[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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50: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:17 ID:oSr4/uuz0(2/15) AAS
男「ったく……こんなことがあるんだな……」
男(騒動は嵐のように過ぎ去り、俺は独りごちる)
男(あの後伝説の傭兵は)
傭兵『問題がないなら受付を進めて欲しい』
男(と、騒ぎになっていることも構わず冷静だった)
省7
51: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:18 ID:oSr4/uuz0(3/15) AAS
男「女も受付にステータスを開示したんだろ? 竜闘士であること驚かれなかったか?」
女「ううん。その前に傭兵さんが現れたのがちょうど良かったみたい。淡々と処理されたよ」
男「感覚が麻痺していたのか」
男(その点は良かった、目立たないに越したことはない)
チャラ男「しっかし急転直下やな。伝説の傭兵が武闘大会に参加……楽勝ムードから一転、暗雲が立ちこめてきたやないか」
省6
52: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:19 ID:oSr4/uuz0(4/15) AAS
男「女はどうなんだ? 姿を見ただけで自分より強いか分かるものなのか?」
女「そういう見極めは無理だけど……予選や本戦で実際に戦う姿を見れば分かると思うよ」
女「幸いにも私の予選の数字が16で傭兵さんは3だったから、当たるとしたら優勝を賭けた本戦の決勝になるはずだし」
男「最後の最後に当たるのか……」
男(大会参加者は受付の時点で1〜16の数字が割り振られるらしい)
省8
53: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:19 ID:oSr4/uuz0(5/15) AAS
気弱「僕の数字は8でした。傭兵さんか姉御さんと当たるとしたら準決勝、女さんと当たるとしたら決勝です」
チャラ男「お、中々言うやないか。予選も突破して、伝説の傭兵相手にも勝つつもりなんやな」
気弱「い、一応の想定ですっ……!」
男(気弱がチャラ男におちょくられる)
男(しかし実際気弱はどれくらいの強さなのだろうか?)
省4
54: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:20 ID:oSr4/uuz0(6/15) AAS
男「というかどうして伝説の傭兵が武闘大会に参加するんだ? 消息が不明だったはずなんだろ?」
女友「消息不明の方は分かりませんが、武闘大会に出場する理由を予想するとしたら……優勝賞金目当てですかね?」
女「あ、すごい額だったよね」
女友「元々傭兵として戦場を渡り歩いていたのはお金を稼ぐためだと考えられます」
女友「理由は分かりませんが、あの人にはお金が必要なのでしょう」
省8
55: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:20 ID:oSr4/uuz0(7/15) AAS
チャラ男「まあまあ、そこらで真面目な話はええやろ! もうすっかり夕方や!」
チャラ男「どうや、再会を祝してパーっと飲みに行こうやないか!」
姉御「ったく、あんたはほとんど真面目な話してないと思うけど。提案自体は賛成だね」
気弱「僕も反対はありません」
女友「そうですね、積もる話もありますし」
省3
56: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:28 ID:oSr4/uuz0(8/15) AAS
チャラ男「ビールサンキューな、別嬪さん!」
店員「もう、別嬪だなんて!」
男(チャラ男が女性の店員からグラスを受け取りながら調子の良いことを言っている)
気弱「さっき違う女性店員にも同じこと言ってませんでしたか?」
チャラ男「何おう、女性っていうのは全員別嬪さんなんやで! それに褒め言葉が嬉しくない女性はいない!」
省8
57: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:28 ID:oSr4/uuz0(9/15) AAS
チャラ男「やっぱりビールには乾き物やなあ!」
男「……本当に高校生だったんだよな?」
男(あまりに酒の席に慣れているため、ついそんな疑問が沸く)
チャラ男「当然や! 元の世界じゃ飲めなかった分、弾けとるだけやで!」
男「そうか……それならいいんだが」
省4
58: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:29 ID:oSr4/uuz0(10/15) AAS
チャラ男「ほら、男も飲めや飲めや」
男「俺にもペースがあるんだよ」
男(酒には弱くないが、こいつに合わせていたら潰れるだろう。ちゃんと制御しないと)
チャラ男「いや、ほんま気弱は酒が飲めんからな。付き合ってくれるやつがいて助かるで」
チャラ男「まあほんまは女性と一緒に飲む酒の方が格別なんやけどな。そうやあっちに行ってみようか」
省4
59: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:30 ID:oSr4/uuz0(11/15) AAS
気弱「あはは……ありがとうございます、男さん」
男(気弱はこの惨状を眺めながらソフトドリンクをちびちびと飲んでいる)
男「感謝するくらいなら、おまえもこの酔っぱらいをどうにかしてくれ」
チャラ男「俺はまだ酔ってないで!」
男「酔っぱらいは全員そう言うんだよ」
省5
60: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:30 ID:oSr4/uuz0(12/15) AAS
チャラ男「先生、トイレ! 先生はトイレじゃありません!」
男(チャラ男はよく分からないギャグを言うと席を離れる。本当にトイレに行くようだ)
男「…………」
気弱「…………」
男(後に残ったのは俺と気弱の二人である。一気に静かになった)
省7
61: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:31 ID:oSr4/uuz0(13/15) AAS
気弱「そのときもチャラ男さんはその人と意気投合していましたね。元々教室でも仲が良かったみたいですし」
男「『も』って言われると俺が意気投合しているみたいだな」
気弱「え、あ、ごめんなさい」
男「いや、別に怒っていないぞ」
気弱「そ、そうですか」
省7
62: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:32 ID:oSr4/uuz0(14/15) AAS
男「それで前の町で会ったクラスメイトって誰なんだ?」
男(聞いてから俺はほとんどクラスメイトの名前も覚えていないため分からないだろうことに気付く)
男(……まあいっか、話を繋げるためだ、と思って気弱が口を開くのを待ち)
気弱「イケメンさんとギャルさんです」
気弱「二人にはそもそも連絡が届いてないみたいで、偶然出会えたようです」
省7
63: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/10(日)10:33 ID:oSr4/uuz0(15/15) AAS
続く。
二人については一章にあります。
64: 2019/02/10(日)15:54 ID:TiL34IFF0(1) AAS
乙!
65: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)20:58 ID:S6xVOCUx0(1/12) AAS
乙、ありがとうございます。
投下します。
66: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)20:58 ID:S6xVOCUx0(2/12) AAS
男(相変わらず騒がしい酒場。チャラ男は未だトイレから帰ってこない)
気弱「ええと……どこから話せばいいんだろう」
気弱「僕たちは前の町で宝玉の持ち主に『金を払うなら宝石を売ってもいい』って言われたので、魔物を退治したりしてお金を稼いでいたんです」
男(イケメンとギャルのことを聞かせて欲しいという俺の求めに応じて、気弱が語り出した)
男(にしても金と宝玉の交換か。一番に考えられるパターンだ)
省6
67: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:00 ID:S6xVOCUx0(3/12) AAS
気弱「僕らは二人に出会えて驚いたんですけど、二人も僕らに出会って驚いていたみたいです」
男(ということはやつらにとっても意図的では無かったのか)
気弱「『今まで何をやっていたんや?』ってチャラ男さんが聞くと『ちょっとな……それよりそっちはどうなったんだ?』とイケメンさんが聞いてきたので、僕たちが8パーティーに分かれて宝玉を追っていることとか教えたんです」
男(そうか、最初の村に着く前に二人は去ったから知らなかったのか)
気弱「それで僕たちが一つ目の宝玉を入手する直前だって言うと『こっちは一個手に入れたところだ』って、イケメンさんは宝玉を取り出して見せたんです。僕たちより早く一個目を手に入れていて、流石だと思いました」
省7
68: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:01 ID:S6xVOCUx0(4/12) AAS
男(話を整理する)
男(気弱たちはどうやらイケメンたちのことを好人物だと思っているようだった)
男(俺からすれば要注意人物なのだが、魅了スキルを求めて襲撃したことを知っているのは俺と女と女友の三人だけだ)
男(みんなが混乱しないように情報を伏せているため、そこはおかしくない)
男(勘違いに拍車をかけているのが宝玉を手に入れているという点だ)
省11
69: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:02 ID:S6xVOCUx0(5/12) AAS
チャラ男「おうおう、何の話してるんや?」
気弱「あ、チャラ男さん。遅かったですね」
チャラ男「トイレが混んでてな。やっぱ人が多すぎるで、ここ」
男(そのときチャラ男が帰ってくる)
男(……ちょうどいい、どうせこれ以上考えても堂々巡りだな。俺は思索を打ち切る)
省6
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