【安価コンマ】オリウマ娘と共に (758レス)
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116: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 03/09(土)00:22 ID:aNta1IfC0(1/18) AAS
パピヨン「――!」

ゲートインが完了し、各ウマ娘一斉にスタートし最初にハナに立ったのは3番シルヴァーパピヨン。

1バ身、2バ身と差を広げ戦闘を進む彼女の後に続くように、他のウマ娘が各々のペースで走り始める。

パピヨン「あ、は――」

思わず、笑みが零れる。最近は泳いだりするばかりで、あまり走れていなかった分。その走りはとても、気持ちのいいものだった。
省6
117: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 03/09(土)00:22 ID:aNta1IfC0(2/18) AAS
ワァアアア……!観客席から、歓声が上がる。【貴方】の担当ウマ娘、シルヴァーパピヨンは見事メイクデビューを華々しく勝利を飾った。

『パピヨン……!』

思わず手を力強く握りしめる。そうか、パピヨンはやったんだ……!

パピヨン「……勝った。勝った、勝った……!」

ゴールを通過した彼女は、その勝利を噛み締めていた――噛み締めている、はずだった。
省8
118: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 03/09(土)00:46 ID:aNta1IfC0(3/18) AAS
彼女を迎えに地下バ道に行くと、その彼女は何もなかったように笑い手をひらひらと振ってきた。

パピヨン「あ、お兄さーん。どうだった、アタシの走りー?」

『き、キミなぁ……』

……観客に向かってあんな発言。観客に対しても、他の出走ウマ娘に対しても失礼だ。そんなことは当然で【貴方】は、それを叱ろうとするが。当の本人は全く聞く耳を持たなかった。

パピヨン「あ、もしかして怒ってる?だって本当のことでしょ?お兄さんももっともーっとアタシを凄いレースで走らせたいんだから、こんなところで負けてられないよー?」
省7
119: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 03/09(土)01:02 ID:aNta1IfC0(4/18) AAS
記者「先ほどのレースお見事でした!あ、わたくしこういうもので……」

手渡された名刺を見ると、ウマ娘レース雑誌の記者だった。有名でもなければ無名でもない、そこそこの雑誌――デビューを見事勝利した、パピヨンに取材をしたいのだろう。

記者「では単刀直入に聞かせてください!次のレース予定は!レース後に、あんな啖呵を切った、彼女の次のレースは――全日本ジュニアでしょうか!」

『……すみませんが取材の方は』

パピヨン「えー?良いじゃん良いじゃん、アタシを取材だなんてよっぽど見る眼があると思うな、この記者さん」
省10
120: ◆OX0aJKbZO.0H [saga] 03/09(土)01:21 ID:aNta1IfC0(5/18) AAS
遅い時間なので寝ます、お疲れさまでした。安価は下でお願いします。

レースは基本ゲーム準拠です。実際にあるレース名とかはあまり詳しく知らないので、何かあったら教えてくれると嬉しいです。

海外のダートレースとかはパピヨンが行けそうなら行きたい気持ちです、ドバイとかね。
123: 03/09(土)17:20 ID:aNta1IfC0(6/18) AAS
『……ええ、挑戦します。全日本ジュニア優駿』

パピヨンは言った。アタシは走れればいい、走りたいから走ってるだけ――ならば、ここで彼女が一着を取り、マイルでも走れることを証明できれば。彼女はより沢山のレースで走ることが出来るだろう。

記者「そ、それはつまり!全日本ジュニアにおいてもパピヨンさんの見事な逃げを決めると!?」

『え、いや。確かにパピヨンは逃げウマですが――』

記者「これは新しいダート新星ですね!お時間ありがとうございました!この後のウイニングライブも楽しみにしています!それでは!』
省10
124: 03/09(土)17:21 ID:aNta1IfC0(7/18) AAS
ダスカ「すみませーん、シルヴァーパピヨンさんの控室で間違いないでしょうか……あ、パピヨン」

控室に戻り少し休憩していると、コンコンと丁寧なノック。どうぞ、と声を掛けるとそのウマ娘が入って来た。

フラワー「パピヨンちゃんメイクデビューお疲れさま!とても良いレースだったよ!」

ダスカ「でもレース後のあの発言!ああいうのは控えなさいって、前に何度も……!」

パピヨン「だって本当のことじゃーん。アタシ、別に間違ったこと言ってないし〜?」
省8
125: 03/09(土)17:26 ID:aNta1IfC0(8/18) AAS
ダスカ「でも、怪我なく終わって良かった……あとはウイニングライブだけね!」

『……ウイニングライブ』

ウイニングライブ。パピヨンは一着だったから当然センターで歌い踊るのだが……。

『パピヨン。キミ……ダンス練習は』

パピヨン「ん〜、授業でちょっとやったくらい?」
省7
128: 03/09(土)18:45 ID:aNta1IfC0(9/18) AAS
パピヨン「――♪」

取り合えずミスなどをすることはなく、パピヨンはウイニングライブを終えた。しかし、なんだかどこか危なっかしい。

隣で踊るウマ娘にぶつかりそうになった場面など、見ていてハラハラしてしまう。

……しかし、その歌声や踊りのキレなどはだいぶ完成されていた。

(……他の子と一緒に踊らせてみたりするのも必要かもしれない)
省6
129: ◆OX0aJKbZO.0H 03/09(土)18:53 ID:aNta1IfC0(10/18) AAS
『……』

メイクデビューの次の日。【貴方】は、トレーナールームでメイクデビューの録画を見ていた。

パピヨン「あれ〜、お兄さん。そんなビデオなんか見ちゃってどしたの?もしかして〜……タイプな子でもいた?」

『ああ、パピヨン。実はな……』

パピヨンと同期のダートウマ娘の情報を集めるべく、色々なレースを見ていたのだが……その中でも今話題の子のメイクデビューを見ていた。
省8
131: ◆OX0aJKbZO.0H 03/09(土)19:19 ID:aNta1IfC0(11/18) AAS
前から3番目辺りに付き、最後の直線で一気に抜き差す。お手本のような先行差し……ステラライムの地力がハッキリと分かるメイクデビューであった。

ライム「――やりました、やりましたよトレーナーさん!トレーナーさーん!」

パピヨン「ぷぷ、元気な子だね〜」

『まだ分からないが、きっとこのステラライムが全日本ジュニアでは有力バとなるだろうな』

それに、きっとこの子はマイラー……スプリンター気質のパピヨンと彼女ではそもそものスタミナ勝負で負けて刺されてしまうかもしれない。
省6
132: ◆OX0aJKbZO.0H 03/09(土)19:34 ID:aNta1IfC0(12/18) AAS
『さて、ではトレーニングを始めよう』

プールは勿論ジムでの筋力トレーニング、それに他ウマ娘との併走……やれることは沢山ある。

『それに、彼女のやる気維持もしなくては』

昨日安売りしていた為大量に購入したジュースやお菓子をトレーニングルームに置いておくことも忘れない。それ以外にも、何か彼女のためにやって上げれることがあるかもしれない……。

『……ただ年頃の女の子の好きな物やことって知らないな』
省5
136: ◆OX0aJKbZO.0H 03/09(土)20:26 ID:aNta1IfC0(13/18) AAS
ダスカ「パピヨンの好み……ですか?」

パピヨンの好きなものを探るべく、【貴方】はクラスメイトであるダイワスカーレットに話を聞くことにした。

彼女ならきっと色々と教えてくれるだろう。

『本人に直接聞くことも考えたんだけどね、ちょっと……』

――え〜!アタシの好きなものが知りたいのお兄さ〜ん!年下の女の子のそういうの知りたいって、なんか必死!ぷぷぷ!
省8
138: ◆OX0aJKbZO.0H 03/09(土)20:51 ID:aNta1IfC0(14/18) AAS
ダスカ「そういえばパピヨンって尻尾の手入れが好きなんですよ」

『尻尾の手入れ?』

ダスカ「あの子がする尻尾の手入れ、凄い丁寧で気持ちが良いって評判なんです」

ウマ娘にとって尻尾とは感情表現などにも使われることがある大事な部位だ。専門のシャンプーやトリートメント、櫛など沢山の種類があり、匂いなども気を付けないと気分が悪くなったりすることもある……らしい。

尻尾は生えていない為よく分からないが。パピヨンにそんな趣味があったなんて……知らなかった。
省8
139: ◆OX0aJKbZO.0H 03/09(土)21:04 ID:aNta1IfC0(15/18) AAS
パピヨン「あー、疲れた〜……お兄さんジュース!」

『はいはい』

トレーナールームのソファに倒れたパピヨンの手に、冷えたニンジンジュース入りのコップを手渡す。勿論ストローを差して。

パピヨン「ん、よろしい」

ちゅーちゅー飲み始めるパピヨン。そして【貴方】その話を始める。
省9
140: ◆OX0aJKbZO.0H 03/09(土)21:09 ID:aNta1IfC0(16/18) AAS
【貴方】トレーナーの尻尾手入れ:コンマ直下
01に近いほど下手糞、00に近いほど上手



ご飯の為離席。

尻尾手入れ、滅茶苦茶親しい仲じゃないとさせてくれたりしないと思います。異性なら特に。
143: ◆OX0aJKbZO.0H 03/09(土)23:29 ID:aNta1IfC0(17/18) AAS
と、いう訳でパピヨンの尻尾の手入れの許可を貰った。

パピヨン「…………」

本屋で買った「誰にでも分かるウマ娘の尻尾手入れ!」の内容を思い出しながら。道具の準備をする。

『それじゃ、尻尾に触るからな』

パピヨン「変な風に触ったら怒るから……んっ」
省13
144: ◆OX0aJKbZO.0H 03/09(土)23:31 ID:aNta1IfC0(18/18) AAS
パピヨン「この櫛入れもシャンプーとリンスをしてからの方が良いんだけど、ここじゃね〜。ほら、次はオイルを用意して、因みに匂いは?」

『……柑橘系の匂いの奴を買ったよ』

パピヨン「柑橘系……なんでそれを買ったのか、アタシ知りたいな〜」

『……キミにはこの匂いが合うと思ったからだよ、もしかして苦手な匂いだったか?』

パピヨン「…………いや、別に〜?じゃ、それを手にしっかり馴染ませて、尻尾全体に塗り込んで」
省14
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