【安価】で異世界なろう転生 (236レス)
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13: 2020/01/22(水)14:44 ID:WPSzylAGO携(1/2) AAS
ここは謙虚にいこう。勇者って言っても特別な力や超人的な能力がある訳でもないしな。
それにこの攻略本…どの程度役に立つかは分からないが、何も無いよりはマシだな。

男「あ、どうも…」

「「オォォォーーッ!!」」

突然の歓声に吃驚してしまう。この世界での勇者ってのはこんなにも期待されているのか。

神父「お許し下さい勇者様。我々は貴方様の顕現を待ち望んでおりました故…騒がしくて申し訳ありません」

男「あ、頭を上げて下さい。俺は大丈夫ですよ」

俺に期待を寄せられれば寄せられるだけ、自分の能力の低さに引け目を感じてしまう。
持ち上げられる事に縁が無かった俺には非常に気まずい。

神父「ありがとうございます。早々で申し訳無いのですが、この私めにご同行願えますでしょうか?」

男「はい、いいですよ」

一刻も早くこの場から離れたい。視線が刺さるという表現をここまで実感するのは初めてだ。

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俺が神父に案内されたのは、城の玉座の間。
城なんて写真でしか見た事ないが、生は迫力が違う。
案内された部屋の玉座に腰掛けるのは、見るからに王様と分かる風貌のビゲモジャのおじさん。

神父「勇者様。この方が我が国、光の都の王で御座います。では、私はこれで…失礼致します」

男「はい、ありがとうございます」

神父は俺と王様に一礼すると、玉座の間を後にする。
とはいえ勝手が分からないので、とりあえず王様に向かって跪いて頭を垂らす。

王様「よい。堅苦しいのは無しだ、勇者よ。頭を上げよ」

男「はい」

王様「うむ。改めて歓迎するぞ、勇者。貴殿が何故此処へ召喚されたのか…そこから話そう」

男「あ、自分が転s……召喚されたのは、この世界を救う為です王様」

王様「神父から聞いたのか?その通りだ」

話長そうだし、分かってる事はちゃちゃっと答えてしまおう。
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