[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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747: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/25(土)22:28 ID:9IqnA4Mo0(1/12) AAS
乙、ありがとうございます。
>>744 基本はその通りです。具体的に男がどういう心情なのかなどは、もう少し後で描写する予定です。
投下します。
748: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/25(土)22:32 ID:9IqnA4Mo0(2/12) AAS
男「俺の魅了スキルを使えばどんな女性だって支配できる」
男「おまえらが独裁都市の統治をする上で役立てると思うが」
近衛兵長「残念だがスキルなど無くても権力さえあれば人の行動など支配できる」
男「だが倫理的に駄目だったり、どうしても従えないってことはあるだろ!」
男「そんなときでも俺の魅了スキルなら……!」
省2
749: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/25(土)22:32 ID:9IqnA4Mo0(3/12) AAS
男「ちっ……」
男(あまりにも取っかかりが無いことに俺は舌打ちする)
姫「駄目……でしたね」
男「ああ。協力するフリして外に出られれば、選択肢も広がると思ったんだが……」
男(今し方の会話は姫姫様と俺の二人で考えて思いついたものだった)
省3
750: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/25(土)22:35 ID:9IqnA4Mo0(4/12) AAS
姫「それにしても今日の用事は何か特殊でしたね」
男「俺の身体の採寸なんかしてどうするつもりなんだ?」
男(司祭と近衛兵長は一日に一回ほどのペースでこの部屋を訪れていた)
男(基本は用件を伝えたり、様子を見に来たり、ミニキッチンの食材を補充するくらいなのだが、今日は少し違っていた)
男(近衛兵長が部屋に入るなり巻き尺を取り出して俺にあてがい始めたのだ)
省2
751: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/25(土)22:36 ID:9IqnA4Mo0(5/12) AAS
男(近衛兵長の用事については考えても分からなさそうだ。そのため脱出計画の方に話が移る)
姫「今日の策も空振りでしたね。次はどうしましょうか」
男「うーん……とりあえずしばらくやつらに揺さぶりをかけるのは止めるか」
男「姫が外に出た場合の方法を考えるぞ」
姫「私がですか……? 出られるんですか?」
省9
752: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/25(土)22:36 ID:9IqnA4Mo0(6/12) AAS
男「やっぱり難しいな……」
男(背もたれに体重を預けて大きく伸びをする。どうにも打破する方法は思いつかなかった)
姫「ふふっ……」
男(議論が行き詰まっているのに姫が微笑を浮かべる)
男「ん、どうした? 何かいい方法を思いついたのか?」
省6
753: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/25(土)22:37 ID:9IqnA4Mo0(7/12) AAS
男(そういえば姫から話を聞こうと思ってたのに、ここまで状況が緊迫していたせいで機会が無かったのだが、今ちょうど良いタイミングじゃないか)
男「なあ、姫。気分転換にって訳じゃないけど、俺たち女神の遣いの使命に関わることについて知ってることを教えてもらえないか」
姫「あ、いいですよ。宝玉を託す役目は果たしましたが、まだまだ出来ることはあると思うので」
姫「ですがその前に男さんがこの世界に来てから体験したことを教えてもらえますか」
姫「どこまで知っているか分かった方が話もしやすいです」
省7
754: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/25(土)22:38 ID:9IqnA4Mo0(8/12) AAS
男「途中でも語ったように二人とも魅了スキルにかかってしまったから俺に好意を持ってるだけだ」
男「いうなれば姫と同じ状態だな」
姫「だとしても……その女さんという人は何ですか!」
姫「男さんとちょっと距離が近すぎますよ!」
姫「抱きしめて欲しいとか要求して……きっと淫乱です、淫乱!」
省4
755: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/25(土)22:39 ID:9IqnA4Mo0(9/12) AAS
姫「さて、話は分かりました。男さんは順調に宝玉を集めてきて……しかし、魔族と会っていたとは驚きですね」
男「魔族唯一の生き残りとか言っていたな」
姫「……正確には『この世界に唯一残った魔族』じゃないですか?」
男「えっ……あーそういえばそんな言い回しだったか? よく分かったな」
姫「私の知っている情報と照らし合わせただけです」
省8
756: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/25(土)22:39 ID:9IqnA4Mo0(10/12) AAS
男「ちょっと待った。魔神を封印っていうけど、それって具体的にどうやったんだ?」
男(このことについては前から疑問に思っていた)
男(そう、魔族が宝玉を集めることで魔神を蘇らせると言っていたからだ)
男(宝玉は世界を渡る力を持つアイテムだ。それが魔神の封印を解くというのなら……現在の魔神の状態は……)
省8
757: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/25(土)22:40 ID:9IqnA4Mo0(11/12) AAS
姫「しかし、どの世界も繁栄しているというわけではありません」
姫「荒廃、滅亡した世界だって存在するでしょうし……世界という枠はあるのに中に何も存在しないという虚無の世界も存在するそうです」
姫「女神様は宝玉を使ってその虚無の世界へのゲートを開き、魔神をその世界に押しやった後、ゲートを閉じました」
姫「それを以て封印としたのです」
省3
758: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/25(土)22:41 ID:9IqnA4Mo0(12/12) AAS
続く。
759: 2019/05/25(土)22:46 ID:O1xNiM180(1) AAS
乙!
760: [sage saga] 2019/05/25(土)23:24 ID:3O2hgs8ro(1) AAS
乙ー
761: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/27(月)21:31 ID:gH5otLKd0(1/10) AAS
乙、ありがとうございます。
投下します。
762: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/27(月)21:36 ID:gH5otLKd0(2/10) AAS
男(姫様との話は続く)
男「魔神を封印した理屈は分かった。それで魔神を失った魔族は敗走したって話だけどどうなったんだ?」
姫「形勢が悪いと見た魔族はどうやら持っていた宝玉を使って、自分たちが元いた世界へのゲートを開き戻ったそうです」
姫「魔族が別世界の住人だって事は先ほど言いましたよね」
男「……そういうことか。あの魔族って魔族が『この世界に唯一残った魔族』って言った意味は」
省4
763: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/27(月)21:37 ID:gH5otLKd0(3/10) AAS
姫「そうして平和を掴んだ世界ですが……女神様はそれが恒久的に続くものではないことを分かっていました」
男「まあ平和とは戦争と戦争の間の休憩時間だ、みたいな言葉もあるしな」
姫「『災い』は人間が一致団結することでどうにか凌ぐことが出来ました」
姫「女神様が女神教の設立に協力したのも愛を尊ぶ教えを広めることで、また何か起きた際に団結できるようにという考えだそうです」
姫「そして物理的にも『災い』が再来しないように、魔神を呼び戻すことが出来るアイテム、宝玉を各地の教会が分割管理することで、簡単には集められないようにしたんです」
省2
764: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/27(月)21:38 ID:gH5otLKd0(4/10) AAS
姫「しかし女神様の思惑とは裏腹に物事は進んでいきました」
姫「多くの人に愛を知って欲しいという意図で広められた女神教は大勢の信者を抱えすぎたんです」
姫「教会の考えで多くの人が動くとなれば、そこに権力という甘い蜜が生じ魅入られた者により内部組織は腐敗していきました」
姫「中には女神様の教えを守ろうと人々によびかけたいた敬虔な人もいたようですが、そのような人にも不祥事が発覚したりと、とにかく事態は悪化する一方でした」
姫「結果このように女神教は廃れてしまったのです」
省9
765: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/27(月)21:40 ID:gH5otLKd0(5/10) AAS
男「魔族は言ってたんだ。『教会の力を削いだことにも意味があったというもの』と」
男「そのときはあまり深く考えてなかったが……あとから『変身』という固有スキルも含めて考えた結果理解した」
男「やつは女神教の関係者の姿に化けて、不祥事を起こすことで教会の評判を地に落としていったんだ」
町長『あるときを境に女神教に関わる者の不祥事が相次ぎ、そのせいで信心が離れていった』
町長『不祥事を認める者もおったが、多くは『身に覚えがない』『私はその日その場にいなかった』ととぼけるものばかりじゃったな』
省10
766: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/05/27(月)21:41 ID:gH5otLKd0(6/10) AAS
姫「話を戻しましょう。宝玉についてですが……」
男「女神教がしっかりしている間は教会がそれぞれに宝玉を管理して簡単に集められない」
男「だが、逆に女神教が廃れてしまうとそれぞれの宝玉が管理されないままバラバラに散らばっていることになるから、悪いこと考えているやつが集めやすいってことだろ」
姫「はい。一カ所に集めた方が管理こそしやすいですが、宝玉は数を集めることでその力が増します」
姫「簡単に悪用できないようにバラバラにしたんですが、いざというときに弱いんですよね」
省5
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