【シャニマス】灯織「それは違います!」【ダンガンロンパ】 (1002レス)
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21: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:26 ID:InZo0qy40(21/42) AAS
灯織「とりあえず全員ここにいる人は無事だったね……」
めぐる「うん、みんな意識を失ってたから心配だったけど一安心だね!」
真乃「でも、事務所のみんなが揃ってるわけじゃないのはどうしてなんだろう……」
灯織「何が起きてるのか、とりあえずそれを把握しなくちゃ」
私たちがそのための一歩を踏み出そうとしたその瞬間。
省8
22: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:27 ID:InZo0qy40(22/42) AAS
???『オマエラ!おはようございます!本日は当希望ヶ峰学園の特別強化合宿プログラムにご参加いただきありがとうございます!』
(……は?)
灯織「……希望ヶ峰学園?!」
真乃「ほ、ほわっ……!この場所って希望ヶ峰学園なの……っ?!」
咲耶「特別強化合宿?聞き覚えがないね」
省11
23: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:28 ID:InZo0qy40(23/42) AAS
樹里「おい!てめーがアタシたちを監禁した犯人なのか?!舐めたことしやがって……!」
(樹里……!)
樹里「学園長だかなんだか知らねーけどさっさと姿を見せてみろ!」
???『……ちょっとちょっと!校内放送ぐらい黙って静かに聞けないの?!……はぁ、仕方ないなぁ。もういいよ、そっち行くから!せっかちだなぁ……もう、全く……』
それだけ言うとアナウンスはプッツリと切れた。
省10
24: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:31 ID:InZo0qy40(24/42) AAS
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!」
「オマエラお待ちかねの学園長、モノクマだよ!」
25: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:32 ID:InZo0qy40(25/42) AAS
(……え?)
思わず目を疑った。
体育館から競り上がってきて華麗に着地を決めたのは私の背丈半分ほどのぬいぐるみ。
左右で白黒に分かれたクマのぬいぐるみだった。
小糸「ぴぇっ?!?!」
甜花「く、クマの、ぬいぐるみ……」
めぐる「し、しかも喋ったー?!」
省7
26: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:33 ID:InZo0qy40(26/42) AAS
モノクマ「それよりオマエラ、おはようございます!」
灯織「お、おはようございます」
樹里「丁寧に返さなくていいぞー、灯織」
モノクマ「健全な合宿生活に挨拶は欠かせません!まずは風野さんに一モノクマポイント!」
灯織「あ、ありがとうございます……?」
省10
27: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:33 ID:InZo0qy40(27/42) AAS
モノクマ「えーっと、オマエラはご存知の通り、希望ヶ峰学園主催の合宿プログラムに参加していただいております」
甘奈「甘奈身に覚えがないんだけど……」
咲耶「ちょっと待ってくれないかい?希望ヶ峰学園……私は既に数十年前に廃校になっていたと聞いているのだけど」
モノクマ「はぁ?何言ってんのさ、希望ヶ峰学園が廃校になるわけないじゃない!だってこの国の希望だぜ?未来だぜ?新時代のニューウェーブだぜ?」
モノクマ「まあそういうわけで、オマエラもここにいる限りは希望ヶ峰学園の生徒として参加してもらいます」
省6
28: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:34 ID:InZo0qy40(28/42) AAS
樹里「おい!」
モノクマ「はりゃ?」
樹里「合宿だっつーんならなんで果穂と夏葉、他にもいないメンバーがいるんだ?」
モノクマ「あーそれね……さっき言った通りだよ。ここが希望ヶ峰学園だから、それだけ」
甘奈「説明になってない……」
省6
29: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:35 ID:InZo0qy40(29/42) AAS
モノクマ「あのねえ、なんでも聞けば答えてくれるほど世の中甘くないの!むしろそんなのレアケースだから!この世界は無関心無干渉の塊だよ!」
咲耶「あくまで教えないつもりかい?」
モノクマ「うぷぷぷ……まあとりあえずはボクの話を聞いてよ」
(……嫌な予感がする)
モノクマ「今回の合宿生活は、今までの合宿生活とは一味違います!」
省1
30: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:35 ID:InZo0qy40(30/42) AAS
モノクマ「その期限が……【一生】なのです!」
31: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:36 ID:InZo0qy40(31/42) AAS
(…………は?)
耳を疑った。何を言っているのか理解できず、呆然と立ち尽くす。
そんな私たちを他所に、モノクマは言葉を続けた。
モノクマ「おはようからおやすみまで、すべての瞬間をこの学校の中で過ごしてもらいます!オマエラのピチピチのお肌がおばあさんの皺皺肌になるまでず〜っと一生ね!」
モノクマ「大丈夫、資源も資金も潤沢にあるから生活には何一つ不自由はさせないよ!餓死なんかされてもつまんないしね!」
32: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:37 ID:InZo0qy40(32/42) AAS
円香「……くだらない」
(……樋口さん?)
円香「あなたが何者か存じ上げませんが、私たちをこんなところに監禁して、警察が動かないとでも?一生と言わずものの数時間でこんな生活破綻しますよ」
透「……あ、たしかに」
(……そうだ、間違いない。すぐにプロデューサーや両親をはじめとした、周りの人々が動き出す。私たちが今日から合宿なのも共有している情報だし……何も心配なんかいらない)
省3
33: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:38 ID:InZo0qy40(33/42) AAS
モノクマ「悪いことは言わないから過度な期待はしないほうがいいね、ああ哀しき哉無情なる現実……」
モノクマ「外部からの助け?無い無い!ありえないよ!オマエラはここでの生活を受け入れるしか無いんだよ!」
真乃「そ、そんな……」
円香「……意味不明」
雛菜「え〜、ここで一生なんて雛菜嫌だ〜」
省4
34: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:38 ID:InZo0qy40(34/42) AAS
モノクマ「誰か殺せばいいんだよ」
モノクマ「刺殺絞殺撲殺圧殺呪殺……殺し方はなんでもよし!フリージャンルで殺してちょーだいな!」
モノクマ「無事他の生徒の誰かを殺すことができれば脱出への道が開かれるのです!」
35: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:38 ID:InZo0qy40(35/42) AAS
(……は?)
(殺、す……?)
ダメだ、またしても許容量をあまりにも超えすぎている。耳から入ったはずの言葉がそのまま抜けていく。現実味がなさすぎる。
人を殺すだのなんだの……ドラマの中でしか聞いたことがない。
にわかに鎮まりかえる。
省1
36: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:39 ID:InZo0qy40(36/42) AAS
モノクマ「あれあれ?反応が薄いなぁ…」
そんな中、最初に動いたのは樹里だった。
樹里「……ざけんな!いい加減にしろよ、さっきから黙って聞いてたら!」
灯織「……!」
モノクマ「なにさ、ご不満でもあるのかしら?」
省5
37: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:42 ID:InZo0qy40(37/42) AAS
プッツリと樹里の中の何かが切れる音がした。
次の瞬間にはモノクマの胸ぐらを掴みあげる樹里の姿。
樹里「おい……ふざけんなよ、アタシだけじゃなくみんなまで巻き込んで……絶対に許さねえから」
モノクマ「うわー!やめろー!学園長への暴力は拘束違反だよー!」
わざとらしい悲鳴に、わざとらしい手足のじたばた。
モノクマの挑発的な態度に樹里の怒りのボルテージが上がっていく。
_____ブーッ!ブーッ!
省10
38: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:43 ID:InZo0qy40(38/42) AAS
爆音。
痛みを感じるほどの轟音と共に凄まじい爆風で思わずへたり込んでしまった。
バラエティのジョークなんかじゃない、正真正銘本物の爆発だ。
樹里「……マジ、かよ」
今の一瞬、樹里が手を離すのが遅れ、逃げそびれていたら……
間近で衝撃を受けた樹里は無事ではなかっただろう。
それこそ、大火傷……で済めばいいレベル。
霧子「……怪我、ないかな……?」
省6
39: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:45 ID:InZo0qy40(39/42) AAS
モノクマ「もー!こんなに早くスペアを出すことになるなんて!現代の若者はキレやすいって聞いてたけど限度があるよ、限度が!」
めぐる「わっ?!また出てきた!」
甘奈「一体だけじゃなかったの?!」
モノクマ「当然!モノクマは量産体制ラインが組まれて、学園の至る所に配備しておりますとも!」
樹里「マジかよ……」
省7
40: ◆zbOQ645F4s [saga] 2021/02/17(水)21:47 ID:InZo0qy40(40/42) AAS
……それから、どれくらいの時間が経ったのだろうか。
モノクマがいなくなっても、私たちは何も言葉を発することができずにただ黙って立ち尽くしていた。
しばらく時間が経ち、体に走る最悪な熱が徐々に冷めていくと、次に湧き上がってきたのは、【疑念】。
気がつけば、全員が周囲を見渡していた。
今隣に立っている彼女ももしかすると殺害を企てているかもしれない。
万が一にもそんなことはない、そうは思っていても拭いきれない疑心暗鬼。
そんな暗く重たい心の靄が広がっていくのを感じる。
省5
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