何かあれば……」 ライム「確かに、パピヨンさんの走りは全力!という感じですが……けど、多分ですけどトレーナーさん」 パピヨンさんは来ると思います。ステラライムは汗を拭いながら言う。 ライトレ「……それはいったいどうしてだい?」 ライム「だってパピヨンさんって――すごい楽しそうに走るんです。横に並んだ時、凄いへとへとで今にも倒れそうな表情なんですけど、嬉しそうというか、笑顔……ではないんですけど」 ――そんな彼女が、G1という大舞台を逃すとは思えないんですよね。 ライトレ「…………そういった思いを折り合いを付けるのが、トレーナーという仕事なのだけどね」 ライム「……あ、そうでした!トレーナーさん、さっきの私の走りどうでしたか!」 ライトレ「え?」 ライム「どうでしたか!」 ライトレ「……はは。ああ、とてもいい走りだったぞライム――この調子で頑張って行こう」 優しく微笑んで、軽くクシャクシャとステラライムの頭を撫でる。 ライム「ん!ありがとうございます!私、もっともっと頑張ります!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/177
178: ◆OX0aJKbZO.0H [] 2024/03/11(月) 20:29:05.74 ID:s8E5ixYx0 念入りなマッサージにテーピング、なんとかマイルの距離を走り切ったパピヨンの足をケアをする。 これにももう慣れたもので、まだ契約もしていないときのあの時よりもうんと手際よくなった。 パピヨン「あー、負けちゃった……ライムめちゃ凄かった、これはアタシ――」 『それ以上はダメだよ、パピヨン』 パピヨン「……まだ何も言ってないんですけど〜」 あーあ、とパピヨンの口から不満そうな声が。それをしっかり聞きながら、ケアを続ける。 ……現時点で同世代のステラライムに完膚なきまで敗北したのだ、パピヨンにも思うところがあるのだろう。 パピヨン「ねー、お兄さん。もしかして……さ、その……呆れた?」 『……呆れた?』 パピヨン「あんなに色々トレーニングしてあげたのに、マイルに向けて頑張ったのに負けるのか!……みたいな」 一瞬、何を言っているのか分からなかった。しかし、貴方は思考を切り替え、パピヨンに向かい合う。 パピヨン「だから、さ……あの。嫌いになった?だったら、お兄さんももっと強いウマ娘を担当して、さ――」 『パピヨン』 ――今まで見たことのない、パピヨンの表情。ぐしゃぐしゃで、今にも崩れてしまいそうな、そんな表情。 なんか言ってあげよう。:安価下2 1 自分はそんなことしないよ。自分はシルヴァーパピヨンの担当だからね。 2 ……随分と、パピヨンらしくないね。 3 自由安価 ★ ご飯食べるので離席。安価下2です。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/178
181: ◆OX0aJKbZO.0H [] 2024/03/11(月) 22:37:48.35 ID:s8E5ixYx0 『……自分はそんな、嫌ったり呆れたりしないよ』 だって自分はキミの……シルヴァーパピヨンの担当だからね。と、【貴方】は彼女を見つめながら言った。 パピヨン「……お兄さん」 『……だからそんな表情しないでくれ。自分は、キミの走りに魅了されたんだ」 確かに、今日は負けた。だから……勝とう。次またステラライムと走るとき、君のあの逃げ切りで。 パピヨン「…………ぷぷ」 ――今、パピヨンの表情が変わった。いつもと同じ表情に。 パピヨン「お兄さん、今すっごい恥ずかしい感じだったよ〜?あー、ほんと、ほんと、ちょっとさ、お兄さんのくせに……」 『……』 パピヨン「…………アタシは勿論走るよ、全日本ジュニア優駿。それで、今日のリベンジしちゃお?お兄さん?」 『ああ、勿論だ。リベンジしよう、ステラライムに!』 パピヨン「…………おー!」 そして、パピヨンは。屈託のない笑顔を浮かべ、右手を真上に上げた。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/181
182: ◆OX0aJKbZO.0H [] 2024/03/11(月) 22:59:01.06 ID:s8E5ixYx0 パピヨン「――お兄さんってほんと、アタシのこと好きだよね〜」 『え』 保健室からトレーナールームに戻り、【貴方】はパピヨンにいきなりそんな事を言われる。 パピヨン「アタシ、ちょっとワガママだから他の人にちょっと嫌われがちなのに、お兄さんずっと付き合ってくれるし……もしかして、ロリコン?」 『やめてくれ、やめてくれ本当に』 パピヨン「……あ、それとも。このおっぱ――」 『次のレースの話をしよう!キミみたいな女の子が、そんなこと口にするのは止めた方が良いぞキミ!』 パピヨン「ぷぷ……は〜い。それで、次のレースって……」 『……一旦、ダートの別のレースに参加して、マイルで体力をしっかり残して走り切れるのかを確認したいんだ』 川崎で走れるレースがあればよかったんだが、マイルだとなくて他のレース場になってしまうが。と、【貴方】は手元の資料を見ながら言う。 ダート1600m左回り――プラタナス賞。十月に東京競バ場で開催されるレース。 『で、もし良かったらパピヨンにはこれに参加してほしいんだが……どうだ?』 パピヨン「ふーん……おっけ〜!アタシ的には、走るレースが増えるのは大歓迎だし〜?」 『分かった、じゃあレースの出走登録はしておくよ、じゃあ……プラタナス賞に向けてまずはスタミナだな』 パピヨン「またプールでしょ?ずーっとそれは嫌だけど……ま、その辺はお兄さんに任せるね〜?」 『ああ、任せてくれ』 ――プラタナス賞。その結果で、今後を考えよう。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/182
183: ◆OX0aJKbZO.0H [] 2024/03/11(月) 23:05:31.76 ID:s8E5ixYx0 さてこの後は……:安価直下 1 もう少しイベント 2 レースまでスキップ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/183
185: ◆OX0aJKbZO.0H [] 2024/03/11(月) 23:13:25.16 ID:s8E5ixYx0 ではもう少しイベントやります。今まで通りお願いします。 見たいイベント:自由安価下3まで。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/185
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