[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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710: 2019/05/20(月)01:44 ID:dT/l/GFJ0(1) AAS
乙!
711
(1): 2019/05/20(月)04:36 ID:0B1t47A3O携(1) AAS

よく見たらスキルの穴をつけそうな文章だな…
712: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/21(火)23:51 ID:4q8FEnHt0(1/9) AAS
乙、ありがとうございます。

>>711 そういうことですねー。

投下します。
713: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/21(火)23:52 ID:4q8FEnHt0(2/9) AAS
男(近衛兵長の足音が遠ざかったのを確認してから俺は口を開く)

男「命令を解除する。自由にしていいぞ、姫」

姫「どういうことですか、男さん!!」

男(しゃべれるようになった姫姫様が開口一番、俺を問いただす)

男「……まあ、そういう反応になるよな」
省5
714: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/21(火)23:53 ID:4q8FEnHt0(3/9) AAS
姫「詰んでたって……」

男「命令を書いた手紙は実験したことがあるから実際効果はある」

男「さっき渡した手紙を読めば二人とも助けに来れないだろう」

男「だからって手紙を書くのを拒んでも結果は同じだ」

男「俺は手紙を書くまで痛めつけられて――途中やりすぎてしまったって言い訳で殺されるだけだ」
省10
715: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/21(火)23:54 ID:4q8FEnHt0(4/9) AAS
姫「男さんの命のためならばしょうがない決断でしたが……でも、二人が助けに来れなくなったら助かる方法が……な、何か他に方法を思いついてたりしませんか!?」

男「無いな。もう作戦切れだ」

男(俺にあるのは魅了スキルだけ)

男(しかしそれは敵にバレているため、新たに虜にする人物を近づけさせるようなヘマはしないだろう)
省5
716: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/21(火)23:55 ID:4q8FEnHt0(5/9) AAS
男(パンッ、と姫が両手で自分の頬を張った)

姫「諦めるのはまだ早いです!」

男(ガバッと顔を上げて姫は言い切る)

男「そうは言ってもだな……」
省10
717: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/21(火)23:56 ID:4q8FEnHt0(6/9) AAS
姫「これで二人の安全は担保されました。後はこの状況を脱する方法を見つけるだけです」

姫「男さんは巻き込まれただけなのに、今まで頼りっぱなしですいませんでした」

姫「これからは私も一緒に頑張ります。絶対に二人揃って助かりましょう!」

男「………………」
省5
718: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/21(火)23:57 ID:4q8FEnHt0(7/9) AAS
男「考える前に一つだけ耳に入れておく」

男「作戦と呼べるほど上等なものじゃないから黙ってたんだが、一つだけ悪足掻きをしていてな」

姫「悪足掻きというと……」

男「近衛兵長は俺の魅了スキルのことも二人のこともお見通しで完全に手の平の上だと思ってるんだろうが……そんなはずはない」

男「俺たちの全てが分かるはずがないんだ」
省6
719: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/21(火)23:58 ID:4q8FEnHt0(8/9) AAS
 しかし、行く手を阻む闇も蠢き始めていた。

 同日夜。

 司祭と近衛兵長は公には出来ない相手に会いに行くため人目を忍んで移動していた。

近衛兵長「手紙と宝石については精査したが、特に異常は見られなかったから、明日部下に届けるように頼んでおいた」
省2
720: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/21(火)23:59 ID:4q8FEnHt0(9/9) AAS
司祭「しかし王国の間者対策に張った網がこのような形で役に立つとは思いませんでしたね」

近衛兵長「肝心の間者は引っかかってないけどな」

司祭「それですが……どうやら既にこの都市に潜入しているみたいです」

近衛兵長「どういうことだ? 怪しい人物は見つかっていないが」

司祭「ええ、しかしこちらが王国に侵入させた間者からの報告によると、動きが漏れているようなので」
省6
721: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/22(水)00:00 ID:shVsYi9q0(1/6) AAS
司祭「戦場を荒らす伝説の傭兵というイレギュラーの存在をも取り込み」

司祭「大戦後は邪魔になると判断したのか表舞台から消し去った手腕も見事としか言えません」

司祭「それに比べれば私のやっているマッチポンプなんて小さなものですよ」

近衛兵長「そう卑下するな。姫を支配下に置き民にバレないよう上手くやっている」

司祭「いえ、それは権力者として最低条件ですよ」
省4
722: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/22(水)00:00 ID:shVsYi9q0(2/6) AAS
司祭「それで何の話でしたか……ええ、そうです。王国の間者に潜入されている可能性があるため警戒してくださいという事です」

近衛兵長「了解した」

司祭「まあ絶対に邪魔はさせませんけどね。私はこんなところで終わりません」

司祭「今は裏ですが、ゆくゆくはこの独裁都市の表の支配者となり、そしてその勢力を拡大させ……」

司祭「最終目標は王国をも打倒して頂点を掴むことです」
省6
723: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/22(水)00:01 ID:shVsYi9q0(3/6) AAS
司祭「それに対して叱責するつもりはありません」

司祭「しかし、あの少年に利用価値を見出しました」

司祭「そのため今後は殺害を禁じます、どのような言い訳も効くとは思わないでください」

近衛兵長「了解だ。にしても利用価値というと……あの魅了スキルとやらか?」

近衛兵長「だが、あのガキは従ったフリして何か裏で企むようなやつだ。飼い慣らせるとは思えないぞ」
省7
724: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/22(水)00:02 ID:shVsYi9q0(4/6) AAS
ギャル「遅い、遅いわよ!!」

 不満を隠そうともしない少女。

少年「ちょ、ちょっとそれは言い過ぎじゃ……」

 後ろに控える三人の内、一人の少年が諫めようとするが。
省8
725: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/22(水)00:03 ID:shVsYi9q0(5/6) AAS
ギャル「イケメンは別件のせいで来れなくなったわ。だから代わりにイケメンの彼女であるギャルが来たの」

 司祭と近衛兵長の待ち合わせ相手である四人の少年少女は全員が男たちのクラスメイトだった。

 駐留派と呼ばれるこの異世界に居残り好き勝手することを画策する者たちだ。

 この異世界において活動するための地盤を『組織』という犯罪者集団に提供してもらっている代わりに、籍を置いて活動を手伝っている。
省5
726: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/22(水)00:06 ID:shVsYi9q0(6/6) AAS
続く。
727: 2019/05/22(水)00:29 ID:IHKtyNgjO携(1) AAS
乙!
728: [sage saga] 2019/05/22(水)08:22 ID:RjySe8hmO携(1) AAS
乙ー
729: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/23(木)20:01 ID:Ri0FIN3L0(1/15) AAS
乙、ありがとうございます。

投下します。
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