西片「し、躾るのが、好きだから?」高木さん「へえ。よくわかったね、西片」 (3レス)
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1: [sage saga] 2022/01/20(木)23:03 ID:o7m9OMWJO携(1/3) AAS
「西片って、猫派? 犬派?」
「えっ?」

隣りの席の女の子にそんな他愛もない世間話を振られて若干心拍数が上昇するのを自覚しながら、オレは質問に対する答えを返した。

「どちらかと言えば、猫派かなぁ」
「ふうん。そうなんだ」
「ちなみに高木さんはどっち派?」

隣りの席の高木さんは、少しも迷うことなく微笑みを浮かべて、きっぱりとこう答えた。

「わたしは犬派だよ」
「そうなんだ……なんで?」
「さて、なんででしょう?」
省7
2: [sage saga] 2022/01/20(木)23:05 ID:o7m9OMWJO携(2/3) AAS
「じゃあ、正解したご褒美に西片が大好きな子猫ちゃんになってあげる"にゃん"」
「は……?」

聞き捨てならない発言とその語尾に耳を疑ったオレは思わず辺りをキョロキョロ見渡して親猫が居ないことを確認してから改めて高木さんに視線を戻すと、可愛い仕草で鳴いた。

「にゃんにゃん♪」
「っ……!?」

か、かわいい。なんだこれ。なんだ、これ!

「どうしたのかにゃ、西片? さっきから固まってるけど、もしかして気に入らにゃい?」
「そんなことないよ! 全然! ちっとも!!」
「そう? にゃはは褒められて嬉しいにゃん♪」
「げほっ! がはっ!?」
省7
3: [sage saga] 2022/01/20(木)23:07 ID:o7m9OMWJO携(3/3) AAS
「ちなみに西片は猫のどんなところが好きにゃのかにゃ? 教えて欲しいにゃん♪」
「それは、その……かわいいところだよ」
「わたし、かわいくできてるかにゃあ?」
「そ、それはもちろん! ……かわいいよ」

何言ってるんだオレは。駄目だ。抗えない。

「こほん。あー……えーっと……ちなみに高木さんは、犬のどんなところが好きなの?」
「わたしは犬の従順なところが好きにゃ」
「なるほど。たしかに忠誠心があるよね」
「そうそう。まるで西片みたいだにゃん」
「えっ?」
省22
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