久川凪「凪にラブコメのヒロインは無理だと思っていますね?」 (53レス)
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1: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:05 ID:W10CRmTA0(1/49) AAS
〜事務所〜
P「……」
久川凪「……」
P「……」
凪「……」
省6
2: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:06 ID:W10CRmTA0(2/49) AAS
凪「仕方がありませんね。この期に及んで自らの立場を理解していないPのために、凪が説明をしてあげましょう。問答無用、否応なし、泣いても許してはあげませんよ」
P「ごめん、この書類を片付けてからでいいか?」
凪「わかりました」スン
P「頼んでおいてアレだけど全然問答無用じゃない」
凪「凪の『な』は優しさの『な』です」
省5
3: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:07 ID:W10CRmTA0(3/49) AAS
凪「〜シャボンディ諸島〜」
P「各地で修行してきた麦わらの一味か」
凪「今のネタは伝わらない層がいますね。早々に反省です」
P「エグチとダブチで韻を踏むのも伝わりやすさから言うと微妙だと思うけどな」
凪「そんなことはどうでもいいでしょう。今は凪がPを糾弾する時間です。一度始まれば中断はききませんよ」
省9
4: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:07 ID:W10CRmTA0(4/49) AAS
凪「つまり男と女があっちこっちにドキドキしてヤキモキしてオーキードーキーのマンマミーヤということですね」
P「今マリオいた?」
凪「さて、ラブコメに大切な要素はなんですか?」
P「お色気要素」
凪「遺言と受け取っても?」
省5
5: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:08 ID:W10CRmTA0(5/49) AAS
凪「しかし、今のやり取りの中に、まさに今日、凪がこうして物申している原因が含まれていようとは、気が付いていないのですか? その程度ではダメダメの実のダメ人間ですよ」
P「今のやり取り……はっ!」
凪「勘のいいPは嫌いではない」
P「その……高校でスタイルが良くなった娘もいるし、あまり気にしない方が……な……?」
凪「前言撤回です。でっかい鉄塊をお見舞いしようか」ゴゴゴゴゴゴ
省1
6: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:09 ID:W10CRmTA0(6/49) AAS
凪「そろそろ本題に移りましょう。前置きに1800文字も使って何がしたいのですか? ここがテキサスなら蜂の巣ですよ」
P「あんまり銃で撃たれる理由に納得はできないけど、ここが東京でよかったよ」
凪「凪はこの前、眺めていたのです。シンデレラガールズ劇場わいど☆を」
P「シンデレラガールズ劇場わいどって何?」
凪「シンデレラガールズ劇場わいど☆です。2度目はない」
省5
7: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:09 ID:W10CRmTA0(7/49) AAS
凪「241話で柚さん、悠貴ちゃんと制服放課後公園バドミントン。299話で美嘉さんの妹になり映え映えキラキラ写真を激写。431話で星空の元語り合う……」
P「懐かしいな。確かにそんなこともあった」
凪「まさに圧倒的ヒロイン。日常全ての思い出がメモリー……!」
P「頭痛が痛い」
凪「凪がクラスの男の子なら放っておくことはないでしょう。その前にそいつを凪が生かしておきませんが」
省1
8: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:10 ID:W10CRmTA0(8/49) AAS
凪「さて、変わって今度は凪のお仕事をルックバックフラッシュバックエコバック」
P「エコバッ”グ”な」
凪「231話で杏さん、こずえさんとゲーセンでUFOキャッチャーにへばりつく。271話でフリマの練習がてらかな子さんとショートコント。333話で裕子さんのぴにゃこらサイキックに翻弄され、366話で謎のマジシャンに飛び込み営業で即興漫才……」
P「こっちも懐かしいな」
凪「どう思いますか?」
省5
9: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:10 ID:W10CRmTA0(9/49) AAS
凪「あまりにもはーちゃんのお仕事はキラキラ感に溢れ、凪のお仕事に無いイチャイチャ感に溺れ……凪は1つの仮説に至ったのです」
P「仮説?」
凪「はい。それがまさにタイトル回収。Pは凪にラブコメのヒロインは無理だと思っていますね? それ以外に考えられない」
P「いや、別に思ってないって……」
凪「本当ですか? 凪の目を見て言えますか? この泥棒猫」
省1
10: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:11 ID:W10CRmTA0(10/49) AAS
P「まあ凪がどうというより、颯がそういうのに向き過ぎてるってのは感じるな。キャラクター、距離感、性格、いろんな面でヒロイン感が強いから、結果的にはそういうお仕事が多くなるというか……」
凪「またPはそうやって目前の凪ではなくはーちゃんを祭り上げるのですね。いつか刺されても知りませんよ」
P「あ……悪い、そうだよな、今は颯より凪だよな」
凪「『颯より』とは聞き捨てなりませんね。この世にはーちゃんより優先されるべき物事はない」
P「お前わりと面倒くさいな」
11: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:11 ID:W10CRmTA0(11/49) AAS
凪「とにかく、凪は今日、証明のためにやってきたのです。正面から正直に勝利を掴むために」
P「証明……?」
凪「凪にもラブコメのヒロインのようなムーブメントができるということの証明です。御託を並べるつもりはありません。始めましょう。もちろんPが主人公ですよ」
P「え? 始める? 何を……」
凪「それでは凪のラブコメ、略してナギコメ、どきどきわくわくはじまりはじまり」
省1
12: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:12 ID:W10CRmTA0(12/49) AAS
〜出会い編〜
P「何? 出会い? もう始まってる?」
凪「今から凪とPが出合います。ラブコメは初登場時のインパクトが大切……ここはオーソドックスに通学路でぶつかることにしましょう。新学期、転校生、交差点、パンを咥えた美少……少女」
P(美少女って自分で言うのを躊躇ったのカワイイな)
凪「これだけでもう役満でしょうね。しかし、凪のラブコメ適性ならたちまち倍満です」
省1
13: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:12 ID:W10CRmTA0(13/49) AAS
凪「凪はこちらから歩いてきます。Pはあちらから。交差点で死角からぶつかってしまいます」
P「まあ、よく聞くやつだな」
凪「スタート!」
P「はいはい……」トコトコ
凪『歩こう 歩こう あいむふぁいんせんきゅー ハンコをついたら賃貸契約 いいハコ作ろう新生活♪』
省5
14: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:13 ID:W10CRmTA0(14/49) AAS
P「いつまで喋ってるの!? こっちはジャスラックだかバスジャックだか言い出した時には既に交差点で待ちぼうけですけど!?」
凪「Pはせっかちですね。釣りの基本は待つことですよ」
P「あとPヘッドがIヘッドになる話ちょっと気になるな!! 今度教えろよな!!!」
凪「ではそこで立っていてください。もう少しで凪がタックルしますから」
P「意図的にぶつかりに来るのはただの当たり屋じゃないか?」
省5
15: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:13 ID:W10CRmTA0(15/49) AAS
凪「そうして教室にたどり着くと、ホームルームで先生が言うのです」
P「『今日は転校生を紹介します』だろ?」
凪『隣のクラスに転校生が来たらしいですよ』
P「会えねえ!! 『アンタは今朝の!』とか言ってもらえねえ!!!」
凪「都合よくヒロインがノコノコと来てくれるとは限りませんよ。徳の積みなおしですね」
省7
16: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:14 ID:W10CRmTA0(16/49) AAS
凪「そうして、なんやかんやでPと凪は知り合います」
P「99%詰んでたのによく知り合えたな。そこ詳しく描写してくれよ」
凪「どうせ家が近かったとか、そういうあれですよ」
P「違う方向から交差点に突入してたのに……?」
凪「家から10分通学路。普段と違う道を歩いてみれば、そこは幻想的なクロスロード」
省1
17: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:14 ID:W10CRmTA0(17/49) AAS
凪「さてさて、次は凪のことを深掘るイベントです。知り合いの女の子からヒロイン候補にジャンプアップ。主人公の心に刻まれるような出来事が起こるわけです」
P「イベント……学校行事とか?」
凪「ご名答です。Pは何か、好きだった学校行事はありますか?」
P「そうだな……」
凪「ゆっくりで構いません。誰しも数十年前の記憶を掘り起こすことは簡単ではないからな。すぐに思い出せるのなら感嘆ものです」
省9
18: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:15 ID:W10CRmTA0(18/49) AAS
凪「筋書きはこうです。Pは自分のクラスの出し物を手伝っていましたが、休憩時間になったので校内を散策することにします」
P「はいはい」
凪「そこで、隣のクラスの出し物が『コスプレ喫茶』だったことを思い出します。何人かいる友人をからかってやるか……と思い、そこに入店すると、凪を見つけるのです」
P「わかったわかった。さっきは一言も発さないままに交差点でタックルを受けただけだったから、今回こそ主人公にならせてくれ」
凪「当然です。凪がPの期待を裏切ったことがありますか? わりとあるでしょうね。アイドルとして力をつける必要性を痛感する日々です。目指せトップアイドルのはーちゃんの隣にいる人。凪の戦いはこれからだ」
省1
19: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:15 ID:W10CRmTA0(19/49) AAS
〜イベント編:文化祭〜
P(終わってなかった。むしろ始まった。えっと……)
P『ふぅ……ようやく休憩か……やっぱり食べもの系は売れるな。一生分のたこ焼きひっくり返した……』
P『とはいえ、別に行くところもないしな……あ、そうだ、確か……』
P『そうだ、隣のクラスがコスプレ喫茶やってんだったな。冷やかしがてら行ってみるか……』トコトコ
省7
20: ◆5AkoLefT7E [saga] 2021/12/15(水)00:16 ID:W10CRmTA0(20/49) AAS
P『ありえねえだろ今いる客何時間粘るんだよ』
凪『ファストパスもありますが』
P『ディズニーランドか。寄せてくるな』
凪『高くつきますが、どうしますか?』
P『ここで揉めててもしょうがないし……いくら?』
省6
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