未定 アークナイツss (6レス)
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1: 2022/06/26(日)23:11 ID:EbrPSmQr0(1) AAS
ロドス内の通路を歩いているとドクターと呼びかけられて、私は振り返った。

耳をぴんと立てて、私に微笑みかけているのはロドスアイランドのCEOであり、リーダー、アーミヤだ。

「おはようございます。ドクター。今日は風も凪いでいて景色もいいですから、外に出てみるのもいいですよ」

「おはよう、アーミヤ。この一週間砂塵に閉じ込められて、整備班はご機嫌斜めだったが…ようやく解放されたようだ」

砂と砂利が隙間という隙間から、艦内に進入したため、計器類の不具合が発生し、ついでにウィーディはこれまで以上に神経質になった。
省23
2: 2022/06/27(月)12:24 ID:+IhCQGi5o(1) AAS
きたい
3: [saga] 2022/06/29(水)04:46 ID:5RrqZQj/0(1/4) AAS
休日の過ごし方というのは、ロドス内では多種多様であるが、私のような記憶喪失の者にとっては、どうにも歯がゆい時間である。

この空白の時間は自身が、芯となるものを欠落した人間であるということを、自覚させるのだ。

よって、わたしは休日というものをロドス内を歩き回ったり、ロドスの面々と話すことで、記憶の断片を探すことが多い。

ケルシーのいう通り、私がロドスの前身であるバベルのメンバーであったなら、私の過去は誰かの中に存在していることだろう。

恐らく、そのうちの一人である人物が、私の前に現れた。
省7
4: [saga] 2022/06/29(水)04:47 ID:5RrqZQj/0(2/4) AAS
「今まで、問題なかったようが、今回の砂嵐はやはり特殊だったようだ」

「そうだね、主にその砂嵐の規模と、その砂に大量の砂鉄が混じっていたことがこれまでと違った点かな。

大概の電子装置は防護対策してあるものだけど、なにせ古いから、ぼろっちいんだよね」

彼女の手が硬く、握り締められる。

「次は、絶対、設備予算を請求するんだ」
省11
5: [saga] 2022/06/29(水)04:48 ID:5RrqZQj/0(3/4) AAS
痛みはないが代わりにぞくりとした感覚が背筋を襲う。

そして、熱い吐息が肌にかかり、理性を麻痺させようとする。

私は空中に浮いていた手を何とか動かし、クロージャの身体を引きはがそうとするが

彼女の静かに上下する胸に触れて固まった。

首筋から垂れる血を舌で転がして嗅いで舐めて、その甘美で破滅的な味わいに彼女は激しく喘いだ。
省14
6: [saga] 2022/06/29(水)04:49 ID:5RrqZQj/0(4/4) AAS
私の視線を避けるようにクロージャは、目をそらした。

「答えてもらう、クロージャ。私が、【テレジアを殺した】。君から見てそのときの私はどういう状態だったのだ?私は何のために、殺した?」

「言われても、わ、わたしも、よくわからなかったよ。現場にはいなくて後から聞いたから」

「私はケルシーから聞いた言葉ではなく、クロージャの考えを聞きたいんだ」

「私は、その、ドクターが」
省14
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