【ラブライブ！】真姫 「はぁはぁ……もう意識が。さ、最後に」 (15ﾚｽ)
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1: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:24 ID:fvrMzA3A0(1/15) AAS
二作目のラブライブ！ssです。よろしくお願いします。
タイトルで不安になる方もいるかもしれませんが、平和なオチなのでご安心ください。
前回の作品はこちら
海未 「園田海未のーーそ！！」
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2: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:26 ID:fvrMzA3A0(2/15) AAS
真姫 「最後に言わせて」 ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
海未 「ダメです！ 真姫！ 喋らないでください！」
希 「血が止まらない……どうすれば……」
絵里 「近くで大型工事があって救急車はすぐ来れないって……！ あと二十分はかかるらしいわ……」
花陽 「そ、そんな！？」
省1
3: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:26 ID:fvrMzA3A0(3/15) AAS
真姫 「穂乃果、き、聞いて？」
ことり 「真姫ちゃん喋っちゃダメだよ！？」
真姫 「私のことは私が一番よく分かってる。だから言わせてほしいの……！」 ﾌﾗﾌﾗ
海未 「し、しかし」
にこ 「……海未」
省3
4: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:28 ID:fvrMzA3A0(4/15) AAS
真姫 「穂乃果。あなたはとにかく騒がしくて……迷惑で、めんどくさかったわ」
穂乃果 「うぅ……真姫ちゃん……」ｸﾞｽｯ
真姫 「でも、そのおかげでこうして毎日飽きなかったの。それに、あなたがいてくれたから、私は音楽に向き合えた。私は音楽も、μ'sも、大好きになれた……！ ありがとう、穂乃果」
穂乃果 「こっちこそ……ありがとう、だよ……真姫ちゃん……！！」 ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
真姫 「それに海未」
省3
5: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:30 ID:fvrMzA3A0(5/15) AAS
真姫 「そしてことり」
ことり 「ま、真姫ちゃん……」 ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
真姫 「もう泣かないで。あなたはみんなに優しくなれる人、だからいつも笑顔でいてほしい。それだけで私もみんなも、幸せになれるから、今まで幸せだったから」
ことり 「うぅ……！」 ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
真姫 「そして凛、花陽」
省7
6: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:31 ID:fvrMzA3A0(6/15) AAS
真姫 「そしてエリー、希」
絵里 「真姫……」 ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
希 「うぅ……真姫ちゃん……！」 ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
真姫 「二人は私にとってお姉ちゃん的存在だった……ついつい甘えたくなるときも実はあったくらい。私に姉妹がいたらこんな感じなのかなって……ありがとう二人とも」
希 「こちらこそ……真姫ちゃんはウチにとって妹みたいな……！！ 大切な存在や……！」 ｸﾞｽｯ
省1
7: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:33 ID:fvrMzA3A0(7/15) AAS
真姫 「そしてにこちゃん」
にこ 「……真姫」
真姫 「あなたは泣かないのね」
にこ 「泣かないわよ、私は。真姫が悲しむから」
真姫 「……ふふ、それがにこちゃんらしいわね。ねぇ、にこちゃん、あなたはエリーや希に比べてお姉ちゃんなんて風には思えなかったけど」
省5
8: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:35 ID:fvrMzA3A0(8/15) AAS
真姫 「これでとりあえず伝えたいことは全て言えた。いつも素直になれなかったけど、ようやく私は心から素直になれたのね……ありがとうみんな。私はμ'sが大好きよ」
穂乃果 「真姫ちゃん……！！」 ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
海未 「真姫！」 ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ことり 「うぅ……ま、真姫ちゃん」 ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
花陽 「真姫ちゃん……」 ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
省7
9: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:36 ID:fvrMzA3A0(9/15) AAS
希 「えっ、真姫ちゃん20分もずっと喋ってたん！？」
救急隊員 「大丈夫ですか！？ ってこれは……？？」 ﾍﾟﾛｯ
花陽 「ええっ！？ 舐めた！？」
救急隊員 「これトマトジュースですよ」
海未 「……はい？」 ｷｮﾄﾝ
省2
10: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:37 ID:fvrMzA3A0(10/15) AAS
穂乃果 「ええっ！？ これはどういうことなの、真姫ちゃん！？」
真姫 「言ったでしょ？ 『私のことは私が一番よく分かってる』って。止血も完璧だし急所も逸れてるから、心配ないっていう意味で言ったんだけど……」
ことり 「で、でも、『最後に言わせて』って言ってたよね！？ 最後ってそういうことじゃないの！？」
真姫 「命に別状はないって言っても超痛かったし、気絶する可能性も十分あったから、意識がなくなる前の最後ってことね」
凛 「じゃあ、あの遺言みたいのは何だったの！？」
省1
11: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:39 ID:fvrMzA3A0(11/15) AAS
穂乃果 「はは、そうだったんだ……なんか一気に疲れちゃったよぉ」 ﾌﾗﾌﾗ
にこ 「……な、なんなのよ、それ！」 ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
海未 「にこの顔が赤くなってます……！」 ﾊｯ
にこ 「なにが素直よ！？ 紛らわしいのよ！？ よっぽど素直じゃないわ！！ このバカ！！」
真姫 「バカってなによ、バカって！？ わ、私だって色々と勇気を出してっ……ぐっ、痛い」 ｽﾞｷｯ
省1
12: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:40 ID:fvrMzA3A0(12/15) AAS
真姫 「分かりました……あっ、でも、にこちゃんに一言だけ。来て、にこちゃん！」
にこ 「えっ？」
真姫 「ほら、早く！！」
にこ 「分かったわよ、なによ、まったく！」
真姫 「耳貸して」
省10
13: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:42 ID:fvrMzA3A0(13/15) AAS
凛 「行っちゃったね、真姫ちゃん」
穂乃果 「にしても本当に怖かったよ……」 ﾎｯ
海未 「しかし穂乃果の不注意で真姫が怪我したことは確かですよ、本当に反省してくださいね？」
穂乃果 「それはもちろんだよ……うぅ、ごめんなさい、真姫ちゃん、みんな」
絵里 「そういえば結局あのトマトジュースは何だったのかしら」
省9
14: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:42 ID:fvrMzA3A0(14/15) AAS
真姫 「耳貸して」
にこ 「ん」 ﾎｲｯ
真姫 「みんなに大好きって言ったけど、にこちゃんは特別だから」 ﾎﾞｿｯ
にこ 「えっ///」 ｶｧｧ
にこ (なんて言えるわけないでしょ)
省3
15: ◆OhwMOMnhjF9/ [sage saga] 2020/10/10(土)23:45 ID:fvrMzA3A0(15/15) AAS
ということで、にこまきでした！
まだまだ未熟ですが、読んでいただきありがとうございます。
また、機会があれば書かせてもらいますので、気楽に待っていただけると嬉しいです。
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