[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
1-

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
209: 2019/03/04(月)01:17 ID:Xq6T/JXV0(1) AAS
乙!
210: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)20:57 ID:PBCZ+kY20(1/13) AAS
乙、ありがとうございます。

投下します。
211: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)20:58 ID:PBCZ+kY20(2/13) AAS
チャラ男「じゃあ次の戦い楽しみにしてるで」

男(気弱に毒の剣を渡したチャラ男が控え室を去ろうとする)

男(その行動に中を覗き込んでいた俺は焦った、このままでは鉢合わせする)

男(急いでその場を離れて近場の身を隠せそうなところに潜り込んだ)

男(と、同時にチャラ男が控え室から出てくる)
省7
212: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)20:58 ID:PBCZ+kY20(3/13) AAS
男「…………」

男(そもそもこの町で偶然出合った成り行きで一緒に行動しているだけで……チャラ男は本当に仲間と言えるのだろうか)

男(そして向こうも俺たちのことを仲間だと思っているのだろうか)

男「……まあいい。今気にするべきは気弱の方だ」

男(俺は選手控え室前まで戻る)
省5
213: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)20:59 ID:PBCZ+kY20(4/13) AAS
気弱「ど、どうして男さんがここに?」

男「応援だよ、一応な。万が一にもおまえが伝説の傭兵に勝ってくれれば、宝玉の獲得が決まる。そんなおかしなことでもないだろ」

気弱「そうでしたか……ありがとうございます。でも男さんも僕が勝つ確率は万が一だと思っているんですね」

男「そんなのおまえ自身が一番分かってることだろ」

気弱「ずばずば言いますね……」
省4
214: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)20:59 ID:PBCZ+kY20(5/13) AAS
男「おまえが知らないのか失念しているのかは分からないが、竜闘士の女は『状態異常耐性』ってスキルを持ってるんだ」

男「俺の絶対的な魅了スキルの効果でさえ、中途半端にする強力なスキルがな」

男「女と傭兵の力はほとんど一緒だから傭兵も同じスキルを持っていると考えられる」

男「つまりそんな毒なんて状態異常が効くとは思えない」

気弱「それは……」
省10
215: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)21:00 ID:PBCZ+kY20(6/13) AAS
男「勝ったから強いんじゃねえよ。逆に強いから勝つわけでもねえ」

男「勝ち負けは時の運で、それによって強さが変わったりはしない」

男「ましてや借り物の力で勝ったことで、その人が強くなったってことになるはずねえだろ。そんなことも分かんねえのか」

気弱「でも……強い男じゃないと、姉御さんは見向きも……」

男「はん、じゃあ万が一にもおまえが傭兵に勝ってその強さに惚れた姉御と付き合ったとするか」
省9
216: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)21:00 ID:PBCZ+kY20(7/13) AAS
気弱「僕は……元の世界では病弱だったんです」

男「……そうか」

男(だから今度は俺が話に付き合う番だろう)

気弱「定期的に病院に行くのが日常で激しい運動するなんてもってのほか」

気弱「だから僕のことが女子みたいだといじられることも良くあることでした」
省7
217: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)21:01 ID:PBCZ+kY20(8/13) AAS
男「そうして命の恩人だから好きになったってわけか?」

気弱「それも少しはあるかもしれません。でもそれだけじゃないです」

気弱「咄嗟の瞬間に僕と子供二人を抱えて逃げられるだけ鍛えている……その強さに僕は憧れたんです」

気弱「病気を言い訳に弱いことを僕は受け入れていましたから」

男「なるほどな」
省9
218: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)21:02 ID:PBCZ+kY20(9/13) AAS
気弱「ありがとうございます、男さん。僕を諭してもらって、そして話に付き合ってもらってスッキリしました」

男「そんなことない。俺はただ暴言吐いてただけだしな」

気弱「この剣を使ったところで強くなるではない。それは分かりましたが僕は準決勝でこの剣を使おうと思います」

男「強さに取り付かれてたさっきまでとは違うみたいだが……どうしてだ?」

気弱「確かに傭兵さんに毒は効かないかもしれません。ですが効くかもしれないですよね」
省5
219: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)21:02 ID:PBCZ+kY20(10/13) AAS
男「その剣はおまえの本来の得物じゃない。刀身も今まで使っていたのより細いし、重量も違うはずだ」

男「そんな付け焼き刃が通用すると思うか?」

気弱「で、でも……一発当てさえすればどうにかなるかもしれないじゃないですか」

男「だとしても無駄だ。見ただけで毒だと分かるその剣、百戦錬磨の傭兵が当たってやると思うか?」

男「一発当てさえすればといっても、その一発すら当てられないレベルの差があるだろ」
省5
220: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)21:02 ID:PBCZ+kY20(11/13) AAS
男「ちょっとその剣貸してみろ」

気弱「え、その……」

男(俺は気弱から剣を奪い取る)

男「意外と重い……。よく軽々しく取り回せるな」

男「俺も魅了スキルだけじゃなくてちょっとくらい力が授かってれば良かったのに」
省5
221: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)21:03 ID:PBCZ+kY20(12/13) AAS
気弱「そんなの無茶ですよ!」

男(重さのせいか剣を水平に構えると腕がプルプル振るえる俺を見て気弱が叫ぶ)

男「じゃあおまえがやろうとしていたことも無茶だな」

気弱「っ……!」

男「準決勝直前だから一発で動けなくなる毒を食らったら『状態異常耐性』のスキルも持ってないようだしそのまま不戦敗か?」
省7
222: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/05(火)21:05 ID:PBCZ+kY20(13/13) AAS
続く。
223: 2019/03/06(水)05:43 ID:EDNRvIqAO携(1) AAS
乙!
224: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/07(木)23:45 ID:+eoDm6550(1/11) AAS
乙、ありがとうございます。

投下します。
225: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/07(木)23:46 ID:+eoDm6550(2/11) AAS
女友「男さん! どこに行ってたんですか……って、どうしたんですか、その傷は!?」

男(VIP席に戻った俺を出迎えた女友は、傷だらけの俺を見て思わず叫んだ)

男「あー……ちょっとな。すまん女友、回復魔法かけてくれないか?」

女友「分かっています! 『妖精の歌(フェアリーコーラス)』!」

男(女友の手元から発せられた光が俺の身を包む)
省4
226: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/07(木)23:46 ID:+eoDm6550(3/11) AAS
男「ふう、痛みが引いていくな……助かった……」

女友「回復完了です。それでやっぱり誰かが襲ってきたんですか!? すいません側を離れてしまって……」

男「いや、これは少しでも宝玉を手に入れる確率を上げるためにやったことだ。俺のせいだから気にするな」

女友「宝玉って、一体何を……?」

男(女友が訝しんでいるが説明するつもりは無かった。あんな柄にもないことをしたなんて説明するのは恥ずかしい)
省10
227: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/07(木)23:47 ID:+eoDm6550(4/11) AAS
男(チャラ男……あいつの行動には疑問ばかり残っている)

男(明らかに気弱が力に取り付かれるように唆して、本来の力を発揮できない毒の剣に手を出させようとしていた)

男(まるで気弱がこの準決勝で負けるように誘導しているかのようだ)

男(宝玉を手に入れるという俺たちの目的から遠ざかる行動……あいつはやっぱり……)

男「…………」
省4
228: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/07(木)23:47 ID:+eoDm6550(5/11) AAS
観客1「勝てよー、傭兵!!」

観客2「伝説を証明してくれー!!」

観客3「油断するなよー」

男(観客から傭兵を応援が飛ぶ)
省5
1-
あと 774 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.062s