[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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299: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)20:56 ID:xnX4BvrV0(1/15) AAS
乙、ありがとうございます。

投下します。
300: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:18 ID:xnX4BvrV0(2/15) AAS
男(俺、女友、チャラ男のいる場に乱入してきたイケメンはチャラ男に事情を聞く)

イケメン「様子を確かめに来たら……どうしてこんなことになってるのかい、チャラ男?」

チャラ男「いやはや、どうにも俺のしていたことが失敗してバレたみたいでな」

イケメン「失敗か。チャラ男の趣味はともかく、上手く行けば力に取り付かれた気弱とチャラ男に惚れた姉御で一気に二人仲間を増やせるからわざわざ協力したというのに」

チャラ男「まあしゃーないやろ。わざわざ剣を届けてくれたりしてもらったのにすまんけど」
省7
301: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:36 ID:xnX4BvrV0(3/15) AAS
チャラ男「と、それよりこれで形勢逆転やないか? 相手は魔導士の女友とこの場じゃ役に立たない魅了スキルしか持たない男」

チャラ男「俺とイケメンで協力すれば二人を捕らえられるやろ。念願の魅了スキル獲得するチャンスやないか」

チャラ男「俺もちょっとはおこぼれに預からせてくれよな」

男「ちっ……」
省6
302: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:37 ID:xnX4BvrV0(4/15) AAS
チャラ男「へ……どういうことや?」

イケメン「常人には気付かれないようこの地に女友の結界魔法が張られている」

イケメン「女友の力がブーストされて、チャラ男一人分くらいは賄えるだろう。どうやら襲撃に備えていたみたいだな」

女友「私がただ武闘大会に出場しないで遊んでいると思いましたか? 準備するに決まっているでしょう」

男「ナイスだ、女友」
省8
303: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:37 ID:xnX4BvrV0(5/15) AAS
男「イケメン。おまえには色々と言いたいことがあるが、今はおとなしく疑問解消に努めることにする」

男「気弱に聞いたんだが、おまえも宝玉を手に入れたんだってな? どういうつもりなんだ?」

男(男子会の際に聞いた話。気弱が前の町で偶然出会ったイケメンに、宝玉を見せられたと)

男(そう簡単に手に入る代物ではないのに、わざわざイケメンが手に入れた理由とは……)
省7
304: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:38 ID:xnX4BvrV0(6/15) AAS
男(その言葉にイケメンの側のクラスメイト、チャラ男を見る)

チャラ男「そうやな、俺が連日連夜キャバクラ通いしているのは知っていると思うけど……」

チャラ男「その金をどこで稼いでいるかについては思い当たっていないみたいやな」

男「金を……まさか、おまえの職の……」

チャラ男「そうや、盗賊の力でそこらから盗んでな」
省10
305: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:38 ID:xnX4BvrV0(7/15) AAS
イケメン「女はこの異世界に来た時点で、元の世界に戻ることを目標として僕たちクラスメイトをまとめた」

イケメン「まああのときは混乱を収めるためにそれが最適だったのも事実だが……」

イケメン「異世界で過ごすことによって、授かった力を手放すのが惜しいと思ったクラスメイトも出始めたということさ」

イケメン「僕もこの『影使い』の力は気に入ってるしね」
省5
306: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:39 ID:xnX4BvrV0(8/15) AAS
イケメン「しかし今の反応を見るに、男は元の世界に戻るのを当然だと思っていた様子」

イケメン「ならば今この場で僕たちの側に来ないか勧誘しましょうか」

イケメン「女を僕にくれるなら、君の自由意志を認めてやってもいいよ」

男「人を物のように扱いやがって……っ! 大体、俺がおまえらの側に付くと思うか!?」

イケメン「まあまあ、過去のしがらみは捨ててちゃんと考えてくれよ」
省8
307: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:39 ID:xnX4BvrV0(9/15) AAS
男「いや、無いな。俺は絶対に元の世界に戻ると決めたんだ」

男(頭を振って宣言する)

イケメン「ずいぶんと固い決心だね。そんなに元の世界にでも未練があるのかい?」

男「ああ、この世界のラーメンはマズいんだよ」
省12
308: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:40 ID:xnX4BvrV0(10/15) AAS
イケメン「そうか……ははっ、いいだろう。面白くなってきたね」

イケメン「魅了スキルしか持たない君がどこまで出来るか期待しているよ」

男「おいっ、待て! まだ最初の質問に答えてないぞ! おまえはどうして宝玉をわざわざ手に入れたんだ?」

男「この世界から帰還するつもりが無いなら尚更意味がない行動に思えるが?」

イケメン「ああ、そうだったね。楽しませてくれたお返しに答えてあげよう」
省6
309: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:40 ID:xnX4BvrV0(11/15) AAS
イケメン「分からないのかい? 宝玉はその説明の通り、世界を渡る力を持つアイテム」

イケメン「元の世界に帰還するためにも使えるというだけで……別の使い方もあるということに」

男「別の……」

イケメン「そもそも女神は僕らをどうやってこの世界に呼び出したのか。帰還するのが宝玉ならば……」
省6
310: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:41 ID:xnX4BvrV0(12/15) AAS
男(その言葉に気づかされる)

男(そうだ、やつが俺の魅了スキルを手に入れられないのは女を倒すことが出来ないから)

男(魅了スキルによって俺のことを好きになった女が絶対の門番として立ちふさがるからだ)

男(だとしたら……やつらが宝玉を集めることで、その障害を排除し欲望を叶えることが出来るのならば……必死になって集めるはずだ)

イケメン「分かっているようだね。これからは僕たち駐留派と君たち帰還派による、宝玉争奪戦開始というわけさ」
省6
311: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:41 ID:xnX4BvrV0(13/15) AAS
チャラ男「バッチリ宝玉は持っているで。あいつらお人好しにも俺に管理を任せていたからな」

男(その手にあるのは、気弱と姉御が前の町で苦労して手に入れただろう宝玉)

イケメン「これで僕らの手元には僕自身が手に入れた宝玉と合わせて二つ。そっちは三つか。いい勝負だな」

男「っ、おまえそれは二人が……!」
省6
312: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:42 ID:xnX4BvrV0(14/15) AAS
イケメン「最後にお節介な忠告を。宝玉を狙うのは僕たちだけじゃない、気を付けることだね」

チャラ男「じゃあなー。気弱と姉御に達者でなー、と伝えといてくれや」

男(二人の声が響き……気配が消え去った)

男「ちっ……最後まで勝手な奴らめ」
省5
313: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/17(日)21:43 ID:xnX4BvrV0(15/15) AAS
続く。

話が大きく動き出す回です。
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