梓みふゆ「鶴乃さん、鶴乃さん、起きてください」 (40レス)
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1: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)20:35 ID:RQR8trEn0(1/40) AAS
鶴乃「んんっ・・・」

みふゆ「鶴乃さん、起きてください」

鶴乃「んぇ・・・? みふゆ・・・?」

みふゆ「最強の魔法少女を決めるために、鶴乃さんはこれからやっちゃんと決闘するんですよね」

鶴乃「うーん・・・?」
省12
21: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)21:26 ID:RQR8trEn0(21/40) AAS
『最強とは、誰よりも強いという意味。やちよに勝てない時点で最強とは言えない』

鶴乃(う、うん・・・。で、でも、そんなことよりこうしちゃいられないの・・・! わたしがみんなを助けないと・・・!)

『あなたは弱い。誰も助けられない。現に灯花にも全く歯が立たなかった。今起き上がったところで、何も変わらない』

鶴乃(あっ・・・うぅ・・・)

『少し外の様子を感じ取るといい』
省25
22: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)21:30 ID:RQR8trEn0(22/40) AAS
鶴乃(そうなの・・・・?)

『灯花もこの力を使って、強くなった。だからあなたも』

鶴乃(わたしもあんな風に強くなれるんだ)

『強くなってみんなを助けられる』

鶴乃(みんなを助けられる)
省31
23: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)21:33 ID:RQR8trEn0(23/40) AAS
パカ「長い間鶴乃の側にいてくれて、いつも鶴乃を引っ張って、鶴乃がウワサになっときも、誰よりも早く、誰よりも深く、鶴乃のことを理解して鶴乃を救ったのはやちよじゃないのかパカッ?!」

鶴乃「・・・・・・・」

パカ「メルの事、お爺ちゃんが亡くなった事、お母さんやお婆ちゃんの事、一家を守る重責・・・・。鶴乃はいっぱい抱えていて傷ついていたパカ。明るい笑顔の奥に隠れた、そんな本当の鶴乃を一番最初に見つけたのはやちよ。違うパカッ?」

鶴乃「違くない・・・」

パカ「それに、ほら、この声を聞くパカッ」
省22
24: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)21:36 ID:RQR8trEn0(24/40) AAS
『・・・・・・・・・・・』

『そう・・・・』

『仲間を支え、支えられる力。それがあなたの本当の力』

『今みんなを苦しめているのはね、わたしの元から引き離されて呪いをまき散らすようになってしまった力なの』

『でもあなたは、あなたの力で呪いに打ち勝ってくれたね。ありがとう』
省21
25: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)21:37 ID:RQR8trEn0(25/40) AAS
ウワサの鶴乃「傘が水で濡れていれば、電位差を作れないからスパークしない。したがって爆発も起きない。で、あってるかな?」

灯花「そうだよっ! 最強さんって間抜けに見えて妙に鋭いよねー?! 腹が立つー!!」

ウワサの鶴乃「にっひひー。最強の魔法少女は知識も最強!」

やちよ「鶴乃・・・。あなた、その姿、もしかしてウワサに憑かれているの・・・?」

ウワサの鶴乃「うん! すごいよ今のわたしは! なんかエネルギーが満ち溢れてる!」
省3
26: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)21:42 ID:RQR8trEn0(26/40) AAS
ねむ「どうやら・・・・一世一代の大博打は吉と出たみたいだね・・・・むふっ」フラッ...

ねむ「うっ・・・・」パタリッ....

桜子「 |ねむっ| 」 抱きとめ

いろは「ねむちゃん大丈夫?!」
省22
27: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)21:45 ID:RQR8trEn0(27/40) AAS
灯花「ウワサは厄介だなあ。もう遊んでいられないみたい」

灯花「じゃあしょうがないよねベテランさん! 今度こそ消してあげるっ! じゃーね!」シャラーン

やちよ「くっ・・・!」

ウワサの鶴乃「させるか〜っ!」
省23
28: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)21:48 ID:RQR8trEn0(28/40) AAS
ももこ「な、なあやちよさん。あの後ろに回り込む技って、やちよさんの技じゃないのか・・・?」

やちよ「ええ、驚いたわ。さすが私の弟子を自称しているだけあるわ」

ももこ「しかも、爆風をも防ぐ傘越しにも関わらずダメージを与えられてる。もともとパワーのある鶴乃が更にパワーが上がってるんだ」

ももこ「そんな圧倒的なパワーがある上に、やちよさんのトリッキーな技も使えるなんて・・・それって、もしかしたら今の鶴乃は・・・」
省29
29: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)21:52 ID:RQR8trEn0(29/40) AAS
ウワサの鶴乃「それはね、とても大きな存在で、そして優しい誰かだったと思う。そんな誰かがわたしにこう語り掛けたの。 “みんなを助けてあげて” って」

ウワサの鶴乃「だからわたしは灯花のことも全力で助けてあげたいの! だからお願いもう抵抗しないで!」

灯花「いーやーだー・・・・!」ググッ....

ウワサの鶴乃「そっか・・・。なら仕方ないね・・・! 悪い子には本気でおしおきしなきゃいけないみたい!」ググッ....

灯花「うるさいうるさいうるさい! みんな大っ嫌い!! バカバカバーーーカッ!!」
省29
30: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)21:54 ID:RQR8trEn0(30/40) AAS
やちよ「ももこ。動ける?」

ももこ「ああっ。もう十分休ませてもらった。鶴乃は余裕こいて強がっちゃいるがさすがにあの二人相手に一人じゃ分が悪い。アタシも加勢するよっ」

やちよ「いえっ、待って。灯花はもう後がないから、これを機に間違いなく何か仕掛けてくるわ。私たちはそれを阻止しないと」

ももこ「あ、ああ、そっか。どうすればいい?」
省25
31: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)21:58 ID:RQR8trEn0(31/40) AAS
ももこ「今更気が付いても遅いぞ!」タッタッタッ 

やちよ「私たちに空中戦ができないと思ったら大間違いよ!」タッタッタッ 

灯花「っ?!」

灯花(嘘でしょ?! 槍を階段にしてここまで昇ってきたっ―――)
省32
32: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)22:01 ID:RQR8trEn0(32/40) AAS
灯花「ビッグクランチからのー・・・」ゴゴゴッ....

ウワサの鶴乃「ウワサの力を纏ったわたしの魔力で・・・!」ボボォ.....

灯花「ビッグバーンッッ!!!」

ウワサの鶴乃「燃えて燃えて燃え盛っちゃってー!!!」
省27
33: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)22:05 ID:RQR8trEn0(33/40) AAS
白羽根「・・・・・いや、そんなことはしない」

黒羽根「・・・・・はい。何かおぞましい力に体を乗っ取られていた感覚が、今はもうありません」

みふゆ「あれ? 羽根の力から解放されています?」

いろは「あ、あのっ! 十七夜さんから連絡が入りました! ゲートを閉じたそうです!」
省21
34: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)22:09 ID:RQR8trEn0(34/40) AAS
白羽根「・・・・・・」

黒羽根「・・・・・・」

みふゆ「あの、皆さん。今更ワタシの言うことに耳を傾ける気にはなれないかもしれませんが、それでもどうかワタシの話を聞いてくれませんか?」

白羽根「・・・・その必要はありません」

みふゆ「うっ・・・。そこをなんとか! ワタシはあなた方とは争いたくないんですっ!」
省21
35: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)22:12 ID:RQR8trEn0(35/40) AAS
うい「でもねっ、やっぱり一番すごかったのは鶴乃さん! あんなに強いなんて!」

ももこ「ああ、本当に強かった。あんな底力があるなんて、今週のビックリドッキリNo1だよ」

やちよ「鶴乃がいなかったら今頃みんなあの世行きだったわ」

いろは「灯花ちゃんに撃たれたときは、鶴乃ちゃん本当に死んじゃったんじゃないかと思って、私もう目の前が真っ暗になっちゃったよ・・・」
省26
36: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)22:31 ID:RQR8trEn0(36/40) AAS
みふゆ「・・・ふふっ、なるほど、そういうことですか」

やちよ「んっ? なにが?」

みふゆ「い〜え〜。なんでもなーいでーすよー」

やちよ「?」
省21
37: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)22:32 ID:RQR8trEn0(37/40) AAS
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後日

やちよ「ええと・・・。本当にするの? 私と手合わせ」

鶴乃「はいっ! ふんふんっ! お願いしますっ! ふんふんふんふんっ!」

やちよ「・・・・・・・・」

やちよ「代わりにももこが手合わせしたいって」
省10
38: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)22:34 ID:RQR8trEn0(38/40) AAS
鶴乃「あ、あがっ・・・」ボロッ.....

やちよ「あれ? あっさり勝てちゃった」

鶴乃「な、なぜに・・・」

みふゆ(あらあら。全く歯が立たないと言った感じでしたね。鶴乃さんの技はやっちゃんを真似したものだから、オリジナルのやっちゃんには通じなかったのでしょうか)

フェリシア「ダセーな鶴乃」
省13
39: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)22:41 ID:RQR8trEn0(39/40) AAS
やちよ「あのねえ。こんなんじゃダメよ鶴乃。いつも訓練だの修業だの喧しくしている割にこの程度なの? 今まで何してたのよ? さっきも言ったけど私はもう魔力が衰えて以前のように戦えないのよ。そんな私に勝てないってどういうこと? こうしているうちにも魔女や異変はそんなのお構いなしにやってくるのに。これからそういうのを対処するのは私じゃなくて、鶴乃みたいに実力がある子なんだからもっとしっかりしてもらわないと困るのよ。なのにはっきり言ってあなたはまだまだよ。私の弟子を名乗るならみんなを守れるくらいの実力を身に着けなさい」

鶴乃「うぅ・・・」

やちよ「実力と言えばこの前のフェリシアの実力テストは散々だったわね。鶴乃が勉強をみているのにどうしてこうなっちゃうのかしら。鶴乃はフェリシアのお姉さんなんでしょ。もっとちゃんと勉強みてあげなさい。まさかとは思うけど、勉強をするふりして遊んでいないでしょうね? 勉強はもっと効率よくやらないとダメよ。予習と復習をして、それから苦手な問題を洗い出して一緒に解いて見せたり―――」

鶴乃「うううぅぅぅ・・・・」

やちよ「鶴乃は荒が目立つのよ。だからいつまでたっても胃もたれするラーメンしか作れないし、うちのお風呂は壊すし、柊さんの車椅子も壊すし、私の忠告を無視してメルの占いを受けてひどい目に遭うし―――」
省30
40: ◆LXjZXGUZxjdx [sage saga] 2019/10/06(日)22:42 ID:RQR8trEn0(40/40) AAS
ありがとうございました。
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