[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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331: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/21(木)21:48 ID:YLnPQUF30(3/11) AAS
女「『竜の爪(ドラゴンクロー)』!!」

男(積極的な行動が傭兵の不意を突く。その隙を逃さず、女はエネルギー体の爪を生やして攻撃態勢に入った)

傭兵「『竜の鱗(ドラゴンスケイル)』」

男(仕方なく防御スキルを使う傭兵。竜闘士は攻撃だけでなく防御スキルも一級品だ。普通ならばガードしきれただろう)
省3
332: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/21(木)21:49 ID:YLnPQUF30(4/11) AAS
男「おおっ、これは……!」

女友「浅いですが一発……しかし、追撃が来ます!」

男(快哉を上げる俺だが、すぐに女友の言葉に気付く。ダメージをものともとせず、攻撃態勢に入る傭兵の姿を)

傭兵「くっ……『竜の震脚(ドラゴンスタンプ)』!」

男(今回の戦いはリング上で行われる。リングアウトのルールがある以上、猛スピードで突っ込んだ女はどこかでブレーキなり方向転換なりをしないといけない)
省11
333: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/21(木)21:49 ID:YLnPQUF30(5/11) AAS
女友「手数で押すタイプの技の一発が当たっただけですから、そこまでのダメージではないはずです」

女友「竜闘士は身体能力同様、スキルを使わなくても基本的な防御力が高いですし」

男「そうなのか。にしても女がまともにダメージ食らう姿は初めてだな……」

男(異世界に来てからのことを思い返す)

男(商業都市でのドラゴン戦も観光の町での犯罪者グループの制圧時も、そして武闘大会の予選・本戦共に女が敵の攻撃をまともに食らった事はなかった)
省4
334: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/21(木)21:50 ID:YLnPQUF30(6/11) AAS
傭兵「『竜の翼(ドラゴンウィング)』」

男(傭兵はその間に自身も翼を生やして飛ぶ。空中戦に応じるようだ)

女「『竜の息吹(ドラゴンブレス)』」

傭兵「『竜のはためき(ドラゴンウェーブ)』!!」

男(三度ブレスを発動する傭兵に対し、女は波状のエネルギーで応戦。ブレスの数が多く、全部は消しきれないがそれで良かったようだ)
省8
335: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/21(木)21:51 ID:YLnPQUF30(7/11) AAS
女「『竜の闘気(ドラゴンオーラ)』!!」

男(予選を一手で制した広域制圧技を女は飛翔しながら放つ)

男(全方位に広がる衝撃波が派手な技だが実は攻撃力が低い)

男(一点に衝撃波を集中させる『竜の咆哮(ドラゴンシャウト)』に比べて拡散させているから当然ではある)
省5
336: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/21(木)21:51 ID:YLnPQUF30(8/11) AAS
女「『竜の息吹(ドラゴンブレス)』!!」

男(女は追尾エネルギー弾をばらまく)

男(手数により相手をリングアウトに押し込む女の策略)

傭兵「舐めるな! 『竜の爪(ドラゴンクロー)』!!」
省4
337: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/21(木)21:52 ID:YLnPQUF30(9/11) AAS
観客「おおおおおっ……!!」

男(攻防が一旦落ち着いたことで観客のどよめきが発された)

男(今までハイスピードな攻防に息を飲んで見入っていたため、声を出すことも忘れていたのだろう)

男(俺たちも堰が切れたように戦いの感想を述べあう)
省12
338: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/21(木)21:52 ID:YLnPQUF30(10/11) AAS
男「…………」

男(俺は考える)

男(分析の結果、力も技術も性格も戦いを決定的に導くほどの差はないと言えるだろう)

男(だったら何がこの戦いの趨勢を傾けるのか)

男(傭兵にある違和感か。力、技術、性格以外の二人の資質か。それとも二人以外の外的な要因によるものか)
省9
339: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/21(木)21:53 ID:YLnPQUF30(11/11) AAS
続く。

次回決着。
340: 2019/03/21(木)22:38 ID:pbyL57ei0(1) AAS
乙!
341: [sage saga] 2019/03/22(金)06:13 ID:bBUMTvvyO携(1) AAS
乙ー
342: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/23(土)22:05 ID:ABUc5JTR0(1/17) AAS
乙、ありがとうございます。

投下します。
343: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/23(土)22:06 ID:ABUc5JTR0(2/17) AAS
女(試合開始から15分は経過したと思う)

女(私はその間伝説の傭兵さんと一進一退の激闘を繰り広げていた)

女(試合展開は積極的に仕掛ける私に対して、堅実に進めようとする傭兵さんといった模様がずっと続いている)

女(私は勝利を掴み取りたいという思いから、傭兵さんは負けられないという思いから)

女(対極とも言える戦い方になっている………………のだろうか?)
省4
344: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/23(土)22:06 ID:ABUc5JTR0(3/17) AAS
女(現在空中でお互いに距離を取って小休止していたところから私は動き出す)

女「『竜のはためき(ドラゴンウェーブ)』!!」

女(エネルギーの波を発生させて傭兵さんを襲わせる)

女(そして波を追いかけて私も飛ぶ)

女(遠距離攻撃と同時に突進。これまでに何度も使った手)
省5
345: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/23(土)22:07 ID:ABUc5JTR0(4/17) AAS
女「…………」

女(何もしなかった)

女(当然攻撃が直撃して――その姿がボフン! と消える)

傭兵「なっ……!」
省6
346: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/23(土)22:07 ID:ABUc5JTR0(5/17) AAS
女(幻影が攻撃されてる間に私は傭兵さんの背後を取る)

女「『竜の拳(ドラゴンナックル)』!!」

女(ようやく掴んだ決定的な隙に私は右手に竜の力を拳に宿して殴りかかった)

女(そのままクリーンヒットを狙いたかったけど)

傭兵「くっ……! 『竜の拳(ドラゴンナックル)』!!」
省5
347: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/23(土)22:08 ID:ABUc5JTR0(6/17) AAS
傭兵「ぐっ……!」

女「……あれ?」

女(右手と右手が衝突した瞬間、拮抗することなく拳を振り抜くことが出来た)

女(近距離攻撃のクリーンヒット、これまで必要経費として私が食らってきた以上のダメージを与えて一気に有利に立つ)
省5
348: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/23(土)22:09 ID:ABUc5JTR0(7/17) AAS
女「傭兵さん、あなた右手の調子が悪いですよね」

女(ダメージにより地上に落ちた傭兵さん。十分に距離を取り私も地上に降りて問いかける)

傭兵「何故そう思う?」

女「思い当たる節があるからです。直前の準決勝、気弱君との戦いが原因ですよね」

女「戦いの最終盤『竜の潜行(ドラゴンダイブ)』と『神の盾(ゴッドガード)』の衝突」
省6
349: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/23(土)22:10 ID:ABUc5JTR0(8/17) AAS
傭兵「……ああ、そうだ。そんなことを聞くために戦う手を止めて、私に問いかけたのか?」

女「いえ、本当の疑問はその先にあります」

女「準決勝で右手の痺れを負ったあなたですが、それが本来決勝に影響を与えるはずがないんです。この大会には回復魔法を使えるスタッフが詰めていますから」

女「右手の痺れを治癒するような魔法も、またその時間も十分にあったはずなのに……どうしてそのまま決勝のリングに上がったんですか?」
省4
350: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/23(土)22:11 ID:ABUc5JTR0(9/17) AAS
女「っ……ど、どういうことですか!?」

傭兵「大会のスタッフ、回復魔法の使い手……その中に自分に害を加えようとする者が紛れている可能性をどうして考慮しない?」

女「そんな可能性は……」

傭兵「先の大戦でよく使われた手口だ。回復魔法部隊に敵の刺客が紛れ混む」

傭兵「傷ついているところに、一番無防備なところに攻撃魔法を食らわせることが出来る」
省6
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