[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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64: 2019/02/10(日)15:54 ID:TiL34IFF0(1) AAS
乙!
65: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)20:58 ID:S6xVOCUx0(1/12) AAS
乙、ありがとうございます。

投下します。
66: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)20:58 ID:S6xVOCUx0(2/12) AAS
男(相変わらず騒がしい酒場。チャラ男は未だトイレから帰ってこない)

気弱「ええと……どこから話せばいいんだろう」

気弱「僕たちは前の町で宝玉の持ち主に『金を払うなら宝石を売ってもいい』って言われたので、魔物を退治したりしてお金を稼いでいたんです」

男(イケメンとギャルのことを聞かせて欲しいという俺の求めに応じて、気弱が語り出した)

男(にしても金と宝玉の交換か。一番に考えられるパターンだ)
省6
67: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:00 ID:S6xVOCUx0(3/12) AAS
気弱「僕らは二人に出会えて驚いたんですけど、二人も僕らに出会って驚いていたみたいです」

男(ということはやつらにとっても意図的では無かったのか)

気弱「『今まで何をやっていたんや?』ってチャラ男さんが聞くと『ちょっとな……それよりそっちはどうなったんだ?』とイケメンさんが聞いてきたので、僕たちが8パーティーに分かれて宝玉を追っていることとか教えたんです」

男(そうか、最初の村に着く前に二人は去ったから知らなかったのか)

気弱「それで僕たちが一つ目の宝玉を入手する直前だって言うと『こっちは一個手に入れたところだ』って、イケメンさんは宝玉を取り出して見せたんです。僕たちより早く一個目を手に入れていて、流石だと思いました」
省7
68: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:01 ID:S6xVOCUx0(4/12) AAS
男(話を整理する)

男(気弱たちはどうやらイケメンたちのことを好人物だと思っているようだった)

男(俺からすれば要注意人物なのだが、魅了スキルを求めて襲撃したことを知っているのは俺と女と女友の三人だけだ)

男(みんなが混乱しないように情報を伏せているため、そこはおかしくない)

男(勘違いに拍車をかけているのが宝玉を手に入れているという点だ)
省11
69: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:02 ID:S6xVOCUx0(5/12) AAS
チャラ男「おうおう、何の話してるんや?」

気弱「あ、チャラ男さん。遅かったですね」

チャラ男「トイレが混んでてな。やっぱ人が多すぎるで、ここ」

男(そのときチャラ男が帰ってくる)

男(……ちょうどいい、どうせこれ以上考えても堂々巡りだな。俺は思索を打ち切る)
省6
70: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:03 ID:S6xVOCUx0(6/12) AAS
チャラ男「ぶっちゃけどうなんや、男! 女と女友とは!?」

男「……どう、とは?」

チャラ男「察し悪いな、二人とはどこまで行ったんかってことや! Aか、Bか、それともCか!?」

チャラ男「いや、魅了スキルで何の命令でも聞くんや、それくらい通り越して異世界でさらなる女を手に入れてるとかか!?」

男「…………」
省5
71: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:03 ID:S6xVOCUx0(7/12) AAS
男「…………はあ」

男(深呼吸を一つする)

男(少し落ち着こう)

男(火の無いところに煙は立たない。何もしていないならともかく、俺が魅了スキルを暴発させて二人と一緒に行動しているのは事実だ)

男(その理由が俺の護衛をしてもらって宝玉を早く集めるためなんてことも知らない)
省5
72: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:04 ID:S6xVOCUx0(8/12) AAS
チャラ男「何や、違ったのか? まあそうか、気弱は女と女友に興味ないもんな」

男(幸いにもチャラ男はそれ以上その話を引っ張ることはなかった)

男「……って、今のどういう意味だ?」

チャラ男「簡単な話や。気弱の好きな人は……姉御なんやで!」

気弱「ど、どうしてそれを言うんですか!!?」
省8
73: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:05 ID:S6xVOCUx0(9/12) AAS
チャラ男「元の世界にいたときから好きやったみたいだけどこの性格や、言い出せなかったみたいでな」

チャラ男「本当は一緒のパーティーになりたかったのに、勇気を出せなかったから俺が橋渡ししてやったんやで」

チャラ男「だからこうして三人でパーティー組んでるんや」

気弱「その節は本当に助かりました」

男(なるほど、よく考えると接点の薄そうな三人組だが、そういう経緯があったのか)
省5
74: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:05 ID:S6xVOCUx0(10/12) AAS
男「…………」

男(気弱の好きな人が暴露されて……俺は何もコメントしなかった)

男(恋愛アンチとしては『そんな報われるか分からない思いに振り回されて無駄だろ』と思うのだが、それを口にするつもりはない)

男(自分の考えを押しつけることほどウザいことはないと知っているからだ)

男(恋愛脳の決めつけに辟易したっていうのに、やり返すのは間違っている)
省4
75: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:06 ID:S6xVOCUx0(11/12) AAS
男(だから俺は話題を変えようとして……)

チャラ男「おっ、そこの別嬪さん注文ええか!」

男(チャラ男が店員にさらなる注文をする)

男(こうして話しながらも酒やつまみを口にする手は止まっていない)

男(イケメンたちの話を聞いたときに一時的に醒めた俺の酔いは既に戻っているだけでなくかなり進んでいる)
省13
76: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/12(火)21:06 ID:S6xVOCUx0(12/12) AAS
続く。

次回は女子会です。
77: 2019/02/13(水)07:17 ID:KVv1VNVGO携(1) AAS
乙!
78: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)19:54 ID:boBRz2P70(1/15) AAS
乙、ありがとうございます。

投下します。
79: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)19:54 ID:boBRz2P70(2/15) AAS
 時を少しだけ、男子たちと女子たちで分かれたところまでさかのぼる。

姉御「っと、飲み物は届いたね。それじゃあアタイたちの再会を祝して!」

女「乾杯っ!!」

女友「乾杯」

女(姉御が掲げたグラスに女友と私も合わせる)
省6
80: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)19:55 ID:boBRz2P70(3/15) AAS
女「二人ともほどほどにね」

姉御「女は飲めないのかい?」

女「全くってわけじゃないんだけど、ちょっと弱くてね」

女友「その分、私が付き合いますよ」

女(前回お酒を飲んだときは酔っぱらった私を男君がおんぶしてくれたのは嬉しかったが)
省5
81: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)19:55 ID:boBRz2P70(4/15) AAS
姉御「しっかし今さらだが、あんたたち大丈夫だったのかい?」

女「大丈夫って?」

姉御「あんたたちのパーティーメンバーの男に魅了スキルってのかけられてるんだろ?」

姉御「虜になった結果、何でも命令を聞く状態って話じゃないか」

姉御「クラスメイトたちと一緒にいた間は特に何も無かったようだが、三人になって誰の目も気にすることなくなって…………その、な」
省8
82: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)19:56 ID:boBRz2P70(5/15) AAS
女「いやらしい命令……?」

女(でも、どうにもそれが男君と繋がらなくて、私はピントのぼけた発言を漏らす)

姉御「ぐっ、アタイの反応を見てからかってるんじゃないよな!?」

女「……?」

姉御「……だぁもうっ、だから『俺の前で服を脱げ』とか『君の裸は美しい』とか『俺の物になれ、女』とか」
省3
83: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)19:57 ID:boBRz2P70(6/15) AAS
女友「しかし『君の裸は美しい』って、それただの褒め言葉ですよね?」

姉御「茶化すな! 女友も大丈夫なんだよな!?」

女友「ええ。男さんがそのような人ならそもそも一緒にパーティー組んでいませんし」

姉御「……なら良かった」

女「ごめん察しが悪くて。私たちのこと心配してくれたんだ」
省8
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