[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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383: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/28(木)00:16 ID:oQUvSLKE0(3/11) AAS
傭兵「苦労した身の上話を聞かせればタダで譲ってもらえる……そのような甘いことを考えているわけではないな?」

男「もちろんです。宝玉……そのサイズの宝石はかなりの価値があります。相場の五倍は払います」

傭兵「五倍か……まあそれだけは持っているのだろうな。少女の準優勝の賞金も入っただろう」

男(傭兵の言うとおり、かなりの出費になるが俺たちが払えない金額ではない)
省5
384: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/28(木)00:17 ID:oQUvSLKE0(4/11) AAS
男「お金が必要だと聞きました。故郷のために、あなたの使命とやらのために」

男「良い話だと思いま………………………………あれ?」

男(念押ししようと口を開いて気付く)

傭兵「……自ら気付いたか。頭が回る方ではあるようだな」
省11
385: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/28(木)00:17 ID:oQUvSLKE0(5/11) AAS
傭兵「そうだ。私の奮闘もむなしくな」

女「……ご、ごめんなさい。無神経なことを」

傭兵「いい。それで少年、続きの考えを聞かせてくれ」

男「つまり戦場を渡り歩いていたときは金のためだったけど、今は何か別の使命の下で動いている……そう考えるのが自然だ」

男「だったら今は何のために……それはわざわざ武闘大会に出場したことから推測できる」
省6
386: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/28(木)00:18 ID:oQUvSLKE0(6/11) AAS
女友「私からも質問があります」

女友「傭兵さん、あなた先ほど私たちの事情を述べたときに『予選、準決勝で戦ったあの二人も若いのに使い手だった理由はやはりそうだったか』と言いましたよね」

女友「この『やはり』とはどういう意味ですか? 既に廃れた宗教である女神教の伝承、女神の遣いについて知るところがあったんですか?」

男(女友の言葉にはっとなる)

男(やはりこの人も宝玉を知る関係者なのだろう。だとしたらどういう理由で宝玉を手に入れて――)
省6
387: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/28(木)00:18 ID:oQUvSLKE0(7/11) AAS
???「すまんねえ、受け取ったよ」

男(いつの間にか俺たちの背後にいた人物がその宝玉をキャッチした)

男(振り向いてそこにいたのは――)

女「お婆さん?」
省2
388: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/28(木)00:19 ID:oQUvSLKE0(8/11) AAS
女友「二人とも警戒してください!!」

男(女友が叫ぶようにして呆ける俺たちの思考を叩き直す)

男「ど、どうした女友?」

女友「あり得ません……この一帯は人払いの隠蔽をかけているのに……お婆さん、あなたはどうやって入ってきたんですか!?」
省9
389: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/28(木)00:19 ID:oQUvSLKE0(9/11) AAS
婆さん(?)「……思い上がるな、小娘。人の身ごときで私の固有スキル『変身』を見破れると思ったか」

男(婆さんは丁寧な口調をかなぐり捨てて尊大な口調になる。……いや、戻ったと言うべきか)

婆さん(?)「『変身』解除」

男(婆さんが命じるとその姿が光に包まれ、晴れたときには全く違うスタイルの女性がその場に立っていた)
省4
390: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/28(木)00:20 ID:oQUvSLKE0(10/11) AAS
男「ど、どういうことだ!?」

女「い、いきなりお婆さんの姿が変わって……」

女友「この世界の常識を学ぶ中で聞いたことがあります……」

女友「ですがこの世から滅んだという話だったのに……どうしてこんなところに……」

男(驚くだけの俺と女と違って、心当たりの名前を女友が呼ぶ)
省1
391: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/28(木)00:20 ID:oQUvSLKE0(11/11) AAS
続く。
392
(1): 2019/03/28(木)02:09 ID:5YKoWiUx0(1) AAS

褐色角付き魔族女…ドストライク
393: 2019/03/28(木)05:51 ID:nxg05SKNO携(1) AAS
乙!
394: [sage saga] 2019/03/28(木)06:05 ID:xh9Jo5eFO携(1) AAS
乙ー
395
(1): 2019/03/29(金)13:24 ID:r3quSIb50(1) AAS

魔族に魅了スキルが効くかどうか
396: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/29(金)22:26 ID:XIkX5/0H0(1/17) AAS
乙、ありがとうございます。

>>392 私も好きです。

>>395 女性キャラが敵に出るたびその問題が起きていきますねー。

投下します。
397: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/29(金)22:44 ID:XIkX5/0H0(2/17) AAS
男「魔族……だと?」

男(伝説の傭兵との交渉中に起きた出来事。顔見知りの婆さんが人払いされたこの場所に現れ、その本性を解放した)

男(魔族。褐色の肌に扇情的な衣装を着た女性)

男(ともすればただのエロい外国人だが、頭にある二本の巻き角がそれを否定する)

男(魔族とやらについては正直のところ何の知識もないが、その名前の響きや雰囲気からして良くないものであることは想像が付いた)
省3
398: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/29(金)22:45 ID:XIkX5/0H0(3/17) AAS
傭兵「どこに行ってた?」

男(そんな俺たちの横をいつの間にか通り過ぎていて、傭兵は魔族の隣に立った)

魔族「この地に新たな宝玉の反応があって追っていた」

魔族「残念ながら逃げられたが……そういえばそこの竜闘士以外の二人と会っていたな」

傭兵「……となるとこの者たちと同じで女神の遣いなのか? 一緒に行動していないのは不自然だが」
省9
399: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/29(金)22:45 ID:XIkX5/0H0(4/17) AAS
男(治療を終えると魔族は俺たちの方に向き直った)

魔族「宝玉を集めていることから想像はしていたが……貴様らは女神の手の者のようだな」

男「そうだ……と言ったらどうする」

魔族「感心するだけだ。女神がこんな悪あがきを企んでいたことにな」

男(憎々しげに吐き捨てる魔族。どうやら女神をかなり敵視しているようだ)
省9
400: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/29(金)22:46 ID:XIkX5/0H0(5/17) AAS
女「男君!」

女友「男さん!」

男「物は試しか…………『魅了』発動!」

男(二人の呼びかけに俺はスキルを発動)

男(俺を基点に半径五メートルがピンク色の光で埋め尽くされる)
省7
401: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/29(金)22:46 ID:XIkX5/0H0(6/17) AAS
男「やっぱりか……」

男(この結果は予想できていた。だからスキルの使用を渋っていたのだ)

女「ど、どういうことなの、男君!?」

女友「魔族には効かない……いや、そうではなくて……」

男「これは魅了スキルの問題だな。魅了スキルの効果対象は『魅力的だと思う異性』だ」
省7
402: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/29(金)22:47 ID:XIkX5/0H0(7/17) AAS
女「えっと……そんなことで?」

女友「お婆さんの姿は仮の物で本質ではないと思いますが……」

男「それでも俺が最初に見た姿はお婆さんだ。俺の中ではその印象が染み着いてしまってるんだよ!」

女「…………?」

女友「…………?」
省5
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