[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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439: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/15(月)12:28 ID:bY2SeEvr0(7/15) AAS
少女「今日の夕食はここにするぞ!」

男(店の入り口からそんな声がした)

男(思わずそちらを見ると高貴な装いを身につけた少女がそこにいる)

男(服に負けない美貌と合わさって一つの芸術品のような少女だ)
省6
440: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/15(月)12:31 ID:bY2SeEvr0(8/15) AAS
女「男君?」

男(少女に見とれているとジトーッとした声が耳に入る)

男「……どうした、女」

女「どうした、じゃないでしょ。あの女の子をじーっと見つめておいて」

男「いや、それは……」
省4
441: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/15(月)12:32 ID:bY2SeEvr0(9/15) AAS
男性「姫様!」

男(入り口の方でさらに動きがあり、少女を追うようにして一人の男性が店に入ってきた)

男(30代くらいでくたびれた雰囲気を背負っている)

少女→姫 「遅いぞ。さっさと手配をせんか」

男(倍ほど年の差がある男性相手に、尊大な態度で命令する少女)
省4
442: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/15(月)12:33 ID:bY2SeEvr0(10/15) AAS
男「何だあいつら……」

男(どんな関係なんだと気になった俺が、ボソッとこぼしたそのときだった)

女性「……」

男(ギロリと、少女の側につく女性の視線が俺を射抜いた。その圧に押された俺は慌てて目を逸らす)

男(怖っ! 結構離れているのに聞こえたのかよ!?)
省7
443: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/15(月)12:37 ID:bY2SeEvr0(11/15) AAS
店員「お客様申し訳ありません」

店員「当店は現在より姫様の貸し切りとなるため退店お願いできますでしょうか?」

店員「お代の方は結構ですので」

男「は……んぐっ」

男(『はあ? そんな要求あるか』と俺は言い掛けて、女友に口をふさがれる)
省8
444: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/15(月)12:38 ID:bY2SeEvr0(12/15) AAS
男(こうして俺たちはまだ腹も満たっていないがその飯屋を後にする)

男(最後、店を出る直前にその尊大な態度の少女をもう一度振り返って見たが)

姫「よいよい、余が下々の者に見られながら食事するなどあり得んからな」

店長「もちろんでございます!!」

姫「にしても料理はまだか、余を待たせるとはいい度胸じゃな?」
省6
445: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/15(月)12:40 ID:bY2SeEvr0(13/15) AAS
男「はぁ……ったく、何だったんだ」

男(いきなり店に来てそこにいた客を全て追い出して貸し切るとか、ワガママにもほどがある振る舞いである)

女「女友は何か知ってるの?」

女友「まあ古参商会から一通りこの都市の情報については聞いているので」

女友「まず、あの剣呑な雰囲気を放っていた人たちは近衛兵団でしょうね」
省3
446: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/15(月)12:40 ID:bY2SeEvr0(14/15) AAS
女友「ええ。この都市における権力の頂点に立つ独裁者。少女姫――彼女の言葉はこの都市では絶対の法です」

女友「そして古参商会の調査によると、宝玉を持っているのも彼女のようですね」

男「また面倒そうな案件だが…………宝玉の持ち主が女性だっていうなら……」

男(武闘大会では終ぞ役目が無かったが……どうやら今回は俺の魅了スキルの出番のようだ)
447: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/15(月)12:41 ID:bY2SeEvr0(15/15) AAS
続く。

今章も隔日更新で行く予定です。ではまた明後日。
448: 2019/04/15(月)15:43 ID:Hz2Kt51F0(1) AAS
乙!
新章待ってたぜ!
449: [sage saga] 2019/04/15(月)23:48 ID:vklSU6UyO携(1) AAS
乙ー
450
(1): 2019/04/16(火)02:04 ID:tme6cSjw0(1) AAS

また日々の楽しみが
451: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/17(水)21:25 ID:k+hIoSdJ0(1/16) AAS
乙、ありがとうございます。

>>450 皆さんに読んでもらえるのが私の日々の楽しみです。

投下します。
452: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/17(水)21:25 ID:k+hIoSdJ0(2/16) AAS
男(その後俺たちは結局パンしか食べ物ありつけていないので、場所を変えて夕食を取った)

男(そこも同じく他の町の三倍ほどする値段だったため、腹は満たったがどうにも気分は満たらなかった)

女友「さて、今晩泊まる宿屋を探さないとですね」

男(通りを歩きながら女友が口を開く)

男「そこも三倍の値段するんだろ?」
省7
453: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/17(水)21:26 ID:k+hIoSdJ0(3/16) AAS
女友「男さんの気分を害するかもしれませんが、宿はこの都市でも最上級のところを取ろうと思います」

男「え?」

女友「このような問題があるからです」

男(女友は俺に話しかけながら正面を向いている)

男(そこには三人の男が立っていた。汚い身なりでそれぞれの手に武器を持ち、ニヤニヤとしながら俺たちを見ている)
省8
454: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/17(水)21:27 ID:k+hIoSdJ0(4/16) AAS
チンピラB「あ、兄貴!?」

チンピラC「やろう、俺たちも……!」

女友「どれがいいでしょうか……あまり強すぎてケガをさせても後が面倒ですし……」

女友「これにしましょうか。『炎の拘束(ファイアバインド)』」

男(残りのチンピラも迫ろうとしたそのとき、女友が魔法を発動する)
省12
455: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/17(水)21:27 ID:k+hIoSdJ0(5/16) AAS
女友「えっと話の途中でしたね。このように現在独裁都市の治安は非常に悪いものとなっています」

女友「ですから宿は最上級でセキュリティのしっかりしているところでないと安心して眠れません」

女「まあどんな相手が来ても遅れを取るつもりはないけど気が休まらないし」

男「そういうことなら分かった」

男(というか守ってもらう立場である俺がワガママ言えるはずがない)
省10
456: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/17(水)21:28 ID:k+hIoSdJ0(6/16) AAS
女友「どうしましたか、男さん」

男「すまんな、ちょっと先に今回宝玉を手に入れるための方針について一つ提案したいことがあるんだ」

女「宝玉……さっき言ってたけどあの姫様が持っているんだよね」

女友「古参商会の情報によるとそうですが……つまり、男さんの提案というのは」

男「あの姫様に魅了スキルをかける。そして宝玉を譲るように命令をしようと思うんだが、どうだ?」
省7
457: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/17(水)21:29 ID:k+hIoSdJ0(7/16) AAS
男「女はどう思う?」

女「……私言ったよね。宝玉を手に入れるためだからって、魅了スキルを悪用するのは良くないって」

男「最初の村での宴だったか。もちろん覚えている」

女「なのに……姫様に魅了スキルをかけるの? かけられるっていうの?」

男「そのときから状況は変わったんだ」
省4
458: 上ミス。帰還派→駐留派 ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/17(水)21:31 ID:k+hIoSdJ0(8/16) AAS
男「竜闘士の女、魔導士の女友、そして一応魅了スキルを擁する俺たちは帰還派の中じゃ最強のパーティーだから、なるべく多くの宝玉を集めるべきだ」

男「こんなところで手をこまねいてられないだろ。女の気持ちも想像できるが……頼む、分かってくれ」

男(俺は女の手を握って真摯に訴える)

男(女だって俺が言わなくても現状は分かっているはず)
省6
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