高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「のんびり気分のカフェで」 (35レス)
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1: [sage saga] 2019/12/02(月)19:22 ID:0/LxNCzG0(1/35) AAS
――おしゃれなカフェ――
<かれんちゃーん
高森藍子「こっち、こっちっ」テマネキ
北条加蓮「いたいたっ。やっほー、藍子。今日は暖炉の前なんだね」
藍子「そういう気分の日ですから♪ こんにちは、加蓮ちゃんっ」
省1
16: [sage saga] 2019/12/02(月)19:30 ID:0/LxNCzG0(16/35) AAS
加蓮「ね? これが女心なの。藍子ちゃん、また1つ勉強したねー」
藍子「…………。加蓮ちゃん」
加蓮「?」
藍子「私のスマートフォン……それに、家のパソコンには、加蓮ちゃんの写真がまだいっぱいあります」
加蓮「藍子」
省8
17: [sage saga] 2019/12/02(月)19:31 ID:0/LxNCzG0(17/35) AAS
加蓮「クリスマスプレゼント、何が欲しい?」
藍子「プレゼント?」
加蓮「プレゼント。ものによっては今から準備しないといけないかもだし」
藍子「プレゼント……。加蓮ちゃんからもらった物なら、なんでも――なんて言ったら加蓮ちゃん、怒っちゃいますよね」
加蓮「うん。怒る怒る」
省8
18: [sage saga] 2019/12/02(月)19:31 ID:0/LxNCzG0(18/35) AAS
加蓮「じゃあテキトーにお菓子でも食べて終わりってことにする?」
藍子「たまには、そういうのもいいかも? ……そうだっ。せっかくなら、色々なお店や場所に行ってみませんか? クリスマス探しですっ」
加蓮「クリスマス探し?」
藍子「はい。クリスマス探し。街を歩いて、あっ、ここでクリスマスをやってる♪ って場所を、探して行くんです」
加蓮「ふふっ。面白そう。新しいお散歩?」
省7
19: [sage saga] 2019/12/02(月)19:32 ID:0/LxNCzG0(19/35) AAS
藍子「他には、私の家の3つ隣の家では、毎年、すてきなイルミネーションを飾っているんです」
加蓮「イルミネーション」
藍子「イルミネーションって普通、ツリーの形や、雪だるまさんの形、あとは……Merry Christmasっていう文字の形や、星、雪の結晶……そんな感じですよね?」
加蓮「まあだいたいその辺り?」
藍子「でも、その家のイルミネーションは、なんとっ」
省6
20: [sage saga] 2019/12/02(月)19:32 ID:0/LxNCzG0(20/35) AAS
加蓮「えー、どうしよっかなー。クリスマスにお散歩デートかー」
藍子「はい。お散歩デート、しましょ?」
加蓮「ふふっ。否定しないんだ」
藍子「♪」
加蓮「しょうがないなぁ。藍子がそこまで言うなら」
省4
21: [sage saga] 2019/12/02(月)19:33 ID:0/LxNCzG0(21/35) AAS
藍子「イルミネーションを見るのなら、時間が少し遅くなってしまいますね。お母さんかお父さんについてもらっていた方が、安心なのかな?」
加蓮「親同伴のデート? 子供じゃないんだから」
藍子「私たち、まだ子どもじゃないですか〜」
加蓮「せっかく保護者をっていうなら、そこはPさんにしときなさいよ」
藍子「ふぇっ!? そ、それはほら〜……。Pさんも、お仕事で忙しいかもしれませんから。ねっ?」
省5
22: [sage saga] 2019/12/02(月)19:33 ID:0/LxNCzG0(22/35) AAS
□ ■ □ ■ □
加蓮「あったかー♪」
藍子「……♪」
加蓮「……ふわ」
藍子「……ふわぁ」
省7
23: [sage saga] 2019/12/02(月)19:34 ID:0/LxNCzG0(23/35) AAS
藍子「じゃあ……加蓮ちゃん。私が今、考えていることも、加蓮ちゃんに伝わっていますよね?」
加蓮「え」
藍子「じ〜」
加蓮「……ほら、さっきはたまたま分かっただけだし? いつだって分かる訳じゃないから」
藍子「なるほど〜」
省9
24: [sage saga] 2019/12/02(月)19:34 ID:0/LxNCzG0(24/35) AAS
藍子「あはは……。別のなら……。暖炉ストーブ、暖かいなぁ……とか?」
加蓮「ふふっ。暖かいよねー」
藍子「暖かいですよね……」
加蓮「……ふわ……」
藍子「あふ……。少しだけ、眠っちゃいますか?」
省6
25: [sage saga] 2019/12/02(月)19:35 ID:0/LxNCzG0(25/35) AAS
藍子「……ううんっ。もし本当に怒っていたら……注文してほしいって思っているなら、店員さんだって、話しかけに来てくれますよね」
加蓮「あははっ。真面目に怯えさせるつもりはなかったんだけど……。ごめんね?」
藍子「もうっ。分かって言ってたんですか?」
加蓮「すみませーんっ」
藍子「あっ……もうっ」
省3
26: [sage saga] 2019/12/02(月)19:35 ID:0/LxNCzG0(26/35) AAS
藍子「ええとっ、サンドイッチを2人分と、その後でコーヒー。お願いします」
加蓮「お願いね。……店員さん、注文を聞く時にわざわざ膝を折って屈んでくれたね」
藍子「目線を合わせてくれましたね。私たちが座っているから」
加蓮「サンドイッチなんだ」
藍子「はい。もこもこのシートとふわふわのクッションに、サンドイッチ。暖炉の前ですけれど、なんだかピクニックみたいじゃありませんか?」
省4
27: [sage saga] 2019/12/02(月)19:36 ID:0/LxNCzG0(27/35) AAS
加蓮「逆に何ならカフェでできないのよ」
藍子「……、……?」
加蓮「LIVEは前に別の場所でしたし」
藍子「撮影も、公式な撮影会ではありませんけれど、ここで似たことをしましたよね」
加蓮「やったやった。他のお客さんから撮影会って思われちゃったヤツっ」
省7
28: [sage saga] 2019/12/02(月)19:36 ID:0/LxNCzG0(28/35) AAS
藍子「と言っても、もちろん店内で体を動かすことはできませんけれど……」
藍子「最近は、カフェの敷地内、お店の外の庭や道が、遊歩道になっていたり、体を動かすスペースになっている……そんなカフェが増えてきているんです」
藍子「ほら、カフェのメニューって、場所によりますけれど量が結構ありますよね?」
加蓮「確かに……。ファミレスみたいな定食を出す場所って結構あるよね」
藍子「はい。それを食べた後に、体を動かしたい方もいらっしゃるみたいで」
省3
29: [sage saga] 2019/12/02(月)19:37 ID:0/LxNCzG0(29/35) AAS
藍子「……くすっ♪」
加蓮「?」
藍子「加蓮ちゃん。今、加蓮ちゃんが考えていること、当ててみますね」
藍子「"そのカフェに行ってみたいなぁ"、ですよねっ?」
加蓮「いや別に?」
省4
30: [sage saga] 2019/12/02(月)19:37 ID:0/LxNCzG0(30/35) AAS
加蓮「身体も動かせるってなると……どうしよ藍子。マジで思いつかないよ。カフェでできないこと」
藍子「それだけカフェは、すてきな場所だってことです♪」
加蓮「いや、絶対見つけてやる……! カフェにできないことを……!」
藍子「どういう意地の張り方ですか……。――あっ、店員さんっ」
加蓮「ありがとー。わ。バスケットに入れてきてくれたんだ」
省7
31: [sage saga] 2019/12/02(月)19:38 ID:0/LxNCzG0(31/35) AAS
加蓮「いつものサンドイッチだけど、暖炉の前で座って食べると……なんか、ほっとする。ぬくもりを感じるね」
藍子「ほら、加蓮ちゃん。暖炉を見ると、かっこん、かっこん、って揺れる椅子に座った、おじいさんやおばあさんが思い浮かぶから……ってお話、したじゃないですか」
藍子「あれが残っていて、おばあちゃんの味が、みたいな感じではないでしょうか?」
加蓮「……、」メヲオトス
加蓮「そこまでは考えてなかったな……。でも、そうかも?」
省7
32: [sage saga] 2019/12/02(月)19:38 ID:0/LxNCzG0(32/35) AAS
……。
…………。
「「ごちそうさまでした。」」
加蓮「ずず……」
藍子「ずず……♪」
省9
33(1): [sage saga] 2019/12/02(月)19:39 ID:0/LxNCzG0(33/35) AAS
藍子「寝たくなったらいつでも言ってくださいね。膝、お貸しします♪」ポンポン
加蓮「藍子がやってほしい側じゃなかったの?」
藍子「やってほしくて、やりたくもありますからっ」
加蓮「なるほどね。でも駄目。今日は甘えたい気分じゃないから」
藍子「残念」
省7
34: [sage saga] 2019/12/02(月)19:40 ID:0/LxNCzG0(34/35) AAS
>>33 申し訳ございません。2行目の加蓮のセリフを一部修正させてください。
誤:加蓮「藍子がやってほしい側じゃなかったの?」
正:加蓮「藍子がやってほしいんじゃなかったの?」
加蓮「今は他のお客さんもぜんぜんいないね。ここ、すっごく暖かいね?」
藍子「……はっ」
加蓮「ね? 藍子。眠っても大丈夫だよ。ほら、目を瞑って……?」
藍子「…………」ウツラウツラ
省4
35: [sage saga] 2019/12/02(月)19:41 ID:0/LxNCzG0(35/35) AAS
藍子「靴をちゃんと履いて、……うぅ、体がちょっぴり寒く……」チラ
藍子「ううん。ほらほら、加蓮ちゃんも。あっ、クッションはそこに置いてあったので戻してくださいね」
藍子「サンドイッチの入っていたバスケットは店員さんにお渡しするので持っていきましょうっ」パタパタ
<店員さ〜んっ。バスケット、ありがとうございますっ
加蓮「藍子がてきぱき動いてる。珍しー。そんなに焦らなくてもいいのにね」
省5
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