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男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/
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952: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/21(金) 22:44:54.38 ID:HGFd3vDm0 女友(こうして目的の第一段階はクリアしましたが、第二段階である男さんとの接触のために情報収集をしなければなりません) 女友(中心街での活動拠点が欲しいところでしたが、私たちが滞在していた部屋に男さんの手紙が届いたことからしておそらく宿屋は全てマークされていると考えました) 女友(そこで私たちが頼ったのは独裁都市に入って初めて入った飯屋の店員です) 女友(女のファンであるというその女性の部屋に泊めさせて欲しいとお願いすると二つ返事で了承がも
らえました) 女友(そうして私たちは情報収集に……移るまでもなく、その店員さんから衝撃的情報を手に入れます) 女友『姫様と男さんが結婚ですか!?』 店員『男……って名前は知らないけど、女さんと一緒にいた少年が、パレードの時に姫様に一目惚れしたことで結婚するって、今独裁都市中で話題になっていますよ』 女友『それは……』 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/952
953: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/21(金) 22:45:29.66 ID:HGFd3vDm0 女友(私はその時点で男さんからの手紙の真意を二通り考えていました) 女友(一つは男さんが敵の策略によって私たちを追い払うように手紙を書かされたというのと) 女友(もう一つは男さんが姫様と本気で一緒に生きることを選んだため私たちが邪魔になったというものです) 女友(二つと言いながらも、男さんの性格からしてほぼ前者で決め打っていたのですが……結婚式と聞いて私の中で揺らぐものがありました) 女友(まさか本当に男さんは姫様と……いえ、結婚式を開く
ことが敵の策略である可能性が…………いや、そんな馬鹿馬鹿しい可能性あるはずが……) 女友(私はフラットに考えられているでしょうか。女の恋が破れて欲しくないと無意識に考えが寄っていたのだとしたら私もまだ未熟で……) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/953
954: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/21(金) 22:46:11.12 ID:HGFd3vDm0 女『何迷っているの、女友』 女友『……え?』 女『ここでごちゃごちゃ悩んでもしょうがないでしょ。全部男君の口から説明してもらうまで、私は納得するつもりはないよ』 女友『女……』 女『結婚式は二日後だったっけ。わざわざどこにいるか場所を明かしてくれるのはありがたいね』 女友『……ですね。ではその日に会いに行きましょうか』 女『場合によってはその場から男君を連れ去ることになるかも』 女友『完全に男女の役割が逆じゃないですか、もう』 女
友(女の頼もしさのおかげで私も腹をくくりました) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/954
955: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/21(金) 22:46:55.29 ID:HGFd3vDm0 女友(そして結婚式当日) 女友(中心街の警備はかつてないほどに厳しいものとなっていました) 女友(私たちの姿が見つからない方がいいのは相変わらずのため、監視の目を縫って結婚式会場である神殿前広場を目指します) 女友(結婚式が始まるころになって何とか広場前に私たちはたどり着きましたが、広場の周囲は穴無く監視の目がありました) 女友(とはいえここまで来れば後は強行突破すればいいだけの話なのですが……) 女友(そこで待ち構えていた人物の姿で私は
入り組んだ事態となっていることを理解しました) ギャル『あいつらに全部任せてサボろうと思ってたのに……マジで来たわけ? はぁ、めんど』 女友『ギャルさん……あなたが出張っているという事は、この結婚式にもまた駐留派が絡んでいるようですね』 女友(クラスメイトの一人。ギャルのギャルは私たちの姿を見て迷惑そうに声をあげます) レズ『うわっ、本当に来たよ。チャラ男のアドバイスも当たるもんやね』 女『レズ。あなたもそちら側なの?』 レズ『そやでー。いやあ本当は感動の再会って事で、久しぶりに女の胸に飛び込みたいと
ころだけどね』 女『久しぶりも何も一度も許したこと無いでしょ』 女友(その隣にいるのはこれまたクラスメイトの一人、レズ。スキンシップが激しい彼女に女は少し警戒しています) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/955
956: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/21(金) 22:47:28.78 ID:HGFd3vDm0 ギャル『それで何の用? 出来ればあんたたち帰ってくれない? 今なら見逃すからさ』 女友『見逃すって追いかけるのが面倒なだけでしょう』 女『残念だけど退くつもりは無いから。男君ともう一度会うためにもここは押し通らせてもらうよ』 女友(ギャルの勧告にも女は意志を曲げるつもりはありません) レズ『そんなにも男のことを思っていて健気やね。って、虜やから当然か』 レズ『これが魅了スキルの効果なら……ますます欲しゅうなってきたわ』 ギャル『……?
何言ってんの? 男を殺してこいつらを魅了スキルの支配から解き放つのがイケメンの目的でしょ』 レズ『えっ、あ、ああ、そうに決まってるで!!』 女友(レズとギャルの会話から駐留派の内部事情が一部透けて取れました) 女友(イケメンさんは男さんの魅了スキルに執着しています。そのおこぼれに預かろうとする人たちと、イケメンさんに騙されたまま協力している人たちがいる……というところでしょうか) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/956
957: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/21(金) 22:48:04.60 ID:HGFd3vDm0 女友(そのとき結婚式が行われている広場の方から悲鳴が聞こえてきて、中から逃げるように観客が出て来ました) ギャル『中で始まったみたいね』 女友『この悲鳴……あなたたち中で一体何を……!?』 レズ『まっ、ウチらも『組織』に在籍している以上、仕事はしないといけないってことで』 レズ『邪魔するなら排除せんとってことや、悲しいことにな』 女『中にいる男君も危ない状況と見て良さそうね』 女友(私と隣の女は戦闘態勢に入ります) 女友(対峙するギャル
とレズもクラスメイトであり、召喚の際に力を授かったことから異世界の基準において達人レベルの力を持っているでしょう) 女友(しかし、魔導士の私と竜闘士の女の敵ではありません) 女友(まあそれは2対2ならの話ですが) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/957
958: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/21(金) 22:48:47.86 ID:HGFd3vDm0 構成員1『話には聞いていたが、こんな少女が竜闘士だってのか?』 構成員2『デブさんが言ってただろ』 構成員3『ああ、油断するな』 女友(ギャルとレズの後ろに控える十数人の柄の悪い男) 女友(おそらく『組織』の一般構成員でしょう。彼らも加勢するとなると……少々手間がかかりそうですね) 女友『まあ、それでもやるしかありません。『吹雪の一撃(ブリザードアタック)』!!』 女友『そうだね。『竜の闘気(ドラゴンオーラ)』!!』 女友(私は敵のい
る一帯に氷塊の雨を降らせ、女が広範囲に衝撃波を放ちます) ギャル『ああもう、範囲デタラメ過ぎるでしょ! 『雷速駆動(ライジングスピード)』!!』 レズ『はいはーい。防げなかった分は自分で守ってよー。『赤の大花弁(レッドペタル)』!!』 女友(ギャルは高速移動で避け、レズの魔法によって生み出された大きな花びらが私たちの攻撃が構成員に届くのを防ぎます) 女友(こうして元クラスメイトとの戦いが始まり――) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/958
959: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/21(金) 22:49:20.50 ID:HGFd3vDm0 女友(そして現在) 構成員「くそっ……」 女友(口汚い言葉と共に沈む粗野な男。これで構成員は全員倒しました) 女友「残るはあなたたちだけですね」 ギャル「だっる……」 レズ「はあもう、これじゃゾクゾク出来ひん!!」 女友(ギャルとレズは肩で息をしながら私を睨みつけます) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/959
960: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/21(金) 22:50:14.15 ID:HGFd3vDm0 女友(この場に女の姿はありませんでした) 女友(戦いは人数こそ劣るものの地力で勝る私たち優勢で推移して、構成員が一人また一人と沈んでいきました) 女友(しかし私たちの目的は彼らの圧倒ではなく、広場にたどり着き男さんを助けることです) 女友(そのため敵の人数が減って隙が出来たタイミングで) 女友『ここは私に任せて、女だけでも先に行ってください!!』 女『女友……うん、ありがと!!』 女友(と、一度は言ってみたかったセリフを受けて女は飛び立
ち……) 女友(どうやら遠目に見た姿からして男さんを助けることに成功したようです) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/960
961: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/21(金) 22:50:55.18 ID:HGFd3vDm0 女友(女を見つめる安堵の表情から一転、冷酷な表情で私は未だに立ちふさがる二人のクラスメイトに通告します) 女友「それで二人ともまだやるつもりですか? 通してくだされば手荒なことはしませんが」 ギャル「面倒でも……イケメンに頼まれた事よ! 投げ出すつもりは無いわ!!」 女友(ギャルが意外なガッツを見せます) レズ「んじゃま、ウチも頑張らんといけんってことか」 女友(レズもそれに呼応するようです) ギャル「大体さっきまで暴虐無尽に暴れて
いた女はこの場を去った! あんただけなら勝てるはず!」 レズ「そうや、そうや!!」 女友(ギャルの言うことも理解は出来ます) 女友(先ほどまで女と肩を並べて戦っている間、私はサポートに徹していました) 女友(そちらの方が効率がいいから選択した戦法ですが……そのためメインで戦っていた女が抜けて、私一人ならば御せるはずだと思ったのでしょう) 女友(ですが――) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/961
962: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/21(金) 22:51:29.61 ID:HGFd3vDm0 女友「私も甘く見られたものですね」 女友(思えば私はこの異世界に来てからずっと本気で戦ったことがありませんでした) 女友(ドラゴン討伐のときは女のサポート、『組織』支部を制圧したときは敵が弱すぎて、武闘大会では男さんのお守り) 女友(これから先、宝玉を巡って熾烈な争いに巻き込まれるでしょう。ならば……) 女友「あなたたちを練習台とさせてもらいます」 ギャル「舐めくさって……あんたには魅力的じゃないって侮辱された借りもあるし、まとめ
て返させてもらうわよ!」 女友(火のついたギャルとレズ相手に始まる第二ラウンド) 女友(こっちは任せてください、女。その代わり、あなたもしっかりやるんですよ) 女友(遠く親友が上手くやってることを願いながら、私も応戦を始めました) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/962
963: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/21(金) 22:54:06.50 ID:HGFd3vDm0 続く。 地味に初の女友視点。 950レス超えてこのスレも終わりが見えてきましたが、五章はまだ終わりそうにありません。 キリは悪いですが、次の投下までして次のスレに移る予定です。 なのでまあ埋まりそうとか考えず乙や感想を書いてもらえるとモチベが上がります。よろしくお願いします。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/963
964: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga] 2019/06/21(金) 23:56:55.56 ID:5gCUnhL2O 乙ー http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/964
965: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage] 2019/06/22(土) 00:33:30.51 ID:V9vtX0P+O 乙! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/965
966: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage] 2019/06/22(土) 10:17:39.77 ID:uJPzWUbmO 乙 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/966
967: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/23(日) 22:23:20.15 ID:2chmwGoT0 乙、ありがとうございます。 すいませんですが、今日の更新は休みです。 ちょっと原稿が難航中……。 火曜日に続きは投下予定です。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/967
968: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga] 2019/06/23(日) 22:41:30.20 ID:zhuszMO+o 乙ー楽しみにしとるよー http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/968
969: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage] 2019/06/24(月) 02:05:52.94 ID:IfAJFUGf0 待っとるで http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/969
970: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/26(水) 00:05:21.84 ID:INTKtuMx0 お待たせしました。 投下します。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/970
971: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/06/26(水) 00:06:08.12 ID:INTKtuMx0 男(女に抱えられる形で空を飛んでいる俺と姫) 姫「男さん。この方が……察するに女さんですか?」 女「男君。この人が独裁都市に君臨する姫様……でいいのよね?」 男「ああ、姫。前に話したとおり竜闘士の女だ。そして女の言うとおり姫で合っている」 男(俺はそれぞれに肯定の返事をするが……二人ともその返答を聞いてるようで聞いていなかった) 姫「女さんと随分と親しげなんですね」 女「……姫? どうして男君は姫様のこと呼び捨てにしているの?」
男(それぞれ相手の少女と俺との関係が気になった様子) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/971
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