[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
前次1-
抽出解除 必死チェッカー(簡易版) レス栞 あぼーん

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
196: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:07 ID:ijQdAxAN0(1/13) AAS
男(武闘大会本戦の朝を迎えた)

男(戦いの舞台であるコロシアムには予選のとき以上に人が詰めかけている)

男(例年から予選より本戦の方が観客が多いらしいが、今年はその増加率が桁違いらしい)

男(リングに近い下層の席が埋まっているのは予選の時もだったが、まだ一戦目も行われていないこの時間帯から既に中層の席もほぼ埋まっており、上層の席に人が見られ始めるようになった)

男(ほとんどの観客の目当ては二人の竜闘士の戦いだ。トーナメント表からして当たるとしたら決勝。その歴史的瞬間を今か今かと待っている)
省8
197: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:07 ID:ijQdAxAN0(2/13) AAS
チャラ男「同伴二名までやなかったら、あの娘も連れてきたんやけどな」

姉御「純粋に応援しろという神の采配じゃないかい?」

チャラ男「まあ、いいか。このVIP席で新たな娘を探せばええんやな!!」

姉御「気弱に招待された身分で、人様に迷惑かけるんじゃないよ」

チャラ男「痛っ!?」
省5
198: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:08 ID:ijQdAxAN0(3/13) AAS
女友「言うまでもないかもしれませんが、優勝候補は傭兵さんと女の竜闘士二人ですね」

男「まあだろうな。ダークホース的な存在は見当たらなかったのか?」

女友「ええ。ぎりぎり気弱さんが二人に食らいつけるかといったレベルで、他の十三人の見込みはかなり薄いですね」

男(女友による分析。おそらく『真実の眼(トゥルーアイ)』を使いステータスを見た上での判断だろうからかなり正確のはず)

男「じゃあ問題は女が伝説の傭兵に勝てるかってことだけか」
省14
199: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:08 ID:ijQdAxAN0(4/13) AAS
男(バトルロイヤルだった予選と違って本戦は一対一、しかし観客への配慮のためリングアウトのルールは継続するようだ)

男(一回戦一試合目は対戦選手お互いが慎重で、焦れるような長期戦に)

男(そして二試合目は)

傭兵「『竜の咆哮(ドラゴンシャウト)』」

男(傭兵の参戦。試合開始と同時に指向性の衝撃波を対戦相手に向けて放ちノックアウトする)
省4
200: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:09 ID:ijQdAxAN0(5/13) AAS
男(四試合目)

気弱「おおおおおおっ!!」

男(『騎士(ナイト)』の気弱が盾を構えたまま敵に突撃。リングから押し出して勝利を拾う)

男(八試合目)

女「『竜の咆哮(ドラゴンシャウト)』!!」
省4
201: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:09 ID:ijQdAxAN0(6/13) AAS
男(速やかに一回戦が終わり、休憩時間となった)

男(俺は隣の女友と総評する)

男「予選のバトルロイヤルと違って、一対一だから決着が早いな」

女友「みんな積極的に戦っていますからね」

女友「一応ルール的に相手と戦わず逃げ続けることに制限はかけられていません」
省7
202: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:10 ID:ijQdAxAN0(7/13) AAS
女友「一つ一つの応援や声援が勝負に与える影響など微々たるものです」

女友「しかし、これだけ観客が集まりそれが一カ所に集中すると絶大なパワーを発揮するということですよ」

男(つまり女友が言っているのは『みんなの応援が俺の力になる!』とかいう精神的な話だけではないということだ)

男(声や雰囲気につられて行動に影響が出るというのは実際にある。例えばテレビのバラエティなどでスタッフの笑い声に釣られて視聴者も笑うなどだ)

男(だとすると試合に出ず力もない俺でも、微力ながらに手助けが出来るはず)
省3
203: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:10 ID:ijQdAxAN0(8/13) AAS
男(準々決勝の四試合も特に波乱もなく順当に進んだ)

男(一試合目は傭兵、二試合目は気弱、四試合目は女が勝った)

男(竜闘士の二人はまたも『|竜の咆哮(ドラゴンシャウト)』で一手勝ち)

男(気弱は少し相手に粘られて消耗していたが、この大会には回復魔法使いのスタッフが常駐しているので完全に回復して次の試合に挑めるはずだ)

男(この仕組みについてはとてもありがたいことだ。なぜなら次の準決勝で気弱は伝説の傭兵と戦うことになるからだ)
省7
204: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:11 ID:ijQdAxAN0(9/13) AAS
チャラ男「ようやく準決勝やな、気弱」

気弱「そうだね、まさか僕がここまで来れるとは思わなかったよ」

チャラ男「謙遜せんでええって。気弱やってこの異世界に来て大きな力をもらったやろ?」

気弱「うん、そうだけど……でも次の対戦相手はそれ以上の強敵」

チャラ男「伝説の傭兵。ほんとあの力は反則的よなー」
省6
205: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:11 ID:ijQdAxAN0(10/13) AAS
気弱「甘い……って、どういうこと?」

チャラ男「次の相手、傭兵は予選で姉御を倒したやろ」

チャラ男「つまりやつを倒すことで……自分が姉御より強くなったと証明する絶好のチャンスなんや」

気弱「…………っ!」

男(気弱が姉御のことを好きだとはこの前の男子会で聞いている)
省10
206: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:12 ID:ijQdAxAN0(11/13) AAS
気弱「こ、これは何ですか、チャラ男さん」

チャラ男「ちょっとした伝手で用意することが出来てな」

チャラ男「色から見て分かりそうやが、この剣には毒の効果がある」

チャラ男「少しでも相手に当てれば動けなくすることが出来るはずや。これを使えば伝説の傭兵にだって勝てるはずやで!!」

気弱「そんなの反則じゃ……」
省8
207: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:12 ID:ijQdAxAN0(12/13) AAS
気弱「そんなことありません!!」

チャラ男「だったらもう分かり切ってるな。これを使って傭兵を倒す」

チャラ男「姉御以上の強さだと証明できて、そして宝玉を手に入れられる」

チャラ男「一石二鳥で姉御も気弱を見直し、一気に距離が縮むはずやで」
省4
208: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:13 ID:ijQdAxAN0(13/13) AAS
続く。
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.028s