まどか「ゲッターロボサーガ!!」 (554レス)
上下前次1-新
1: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)17:49 ID:wHbaGeEk0(1/22) AAS
閉塞と混沌の時代に突如として発表された「ゲッターロボアーク」のアニメ化に「魔法少女まどか☆マギカ
叛逆の物語」の続編の制作決定…!
100年に1度のこのビッグウェーブ、乗るしかない…!ということで漫画版初代ゲッターロボとまどマギの
コラボSSを書くことになりました。
ただし物語をクロスオーバーさせるのは偉大な先人たちの通った道だし、まどマギファンの皆様にもこの機会に
改めてゲッターについて知ってもらいたかったので、『まどマギのキャラクター達で漫画版ゲッターロボを再現する』
というコンセプトのSSになりました。
文章力が無い、想像力も足りてない、話のテンポも悪い…とダメな書き手ではありますが、大好きな2つの作品を
繋ぐことで1人でも多くの方に相手側の作品を知ってもらう切っ掛けになれるように一生懸命頑張りたいと思います!!
長文になってしまい申し訳ありませんでしたが、まずは物語の導入部としてまどマギのクライマックスシーンから
省3
2: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)17:56 ID:wHbaGeEk0(2/22) AAS
まどか「ゲッターロボサーガ!!」
プロローグ−1−
『閃光!!願いの果て!』
3: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)18:09 ID:wHbaGeEk0(3/22) AAS
見滝原市 中心街
ほむら「う…ぐ…!」
遠のいていた意識が身体中を走る激痛によって無理矢理呼び戻される。
か細い少女の身体は傷つき、血にまみれていた。
特に彼女の両脚は崩れたビルに押しつぶされ、完全にその場から動けなくなっていた。
ほむら「どうして…何度やってもあいつに勝てない…」
省2
4: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)18:31 ID:wHbaGeEk0(4/22) AAS
キャハハハハハハハハハ
見滝原の上空に浮かぶ巨大な異形の姿。
『ワルプルギスの夜』…別名『舞台装置の魔女』。
スーパーセルを伴い、姿を顕現させる度に何千人もの犠牲者を出す最凶最悪の魔女。
ほむらにとって、絶対に越えなければならない障害といえる存在なのだが…その壁は彼女にとって、あまりにも高すぎる壁だった…。
省2
5: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)18:45 ID:wHbaGeEk0(5/22) AAS
ほむら「…繰り返せば、その度にまどかの因果が増える…」
ほむら「…う…っうう…ッ」
ポタッ…ポタッ…。
あまりの悔しさ、無力さにほむらの目からとめどなく涙がこぼれる…。
ほむら「私がやってきた事は結局……!」
省3
6: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)18:54 ID:wHbaGeEk0(6/22) AAS
ほむら「あ……まどか……」
いつの間に来たのだろうか。
ほむらの目の前には彼女のかけがえのない大切な友人、鹿目まどかが立っていた。
ほむら「まさか……」
ほむらの問いかけにまどかは申し訳なさそうに…けれど優しくほほ笑みながら答えた。
省1
7: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)19:04 ID:wHbaGeEk0(7/22) AAS
キュウべえ「ーー数多の世界の運命を束ね因果の特異点となった君ならば」
キュウべえ「どんな途方もない望みであろうと叶えられるだろう」
ほむら(インキュ…ベーター…!)
まどかの影から静かにキュウべえ…いや、インキュベーターが姿を現す。
その瞬間、ほむらはようやく自らの置かれた致命的な状況を理解した。
8: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)19:11 ID:wHbaGeEk0(8/22) AAS
ほむら「そんな…やめて…」
ほむら「まどかぁ…!」
まどか「ほむらちゃんわたしやっと解ったの」
まどか「叶えたい願い事見つけたの」
まどか「だから…その為にこの命、使うね」
9: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)19:30 ID:wHbaGeEk0(9/22) AAS
ほむら「やめてよッ!!」
胸の奥から込み上がる激情に、思わず叫んでしまう。
ほむら「それじゃあ私は今まで何の為に…!」
ほむらの脳裏を走馬灯の様にこれまでのループの記憶が記憶が駆け巡る。
省8
10: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)19:39 ID:wHbaGeEk0(10/22) AAS
まどか「……」
ほむら「ううぅ……ひっく……」
幼い子供のように大粒の涙を流しながら嗚咽するほむらにまどかが近づいていく…。
そして…。
スッ…。
ほむら(!!)
省1
11: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)19:46 ID:wHbaGeEk0(11/22) AAS
まどか「…大丈夫だよ、ほむらちゃん」
まどか「これまでずっと、ほむらちゃんに守られて望まれてきたから今の私が在るんだと思う」
まどか「そんな私がやっと見つけた答えなの」
まどか「だから…信じて」ニコッ
ほむら(…まどか…)
12: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)20:02 ID:wHbaGeEk0(12/22) AAS
キュウべえ「…まどか。取り込み中のところすまないけど、そろそろ決断してくれないかな?」
キュウべえ「見てごらん、ほむらのソウルジェムはもう限界だよ」
キュウべえ「…もし君が僕と契約をして彼女を助けなければ、ほむらは手遅れになってしまうよ?」
まどか「…わかったよ…」
まどかは名残惜しそうにほむらと重ねた手を離し、立ち上がる。
省4
13: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)20:19 ID:wHbaGeEk0(13/22) AAS
キュウべえ「…では、始めようか…」
さあ鹿目まどか
その魂を対価にして
君は何を希(ねが)う…?
…数え切れないほどの魔法少女達を破滅へと導いておきながら、自らをただの『傍観者』だと騙る悪魔(インキュベーター)は、いつもの口上を
形式的に…そして機械的に述べた。
省6
14: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)20:32 ID:wHbaGeEk0(14/22) AAS
まどか「私は『私の存在と引き換えに』全てのインキュベーターをこの宇宙から消し去りたい」
まどか「過去、現在、未来…あらゆる時間軸の全てのインキュベーターという存在を、この宇宙からーー!」
15: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)20:46 ID:wHbaGeEk0(15/22) AAS
キュウべえ「!?その祈りはーーーー」
カッ!!
次の瞬間、まどかを中心として眩い光が周囲を疾(はし)った。
魔法少女の契約が結ばれ、まどかの魂をソウルジェムへと変換するプロセスが始まったのだ。
これまで本当の感情を見せたことのないインキュベーターの貌(かお)に、初めて『恐怖』の表情が浮かぶ。
省3
16: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)21:05 ID:wHbaGeEk0(16/22) AAS
キュウべえ「ま、まどか!!君は自分が何をしたのか、理解しているのかい!?」
キュウべえ「前にも言ったけど、君たち人類の繁栄は僕たちインキュベーターによってもたらされたものなんだよ!?」
キュウべえ「もし僕たちインキュベーターの存在がこの宇宙から消えたら、君たち人類は再び有史以前の原始的な生活に戻ってしまう!!」
キュウべえ「…いや、そもそも今この瞬間に宇宙が存在できているのは、僕たちインキュベーターがこれまで宇宙の各地で魔法少女を作ることで
希望と絶望の相転移からエネルギーを回収し、延命してきたおかげだ!!」
キュウべえ「その事実を消し去り、宇宙を終焉へ誘う君の願いは、明確な因果律への『叛逆』に他ならない!!」
省3
17: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)21:15 ID:wHbaGeEk0(17/22) AAS
まどか「あなた達インキュベーターはこれまで数え切れないほどの魔法少女たちの運命を弄んできたけれど」
まどか「……それは私も同じだよ」
まどか「私はインキュベーターを倒すために、この願いで今在る世界のすべてを破壊する」
まどか「…魔法少女になる運命だった子たちから『希望』を取り上げて、パパやママ、タツヤみたいな何も知らない大勢の人たちの運命を
自分勝手に作り変える…」
まどか「解る?…あなたとわたしは『同罪』なの」
18: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)21:24 ID:wHbaGeEk0(18/22) AAS
まどか「誰かの運命に悪戯に干渉して全てを作り変えてしまう…そんなの、神様にだってきっと許されていないことだよ」
まどか「だから歴史に介入して人類の運命を大きく変えてしまうような『罪』を犯した存在は、この宇宙から消えなくてはならないんだよ…!」
まどか「あなたも…そして…」
まどか「…私も」
キュウべえ「!!!」
19: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)21:36 ID:wHbaGeEk0(19/22) AAS
まどか「…私には解る…。この願いが叶う時、世界はきっと…今よりもずっと…ずっと…すばらしい世界に生まれ変わっているんだって…」
まどか「…ただ、その新しい宇宙にあなたとわたしが行くことはない…!」
まどか「さぁキュウべえ…もういいでしょ?」
まどか「終わりにしようよ…全てを!」
ピカーーーーッ!!!!
省1
20: ◆pnE8/WoUNM 2021/05/15(土)21:44 ID:wHbaGeEk0(20/22) AAS
ほむら「キャアッ!?」
キュウべえ「こ…この光は…!?」
インキュベーターの瞳が驚きに大きく見開かれる。
まるでまどかを護るように展開される神秘的な緑色の輝き。
それは魔法少女の契約で生まれるソウルジェムの光とはまったく別の…異質な光だった。
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