高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「時間がたくさんあるカフェで」 (43レス)
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1: [sage saga] 2020/07/05(日)19:17 ID:y1AgrPS70(1/43) AAS
――おしゃれなカフェ――

北条加蓮「んっ……?」ムクッ

高森藍子「あっ……。加蓮ちゃん、起きた?」

加蓮「……寝てた?」

藍子「はい。寝ていました」
省3
2: [sage saga] 2020/07/05(日)19:17 ID:y1AgrPS70(2/43) AAS
レンアイカフェテラスシリーズ第125話です。

<過去作一覧>
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「膝の上で」
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「最初にカフェで会った時のこと」

〜中略〜

・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェでの離席と天気雨」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「紫陽花のカフェで」
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「梅雨の晴れ間のカフェテラスで」
省2
3: [sage saga] 2020/07/05(日)19:18 ID:y1AgrPS70(3/43) AAS
藍子「すみませ〜んっ。……う〜ん、アイスコーヒーよりも、ホットコーヒーの方が良いのでしょうか」

藍子「弱冷房もずっと効いたままだから、加蓮ちゃん、体が冷えちゃってるかな」

藍子「でも、7月なのにホットコーヒーなんて変かも? ううんっ、飲みたいものはいつ飲んでもいいですよね。ブレンドは――」

加蓮「ふわ……。とりあえず、藍子。店員さんを呼んでから考えるのは、迷惑だよー……」

藍子「あっ……。ごめんなさい店員さんっ、お忙し――え? 忙しくないから大丈夫、ですか?」
省5
4: [sage saga] 2020/07/05(日)19:18 ID:y1AgrPS70(4/43) AAS
藍子「ところで、加蓮ちゃん。……寝起きの顔、ばっちり見られちゃっていますけれどいいんですか?」

加蓮「……、」

加蓮「……、」

加蓮「…………」

藍子「ああ、加蓮ちゃんが店員さんを見つめたまま動かなくなっちゃった……」
省6
5: [sage saga] 2020/07/05(日)19:19 ID:y1AgrPS70(5/43) AAS
加蓮「店員さんだからよくない?」

藍子「寝ている時の顔と起きた時の顔とでは少し違いますっ」

加蓮「だって。残念だね、店員さん。藍子ちゃんの……なんだっけ。攻略? には、もうちょっと経験値が足りないみたいでーす」

藍子「もう……。あっ、注文でしたよね。ええと、加蓮ちゃんが目がばっちり覚めるコーヒー……」チラ

藍子「は、もういらないみたいですね。ふふっ」
省6
6: [sage saga] 2020/07/05(日)19:19 ID:y1AgrPS70(6/43) AAS
加蓮「改めて。おはよ、藍子」

藍子「おはようございます、加蓮ちゃん♪」

加蓮「んー……」チラ

加蓮「10分?」

藍子「10分と、2時間です」
省8
7: [sage saga] 2020/07/05(日)19:20 ID:y1AgrPS70(7/43) AAS
藍子「あと、少しだけ顔をしかめていたり、寂しそうにしていたり……」

加蓮「人の話を聞け! っていうかその言い方だと私がまるで最近奈緒と一緒に現場に行けなかったりして寂しがってるみたいじゃん!」

藍子「そういえば加蓮ちゃん、最近は1人でのお仕事が増えてきましたよね」

加蓮「ぐ……。しまった、そこまではまだ言ってなかったか」

藍子「やっぱり、コーヒーを注文しますか?」
省5
8: [sage saga] 2020/07/05(日)19:20 ID:y1AgrPS70(8/43) AAS
藍子「じ〜」

加蓮「?」

藍子「じぃ〜」

加蓮「んん? んー、何か言いたいことがあるって顔?」

藍子「♪」
省8
9: [sage saga] 2020/07/05(日)19:21 ID:y1AgrPS70(9/43) AAS
藍子「なんて、冗談ですっ。眠い時には寝ちゃいましょう。今のは加蓮ちゃんの真似です♪ 加蓮ちゃん、あんな風に言うとまるでお姉ちゃん――」

藍子「ううんっ、学校の先生みたいですよね」

加蓮「だっからさー、それわざわざ言い換える必要あるの?」

藍子「私がそう思って、そう言いたいから言っただけです」

加蓮「はいはい。まぁ、最近ちびっこ相手に先生って言われたりもするんだけど……」
省9
10: [sage saga] 2020/07/05(日)19:21 ID:y1AgrPS70(10/43) AAS
加蓮「外、いつの間にか雨が降ってたんだ……」

藍子「加蓮ちゃんが眠り始めてから、すぐに。本当に、不思議なくらいすぐ、降り始めちゃいました」

加蓮「確か、ここに来た時には晴れてたんだっけ」

藍子「はい。でも、加蓮ちゃんが寝息を立て始めてから――」

加蓮「その言い方はやめなさい。生々しいって言うかガチで寝た感があるから」
省6
11: [sage saga] 2020/07/05(日)19:22 ID:y1AgrPS70(11/43) AAS
藍子「早く止むといいですね、雨」

加蓮「私はいいよ。藍子が楽しいなら、雨が降っても」

藍子「じゃあ、私はいいので、加蓮ちゃんが元気になるなら晴れてくれた方が嬉しいですっ」

加蓮「即答でそれを言うかー……」

藍子「雨は、もういっぱい降りました。今は7月ですから。梅雨の時期も好きだけれど……そろそろ、夏が来てほしいなって♪」
省5
12: [sage saga] 2020/07/05(日)19:22 ID:y1AgrPS70(12/43) AAS
藍子「……一緒に選ぼうね、ではなくて?」

加蓮「うん。どうせ近いうちに水着のグラビアとか新商品の紹介とか、そういう仕事が来るだろうし。その時ついでに選んでおいてあげる」

藍子「そうですね、加蓮ちゃんはまだまだ忙しいですから……」

藍子「ではなくて!」

加蓮「ではなくて」
省8
13: [sage saga] 2020/07/05(日)19:23 ID:y1AgrPS70(13/43) AAS
藍子「だって加蓮ちゃん、絶対に変な水着を選んで来るでしょっ」

加蓮「そんなに変なのを選ぶつもりはないんだけどなー……。藍子が、アイドルとして新しい魅力を見つけられるようなのをね?」

藍子「けっこうです!」

加蓮「はぁー? そんなんでこの先やっていけると思ってんの? どーせパーカーを羽織ったら自然に街を歩けるようなワンピースタイプのヤツとか! なっがいパレオで足を隠したりとか! 藍子はいつだってそうでしょ!」

藍子「ぎくっ」
省6
14: [sage saga] 2020/07/05(日)19:23 ID:y1AgrPS70(14/43) AAS
加蓮「そーいうのも加蓮ちゃんが着たらイメージチェンジになるでしょ? ワンピースタイプなら胸が多少キツくても最悪リメイク頼めばいけるし、パレオのなら合うトップスを選んでくるだけだもん」

加蓮「ま、今はちょっと違うイメージで魅せる時って感じじゃないけど、準備しておいて損はないってモバP(以下「P」)さんもよく言うし」

加蓮「あとはこっちから提案した時に藍子チョイスだって言っておけば、藍子の名前や話題も出せるかもしれないもんね、そーやって次のオファーは生まれていくんだよ」

藍子「……加蓮ちゃん、なんだかすごいアイドルになりましたね」

加蓮「どーいう褒め言葉よ、それ」
省12
15: [sage saga] 2020/07/05(日)19:24 ID:y1AgrPS70(15/43) AAS
藍子「…………、………………」

加蓮「んー? どしたの、そんな考え込んで。引き受けてくれる気になった?」

藍子「引き受けません。……お仕事でなくて、プライベートの……他に誰もいないところでなら、1回だけ……なら……」

加蓮「……え、いいの?」

藍子「……1回だけですからね。本当に1回だけ! その時は、加蓮ちゃんも私の水着を着てくださいよ」
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16: [sage saga] 2020/07/05(日)19:24 ID:y1AgrPS70(16/43) AAS
藍子「さっきは、加蓮ちゃんが元気になるなら……って思ったけれど、今度は正真正銘、私が早く夏に行きたいって思っちゃいました」

加蓮「水着以外にも、夏服とかたくさん着てみたいしね。それに合う髪型も試してみたくて……あと、浴衣!」

藍子「浴衣……」

加蓮「お祭りとかほとんど行ったことないもん。前に……いつだったかっけ。何かの帰り道で、たまたまお祭りをやってるのを見つけてね」

加蓮「あ、お祭りやってるんだー、ってちょっと入ってみたけど、すぐ出ちゃった」
省7
17: [sage saga] 2020/07/05(日)19:25 ID:y1AgrPS70(17/43) AAS
□ ■ □ ■ □

加蓮「限定メニュー、何になっただろ……あれ? まだライチのジュースのままなんだ。料理は変わってるのに」

藍子「本当だっ。きっと、すごくお気に入りの出来なんですね」

加蓮「ホントに? ネタが思いつかないとかじゃないのー?」
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18: [sage saga] 2020/07/05(日)19:26 ID:y1AgrPS70(18/43) AAS
加蓮「……、」チラ

加蓮「とりあえず果物とか果実とか、なんでも混ぜてみたら何かできそうなんだけどね」

藍子「そういえば、前にネネちゃんがいろいろ試していて、なんだか肩をしょんぼりと落としていました。新しく考えるのは、けっこう難しいみたい?」

加蓮「へぇー……そうなの?」

藍子「なんでも混ぜればいいって訳ではないみたい。でも、新しく何かを思いついたり、試している時は、なんだか楽しそうでしたっ」
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19: [sage saga] 2020/07/05(日)19:26 ID:y1AgrPS70(19/43) AAS
藍子「それに、今はジュース作りのお話ではなくて……いえ、ジュース作りのお話ではあるんですけれど」

藍子「これ以上思いつかない! ってくらいまでやった時、どうしたらいいかって質問ですっ」

藍子「加蓮ちゃんなら、どうしますか? 髪型をぜんぶ試してみた時とか、ネイルの色をひととおり塗ってみた後とか」

加蓮「その時は……最初に戻るかな、私なら」

藍子「最初に戻る……」
省6
20: [sage saga] 2020/07/05(日)19:27 ID:y1AgrPS70(20/43) AAS
加蓮「あんまり昔に立ち直るって好きじゃないんだけどねー。……ほら、私って昔が昔だし」

藍子「あはは……まあまあっ。昔探しも、時にはいいかもしれませんよ♪」

加蓮「それ、私に言う?」

藍子「加蓮ちゃんにだから、言うんです」

加蓮「……私にだから言うかぁ」
省6
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