[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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780: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/29(水)22:06 ID:7FNn6LAO0(5/14) AAS
姫「はい。曰く……召喚された者の中で一番愛に飢えているもの、だそうです」

姫「その方が魅了スキルを活用できると考えたみたいですね」

男「……は?」

姫「女神様は分かっていたんですよ。男さんが斜に構えて恋愛なんていらないと言いながらも、心の底では愛に飢えていると」
省4
781: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/29(水)22:07 ID:7FNn6LAO0(6/14) AAS
姫「それに私個人としては……男さんが魅了スキルの持ち主で本当に良かったと思います」

姫「だってそのおかげでこんなに好きになれる人と出会えたんですから」

男(姫が俺の隣までやってきて腕を抱く)

男(部屋の雰囲気が明確に変わった)
省6
782: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/29(水)22:08 ID:7FNn6LAO0(7/14) AAS
男「いや。魅了スキルが無ければ俺たちがこんな関係になることはあり得なかった」

男(離しそうにないのでしたいようにさせたまま、しかし俺は明確に拒絶する言葉を吐く)

姫「分かりました、それでいいです」

姫「とにかく私が伝えたいのは……私は魅了スキルの効果なんて抜きに、男さんのことが好きになったということです」
省7
783: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/29(水)22:09 ID:7FNn6LAO0(8/14) AAS
姫「だとしたらどのようなきっかけで想いを抱けばいいんですか? 明確な正解があるっていうんですか?」

男「………………」

姫「確かに私の思いの原点は男さんが言ったことのようなのかもしれません」

姫「ですが今の私は男さんのことを真摯に想い、愛したいと思っています」
省8
784: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/29(水)22:09 ID:7FNn6LAO0(9/14) AAS
姫「そんなに自分を卑下しないでください。私が大好きな男さんのことを悪く言わないでください」

男(姫が背中から抱きしめてくる)

姫「男さんは自分が思っているより魅力的な人です。私が保証しますよ」

男「何で……」
省7
785: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/29(水)22:10 ID:7FNn6LAO0(10/14) AAS
姫「………………」

男「………………」

男(そんな俺を優しく包むように姫は抱きしめた体勢を維持する)

男(俺は何も言えず、姫は何も言わず、その静寂な空間に――)
省2
786: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/29(水)22:10 ID:7FNn6LAO0(11/14) AAS
男(瞬間俺と姫は現実に戻され、しゅぱっと姫が俺から離れる)

男「っ……司祭っ!?」

男(いつの間にか部屋の中にいた司祭司祭相手に、俺は非難の意を含めた声を上げる)

司祭「私が悪く言われるのは心外ですね。言っておきますがノックはしましたよ。どうやら聞こえてなかったようですが」

男(それだけ浸っていたとでも言外に指摘されている気がする)
省2
787: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/29(水)22:11 ID:7FNn6LAO0(12/14) AAS
男「ああもう、それで何の用だっ!!」

男(俺も照れ隠しに声を張り上げる)

司祭「話が早くて助かります、ええ。この後も予定が山積みでしてねえ」

司祭「姫様の強権を最後ですからここぞとばかりに使っていますが、それでもかなり無理している計画ですから」

司祭「この早さで算段が立っていることは本当に奇跡で……」
省9
788: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/29(水)22:12 ID:7FNn6LAO0(13/14) AAS
司祭「姫様と少年……男と言いましたか」

司祭「二人には結婚してもらいます」

司祭「大々的な結婚式を四日後に行う予定ですからそのつもりで」

男「………………は?」
789: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/29(水)22:12 ID:7FNn6LAO0(14/14) AAS
続く。

………………ひ?
790: [sage saga] 2019/05/29(水)22:13 ID:e1QOmLzto(1) AAS
乙ー
791: 2019/05/29(水)22:45 ID:qO8mBhDn0(1) AAS

792: 2019/05/30(木)00:36 ID:C2v1FHn/O携(1) AAS
乙!
793
(1): 2019/05/30(木)04:31 ID:A/iXyWLL0(1) AAS

>>776答えてくれてさんくす
魔神とか呼び出すんならそりゃ数いるわな
794: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/31(金)23:49 ID:wbcKs0kp0(1/11) AAS
乙、ありがとうございます。

>>793 丁寧にありがとうございます。

今後も設定に関して分かりにくいことがあったら何でも聞いてください。答えます。

投下します。
795: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/31(金)23:51 ID:wbcKs0kp0(2/11) AAS
男(女神教に関する話が想定以上に長くなりもうすっかり夜になっていたため、司祭が去った後すぐに俺たちは寝た)

男(そうして訪れた翌朝)

男「くそっ……そう来たか!」

男(俺は司祭が打った手の意味をしっかりと理解していた)

男(当然だがやつらの目的は俺たちを結婚させることではない)
省9
796: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/31(金)23:52 ID:wbcKs0kp0(3/11) AAS
男「いつまで惚けてるんだ、姫」

姫「っ……な、何ですか、男さん!」

男(頬杖をつきながら窓から見える空をぼーっと眺めていた姫が、慌てて俺に向き直る)

男「あのな、状況分かってるのか?」
省8
797: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/31(金)23:52 ID:wbcKs0kp0(4/11) AAS
姫「場所はおそらくこの神殿前にある広場でしょう」

姫「鐘があってそれを二人一緒に鳴らした後に誓いのキスをするのは子供心ながらに憧れでした」

姫「それが今度は私の番に……しかも男さんとだなんて………………」

男「おーい、浸るな。戻ってこーい」

男(途中まで真面目に解説していたのだが、うっとりしだした姫を呼び戻す)
省6
798: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/31(金)23:53 ID:wbcKs0kp0(5/11) AAS
男「あと三日、結婚式の日まで俺たちはこの部屋から出してもらえないだろうな」

男「それくらいの期間なら民からも不自然に思われないだろうし」

姫「ということは……私がドレスを選びに行けないってことですか!?」

男「…………」

男(昨日考えてたことが無駄になったという意味で言ったのだが、姫はどうやら違う捉え方をしたようだ)
省8
799: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/31(金)23:54 ID:wbcKs0kp0(6/11) AAS
男(打つ手が無い)

男(残り三日という期間の短さ)

男(それまでの間変わらずこの部屋で過ごさないといけなく)

男(唯一外界との接点である司祭と近衛兵長は俺たちでどうにか出来る相手ではない)
省7
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