[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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595: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/05(日)11:34 ID:FsdlGfJU0(10/11) AAS
女友「この都市は昔、女神教の総本山で『宗教都市』と呼ばれていました」

女友「そして姫様は女神様の遠い末裔である大巫女です」
596: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/05(日)11:34 ID:FsdlGfJU0(11/11) AAS
続く。
597: 2019/05/05(日)14:24 ID:rGrRDjGg0(1) AAS
乙!
598
(1): 2019/05/05(日)14:31 ID:6a1TVd3n0(1) AAS

姫様まさかの重要人物だった
599: [sage saga] 2019/05/05(日)19:32 ID:qbllf27TO携(1) AAS
乙ー
600: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/07(火)20:26 ID:zrxDWYSk0(1/12) AAS
乙、ありがとうございます。

>>598 5章のメイン級キャラですね。

投下します。
601: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/07(火)20:27 ID:zrxDWYSk0(2/12) AAS
女(話している内に夕方になったので、夕ご飯を食べながら続きの話をしましょうと女友が提案した)

女(そのため私と女友は宿屋の食堂に向かう)

女「すごい活気……そっか、今日はまだこの都市にとって特別な日だもんね」

女友「ええ。今日は女神様の誕生日ですから」

女「あ、だから祭事とかパレードが行われたんだ」
省5
602: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/07(火)20:28 ID:zrxDWYSk0(3/12) AAS
モブ男「なあ、聞いたか。パレードの時姫様が若い男を連れ去ったって話」

モブ女「連れ去った? 牢獄にぶち込んで捕まえたじゃなくて?」

女(二人の男女の話し声が聞こえてくる)

モブ男「ああ。見ていた人によると、姫様はパレードの時唐突に近衛兵に命じて、自分と同じくらいの年の男を自分の御輿にまで上げさせて、その顔をうっとりした表情で撫でたらしいぜ」

モブ女「えー、何それー。じゃあ姫様の一目惚れってこと?」
省14
603: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/07(火)20:28 ID:zrxDWYSk0(4/12) AAS
女友「遅いですよ、女。どこで道草食ってたんですか?」

女「ごめんごめん、ちょっと気になる話を聞いちゃって」

女(私は謝りながら女友が確保してくれていた席に座る)

女友「気になる話……ああ、そういえば先ほどからそこかしこで話されていますね、姫様が連れ去った男は誰なのかって。どこの世界でもゴシップが広まるのは早いですね」

女「姫様が男君に一目惚れしたってことになってるみたいだけど……」
省5
604: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/07(火)20:29 ID:zrxDWYSk0(5/12) AAS
女友「結婚……まあそういう反応になるのもおかしくはありませんね。姫様は権力者ですから、世継ぎのことも気にしないといけないですし」

女「で、でも姫様も男君もまだ16才なんだよ! 早すぎるって!! 女性は16才から結婚できるけど、男性の結婚は18才からで……」

女友「それは元の世界、日本の法律ですよ」

女「あ……」

女友「こちらの世界は15才から飲酒が許されていることから分かるように15才で成人扱いです。結婚も両性ともに15才からOKですよ」
省7
605: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/07(火)20:30 ID:zrxDWYSk0(6/12) AAS
姫『ちょっと待った!』

女(え?)

姫『男、お主は余の物じゃろう』

女(来襲してきた姫様に気を取られていると景色が一変)
省8
606: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/07(火)20:30 ID:zrxDWYSk0(7/12) AAS
女「ごめんなさい……」

女友「別に私は構いませんよ、男さんがこの場にいなくて良かったですね」

女友「というかどうして女の妄想はこう極端なんですか。一度別の女に靡くけど最後には真実の愛に気づくって、昼ドラですか」

女「え、何で知ってるの!?」

女友「口からダダ漏れだったからですよ」
省5
607: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/07(火)20:31 ID:zrxDWYSk0(8/12) AAS
女友「元々女神教の総本山であるこの地は『宗教都市』でした」

女友「神官や信者が多く住み、神殿で祈りを捧げたり、馬車で移動する際に見た周囲の畑で信者が農作業に勤しんだりしていたのです」

女友「さて、今でこそ廃れた女神教ですが、全盛期の女神教は凄まじかったという話は何回か聞いてますよね」

女友「ではその頂点に立っていた存在は何なのかという話ですが、それが女神の末裔、大巫女です」
省8
608: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/07(火)20:32 ID:zrxDWYSk0(9/12) AAS
女「あの姫様が住んでいるのが女神教の神殿……この地に住んでいた女神教の信者は神殿で礼拝もしていたから、この地には教会は無いってこと?」

女友「はい。現在の神殿、姫様の住居は前に一度見たように近衛兵が常に厳しく警備していて古参商会でも内部がどうなっているのか調査できていません」

女友「それでも女神像や宝玉を余所に売り飛ばすような罰当たりなことはしないだろうという見解で、だからあの中にあると考えているわけです」

女「姫様の権力も女神教由来のものだもんね」

女友「そして姫様は女神教の中心にいた者ですから、もしかしたら女神の遣いのことや、太古の昔に起きた災い、魔神について何か詳しいことを知っているかもしれません」
省3
609: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/07(火)20:33 ID:zrxDWYSk0(10/12) AAS
女「でも女神の末裔がいるなら、どうしてその一族が魅了スキルを引き継がなかったんだろう?」

女「余所からやってきた男君の手に魅了スキルがあるのもおかしな話だよね」

女友「そうですね、この前は三人で女神の行いを体現していると言いましたが、それをさせるなら女神の末裔の方がふさわしいのも確かです」

女友「しかし現に男さんの手に魅了スキルがあるのは…………何らかの女神の思惑があるのでしょう」

女「女神の思惑……」
省6
610: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/07(火)20:33 ID:zrxDWYSk0(11/12) AAS
女(パレードの日は夜まで男君は帰ってこなかった)

女(翌日の朝になっても男君は帰ってこなかった)

女(夜になっても男君は帰ってこない)

女(さらに次の日の昼。男君が連れ去られてから丸二日が経って――それでも何の音沙汰も無かった)
611: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/07(火)20:34 ID:zrxDWYSk0(12/12) AAS
続く。
612: [sage saga] 2019/05/07(火)20:37 ID:9TFogztWO携(1) AAS
乙ー
613
(1): 2019/05/07(火)20:39 ID:RHsTLktU0(1) AAS

気になる引きで終わりやがるぜ
614: 2019/05/08(水)00:23 ID:VKqyDi2aO携(1) AAS
乙!
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