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エンド・オブ・ジャパンのようです
1: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2022/07/09(土) 23:14:56.75 Y1RgXn6e0 (1/12)
前スレ1【エンド・オブ・オオアライのようです】※完結済
創作発表 (おーぷん2ch)

前スレ2【( ^ω^)戦車道史秘話ヒストリア!のようです】 
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前スレ3【( ´Д`)離れ小島の提督さんのようです】
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前スレ4【ウキウキ!!首相の鎮守府訪問!!のようです】※◆L6OaR8HKlk様作品 [省14|]
237: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/04/19(水) 01:57:22.47 EeDdit1v0 (4/4)
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〈ワシが西住サンと初めて直接会ったのは戦後の、1958年のことでしてね。

丁度あの時まだルーキーだった長嶋の坊やと彼女の座談会ってのが持ち上がりまして。ええ、彼女が東京読売戦車道婦人倶楽部の初代監督に選ばれたもんですからね、その関係だったんですけれども。
[省14|]
238:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga] 2023/04/19(水) 10:08:41.32 mR2W/sLr0
更新おつです
ピンチに軍神来る(ただしJK)
239: ◆vVnRDWXUNzh3[saga] 2023/07/26(水) 21:18:01.00 1kNqHEos0 (1/17)
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[省20|]
240: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 21:19:49.62 1kNqHEos0 (2/17)
出会った、なんて上等で運命的なモンじゃない。私が初めて彼女を“見た”のは、【第63回全国戦車道大会】の試合を映していたテレビの画面越しでのこと。

元々興味はあったと言えど、その時はまだのめり込む程ではない。山と積まれた書類との憂鬱な長期戦の辛さを少しでも緩和できればという、所謂「作業用BGM」として点けただけのつもりだったわ。

だけど。

気がついたら私は、完全に書類仕事を放り出して繰り広げられる“試合”に釘付けになっていた。

戦車主砲の咆哮に声を上げ、弾丸が装甲を穿つ瞬間に目を見開き、履帯が猛々しくぶつかり合う様に息を呑み。
[省13|]
241: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 21:22:44.85 1kNqHEos0 (3/17)
……少しばかり“不愉快な記憶”のせいで熱くなってしまったけれど、ほぼ全ての試合が運や偶然に縋り頼った勝利であったこと自体はさっき述べた通り否定しない。

バタバタと慌ただしく、不格好でコミカルな、終わった後に「何で勝てたのか」と首を傾げてしまう、結果オーライを辞書で引いた時に例示の一つとして出てきてしまいそうな、そんな試合運びの数々。
直前まで黄金期を築いていたチームや、その黄金期を終わらせたチームのような“強者”の戦い方からは遥か遠くに位置するもの。

どこの野球チームの監督だったかしら、「勝ちに不思議の勝ちあり」なんて言ってたのは。まさにその体現と言っても良かったかもね。

だからこそ、私は惹かれた。

絹糸よりもか細く儚い【勝ち筋】を、どれほど不格好な有様を晒しながらも必死に手繰り寄せる泥臭さに。 [省16|]
242: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 21:26:31.14 1kNqHEos0 (4/17)
別に、今の境遇にもう不満はない。寧ろ、あの無能な司令官から常に楽しい【いくさ場】とぶっ飛んだ愉快な日常を用意してくれる今のアイツに上官が変わったことを考えれば──比べ物にならないほど頭がおかしいことを差し引いても──最早幸運とさえ捉えられる。
ただ、私が彼女のような強さを、物理的ではなく精神的な強さを最初から備えていたなら。あの愛しい“地獄”ももう少し早くもう少しマシな環境にできたんじゃないか。そう思わずには居られない。

西住さんは、それを“表”の世界にいたままで成し遂げた。腐り果てた価値観と悪意的な謀略に、“希望に眼を輝かせ使命感と義務感に燃える小娘”のまま抗い抜いた。
艦娘として、身体能力や武力は私の方が遥かに勝っているかもしれない。だけどその精神力は、憧れ、羨み、私もそうありたいと望んでしまうほど強く気高いものだった。

同時に、それは私にとって戦闘そのものに対する享楽とは別の“戦う理由”でもある。西住さんに少しでも長く、できればその生涯が終わるまで、今の“道”を歩み続けて欲しい。心の底から信頼できる仲間たちと肩を並べ、“表”の世界で輝いてほしい。
我ながら青臭すぎて気恥ずかしくなってくるけど、それでも真剣で切実な、そんな理由。

[省31|]
243: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 21:28:47.14 1kNqHEos0 (5/17)
「こっちへ!!」

チ級の軌道を眼で追いながら、彼女は私達の方に手を差し伸べてくる。

言いたいこと、聞きたいことは山ほどある。だけど、今は時間的にも状況的にもその余裕がない。

そしてこの急場を切り抜けるに当たって、残念なことに彼女の“提案”は最適解だった。

「02、03!!」
[省42|]
244: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 21:31:33.21 1kNqHEos0 (6/17)
「戦車後退!」

li イ; ゚ -゚ノl|《り、了解です!》

ギャリギャリとキャタピラーが唸り、下敷きになっていた【暴徒】の残骸が生々しい断裂音を残してそこら中に飛び散る。1、2秒ほどの抵抗感を経て、W号の車体は急速にバックを始めた。

「左、撃て!次いで右、撃て!!」

<(' _'#<人ノ《あいよっと!!》
[省51|]
245: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 21:33:51.19 1kNqHEos0 (7/17)
一つの“兵器”として見た場合、W号戦車は旧式もいいところだ。装甲厚、最高速、最大・有効射程、貫徹力、旋回性能………どれをとっても近現代の最新鋭戦車とは比べるべくもない。
対深海棲艦戦力として見れば尚の事で、カール自走臼砲や列車砲のような規格外でもない限り基本的には足止めすらろくに出来はしないだろう。

それでも、コレは“戦車”だ。単純比較では陸戦における最強兵器であり、王者。現代戦は対戦車火器も充実しているけれど、未だただの歩兵にとっては十分な脅威足り得る。

況してや、せいぜい角材や出刃包丁程度しか装備していない【暴徒】にとってその砲声は死の宣告に近い。

「ァ………ァ………』
『ゥ………グォ………」
[省23|]
246: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 21:36:19.95 1kNqHEos0 (8/17)
(ドイツ語の授業でも履修していたのかしら……?)

学園艦の最大の設立理由は“海外に通用しうる人材の早期育成”であり、この理念の影響から各学園艦は英語以外にも多数の外来語を選択制の授業に取り入れている。
流石に大洗女子学園の授業内容まで網羅するほどの“フリーク”には私もまだ踏み入れていないけど、独逸語があっても全くおかしくはない。単語の内容にしても、片方は元から知っておりもう片方は「炎」などの極一般的な意味も含まれてる。授業で習うことはあるでしょう。

(だからおかしくはない………けど、ね)

では何故、この2単語を“癖になってうっかり思わぬ場で口走ってしまう”ほど練習する必要があるのか。
大洗女子学園はプラウダのようにチーム内に留学生がいるという事情もない。そこまで急ピッチにドイツ語を覚え習得する必要性というのは薄いはずだ。
[省29|]
247: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 21:43:34.19 1kNqHEos0 (9/17)
「右に寄せてください!!」

∬;´_ゝ`)「っととと!!?」
<ヽ;`∀´>「ハニダ!!?」

西住さんの指示に従い、右手側の塀にぶつかるようにしてW号の車体が道路の右側に走行位置を寄せる。襲ってきた衝撃を、男保安官と阿音が必死に車体を掴んで耐える。

└(*・ヮ・*;)┘「おわわっ!!?」
「お馬鹿っ!!」
[省51|]
248: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 21:45:09.02 1kNqHEos0 (10/17)
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[省43|]
249: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 21:46:42.11 1kNqHEos0 (11/17)
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「もう一度聞かせてくれ」 [省6|]
250: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 21:54:11.43 1kNqHEos0 (12/17)
.






先に述べた通り、W号戦車は兵器としては骨董品だ。曲がりなりにもヒト型にだってダメージ自体は与えられる第3・4世代戦車とは違い、駆逐艦の装甲殻すらろくに貫徹できない。

だから今のヌ級Flagshipに対する砲撃だって、向こうは恐らく痛くも痒くもない。実際ヌ級の上げた声も、驚きと困惑によるものでダメージからくる苦悶は響きに全く皆無だった。 [省25|]
251: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 21:57:27.91 1kNqHEos0 (13/17)
(;*‘ω‘*)「大層ご立腹だねぇ……穏やかじゃないっぽ!」

「ガァッ!?』

「このまま防護陣地まで撤退を!!」

女保安官が辟易とした表情でぼやきつつ、さっきと同じ要領で【暴徒】の先頭を1人射抜く。ほんの一部が進軍の足を鈍らせるものの、“主力群”の時と違って十分な拡散ペースがあるため効果としては遥かに薄い。
西住さんも当然迎撃という選択肢は取らず、一目散に離脱を図る。

「こっちだこっち、急げ!!」 [省31|]
252: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 22:00:01.62 1kNqHEos0 (14/17)
《射撃開始、射撃開始!》

「怯むな、数はさっきよりマシだ!」

「っ、でもなんかさっきより速いやつ多くない!?」

「畜生、それに【ヌタウナギ】もいやがる!!軽く100は越えてるぞ!!」

入場間際のW号による一撃も、流石に多少の撹乱が精一杯だったらしい。無数の足音が周囲から迫ってきていて、それに応じる保安官たちの怒号と無線通信、射撃音が鳴り響く。
私はバリケードの中からとびだした木材に足を架け、一気に身体をその頂上まで跳ね上げる。 [省37|]
253: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 22:04:30.74 1kNqHEos0 (15/17)
強引にこじ開けた一個小隊相当の“穴”。後続がそこを埋めきる前に、こっちからその中に滑り込む。

さっき保安官たちも無線でやり取りしていたけど、【暴徒】の勢いや見える範囲での【寄生体】の密度を見る限り恐らく今回の攻勢は前にこの“防護陣地”へ行われてきたソレよりも激しさが増している。
マジノ要塞にでも籠もっているならいざしらず、昭和の学生運動に毛が生えた程度のバリケードでこの兵力差を埋めきれるかどうかは怪しいところね。

先ずは、陣地の傍から“群れ”の前衛を押し返すことを優先する。

「邪魔っ!!」

『『クキャッ!!?』』 [省38|]
254: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 22:16:34.88 1kNqHEos0 (16/17)
寡勢が大群と相対する際に、重要なのは此方の戦力を如何に“集中”するかだ。

テルモピュライのスパルタ然り、イッソスのアレクサンドロス大王然り、桶狭間の織田信長然り、沖田畷の島津家久然り、硫黄島の栗林忠道閣下然り。歴史を紐解いても、少数兵力側が戦況を覆すか大いに善戦した時は、基本地形や天候を利用して“真っ向勝負”が起きないようにするところから始まっている。
そこに敵の油断や混乱、彼我の練度・兵装差が加わることで、初めて物量差を覆すだけの余地が生まれるってわけ。寡兵が大軍を何の変哲もない真っ向勝負で打ち破るとしたら、それこそタイムスリップした直後で弾薬が潤沢な自衛隊と戦国の侍軍団くらい兵装格差がないと無理でしょうね。

その点で鑑みれば、私達はよくやっている。お粗末とはいえ“防護陣地”に拠って敵勢の大半を引き付けつつ打撃し、その上で艦娘──つまり私という最強ユニットの衝撃力を一点に集中させて一部を突き崩しつつあるのだから。
現に影響は既に出始め、私が“群れ”の中を斬り進む毎にそれの穴埋めと対処に追われてバリケードそれ自体への取り付きが徐々に少なくなっている。

「っふ!」
[省26|]
255: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/26(水) 22:24:02.70 1kNqHEos0 (17/17)
腕は痺れ始めているし、肺は少ない酸素を必死にやりくりして正に青息吐息、脚だってまるで満杯まで入れた輸送用ドラム缶を鎖で繋いで動かしているかのような重さだ。

現時点での“全力”を振り絞っての戦闘から、せいぜい2分か3分しか経っていない。けれど、あと5分この状態を保てるかも怪しいものわね。
まぁその間に7、80人は斬ったけど、今現在押し寄せてきている全体量からしたらまるで足りない。仮に私がここで力尽きれば、後続に飲み込まれて間違いなく一巻の終わり。

けれど、それでいい。

元より、自分の限界が近いことは承知の上。1時間も2時間も戦おうとか、一騎当千でこの“群れ”を殲滅してやろうとか、そういう高い志は端から持ってない。

(あとは中の連中が、“意図”を汲んでくれてるかどうか………っ、ね!) [省28|]
256: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/27(木) 23:37:39.52 898rXpAV0 (1/2)
包囲は、この時点で既に大きく綻びつつあった。

防戦を開始した地点から“門”の前付近まで一気に打通した私の突貫は、さながら手練の筋者が扱うドスの如く“群れ”を深く抉っている。
単純な損害の大きさに加えて、艦娘である私が大暴れしながら“群れ”をどんどん食い破っていく有様は当然向こうにとって愉快な状況から程遠く、損害の穴埋めと私への対処に動きざるを得ない。

結果として“防護陣地”への攻勢が全面的に「鈍化」を通り越して「停止」に差し掛かりつつあった中での、W号による砲撃。正しく穴埋めと私への対処に出向いてきた四個小隊相当の戦力が一瞬で壊滅し、深海棲艦側は致命的な混乱状態に陥った。

《門前、全迎撃隊に伝達!攻撃を開始してください!!》

【大洗の軍神】は、機を逃さない。無線越しに号令が飛び、“門”から一気に“軍勢”が打って出る。 [省24|]
257: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/07/27(木) 23:41:19.19 898rXpAV0 (2/2)
元々日本の警察組織は、本来ある意味において自衛隊以上に“銃火器”の使用に対する制限が厳しい。ただその分、彼らの多くが対人格闘術に特化している。
逮捕術と呼ばれるこれらの技術は、護身並びに反艦娘的な思想の持ち主に襲撃された際の“最大限穏当な対人制圧術”の一環として艦娘の訓練過程にも組み込まれるほどだ。

まぁ、“あの”鎮守府には当て嵌まらない生ぬるい基準だけど。私が最初に学んだのは、「如何にすれば3人以上の頚椎をいっぺんにへし折れるか」だったわね、確か。

「突っ込めぇ!!」

「「「どりゃああああっ!!!」」」

ともあれ、たった今カチ込んでいった保安官たちもまた、そうした日本警察の伝統をしっかり受け継いでいるみたいね。 [省33|]
258:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/07/28(金) 08:53:37.10 v/s5I2+QO[携]
2日連続更新おつです
マッスル提督ついに大洗到着
259:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2023/07/29(土) 09:47:15.28 fStM5nz20
夏休みで舞い上がってる小学生かな?
部外者が野次飛ばす時はsage進行って覚えといてね
260: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/08/23(水) 23:18:45.55 YMhrknSl0 (1/3)
グシャリ。

重く、鈍く、何かが潰れたような打撃音が響く。視線をやれば、丁度警棒を振り切った体勢の保安官と、その前で地面に勢いよく叩きつけられた【暴徒】1人が目に入る。

「クコッ…………』

斃れた【暴徒】の側頭部は、踏み潰されたアルミ缶のごとく歪に凹んでいた。

「っふ!!」
[省35|]
261: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/08/23(水) 23:21:57.80 YMhrknSl0 (2/3)
銃という火器の普及によって、戦争は一時期国家総力戦を前提とするほどに大規模化した。中世頃から現れた“銃”という兵器の存在は、それだけ革新的だった。男女差も年齢差も皆無とは言えないが現れにくく、剣術や槍術と違って身体的欠損でもない限り本当に誰でも兵士に仕立て上げられる魔法の筒。

その“魔力”が最も大きく現れるのは、殺人に対する罪悪感の軽減。

離れて撃つから、殺人そのものに対する現実味が希薄になる。仮に向こうも武装していて銃撃戦になったとしても、直接斬り合い殴り合うより“殺し合い”という行為に対して抵抗感が遥かに緩和される。加えて根本的な必要所作は“引き金を引く”だけだから、“慣れる”までも早い。

「そぉれい!!」

「そっちから二人来たぞ、抑え込め!!」
[省15|]
262: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga] 2023/08/23(水) 23:22:56.84 YMhrknSl0 (3/3)
それでも、彼らは武器を振るう手を鈍らせない。どれ程自分たちが信じていた“正義”に反する行為でも、どれ程自分たちの“心”を踏みにじり傷つける行為であっても、機動隊員たちは血反吐を吐くようにして感情を撒き散らしながら【暴徒】を薙ぎ倒し続ける。

後ろにいるであろう避難民を守るために、その身を以て盾になる。永久に魂に刻み込まれるであろう業を、咎を、明確に存在する命のために自ら背負う。
そんな彼らの決意が、“覚悟”が、強烈な熱風となっていくさ場に吹き荒れ、徐々に前線を“陣地”から引き離し始めた。

『『キィアアアアアアッ!!!』』

「くっ……きゃあっ!?」

……まぁ、その、ねえ?機動隊の突入を“誘発”した責任も、あるわけだから。 [省17|]
263:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2023/08/24(木) 09:02:58.36 K4QawAKw0
更新おつです
264:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2024/02/10(土) 18:55:55.37 wu/6Dwb20
保守
265:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2024/03/04(月) 18:51:50.62 W6PYPV1kO[携]
続き待ってます
266:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga] 2024/04/23(火) 12:51:13.81 3eXHPaRu0
私も待ってますよ
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