[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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244: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/10(日)00:02 ID:mFW1Mlpj0(4/9) AAS
傭兵「ここまで粘るとはな」
男(空中から無慈悲に攻撃を続けていた傭兵が、気弱に言葉を投げかける)
気弱「いつまでだって粘りますよ……勝つためなら」
男(満身創痍なはずなのに、気弱の言葉には力が漲っていた。本当にいつまでも倒れないんじゃないかと錯覚するほどだ)
傭兵「君を侮っていたようだな。本当に将来が楽しみな若者が多い大会だ」
省9
245: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/10(日)00:02 ID:mFW1Mlpj0(5/9) AAS
傭兵「『竜の潜行(ドラゴンダイブ)』!!」
男(傭兵は空中のその場から垂直に急降下する)
男(あわや地面に激突するという直前、水平飛行に切り替えてそのまま気弱めがけて飛翔する)
男(超スピードによる突進技、今までの遠距離攻撃とは桁違いの攻撃力で守りを打ち破ろうという考えだろう)
省7
246: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/10(日)00:03 ID:mFW1Mlpj0(6/9) AAS
男「っ……拮抗している……!!」
男(衝突した瞬間、どちらかが弾き飛ばされるということにはならなかった)
男(拳と盾が接地したまま、優勢なのは傭兵のようだ。徐々にではあるが気弱が押されて後退している)
傭兵「おおおおおおおおっ!!」
気弱「ああああああああっ!!」
省6
247: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/10(日)00:03 ID:mFW1Mlpj0(7/9) AAS
男(攻撃を受け止める気弱の後退が止まらない)
男(しかし、傭兵の突進の勢いも徐々に落ちていく)
男(力の拮抗、一瞬のような永遠が終わり――)
男(盾は破れなかった)
傭兵「くっ……」
省4
248: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/10(日)00:04 ID:mFW1Mlpj0(8/9) AAS
実況「試合終了ーーっ!! 勝者、傭兵選手!!」
男(実況の宣告が下された)
解説「気弱選手『竜の潜行(ドラゴンダイブ)』を受けきった防御は流石でしたが……」
解説「攻撃の勢いに押されて片足がリングの外に出てしまいましたね。リングアウトにより敗北です」
省1
249: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/10(日)00:04 ID:mFW1Mlpj0(9/9) AAS
続く。
久々の戦闘シーン。ノリノリで書きました。
250(1): 2019/03/10(日)02:39 ID:q+BEycbQ0(1) AAS
乙!
アツイ王道展開を観て顔がニヤケてしまった。
イメージしやすくて面白かったです!
251(1): [sage saga] 2019/03/10(日)06:47 ID:XABbtOLUO携(1) AAS
次スレに移行してたの忘れてた…乙ー
252: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/11(月)12:51 ID:HKcOh5ri0(1/18) AAS
乙、ありがとうございます。
>>250 王道展開はよきものです。
>>251 章の途中でスレ移行したくなかったので中途半端になりましたね。一スレ目HTML化しときたいんですが、何か機能してないみたいですし。
投下します。
253: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/11(月)12:52 ID:HKcOh5ri0(2/18) AAS
男(準決勝第一試合、騎士VS竜闘士は竜闘士に軍配が上がった)
気弱「そうですか……」
男(張りつめていたものが切れた気弱はバタンとリング上で仰向けに倒れる)
気弱「僕は……負けたんですね」
男(そして空を見上げながらポツリとつぶやいた)
省6
254: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/11(月)12:53 ID:HKcOh5ri0(3/18) AAS
男(と、そのように気弱を労ったのは俺たちの周りだけであり、大多数の観客の反応は見ていられないものだった)
観客1「はあもう、やーっと終わったかよ」
観客2「ったく、あの気弱とかいうやつ。危うく傭兵が負けるところだったじゃねえか」
観客3「竜闘士の一騎打ち、伝説の邪魔をしないでほしいね」
男(決勝への期待の強さからか、健闘した気弱を貶すような言い方)
省6
255: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/11(月)12:53 ID:HKcOh5ri0(4/18) AAS
男「……っ!?」
男(全身が総毛立ち、反射的にその殺気の出所を見た)
男(リングの上、伝説の傭兵が視線を上げて明確に観客席を睨んでいる)
男(ゆっくりと360°見渡すことで、気弱への侮辱で沸いていた観客席全体が静まった)
男「あの人は……」
省6
256: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/11(月)12:54 ID:HKcOh5ri0(5/18) AAS
傭兵「ナイスファイトだった、少年」
気弱「……えっと、あなたのような人でもお世辞を言うんですね」
傭兵「本心だ。リングアウトの無い試合じゃなかったら、どうなったか分からなかった」
気弱「そんなことないですよ。試合じゃなかったら僕みたいな守ってばかりの相手を無視して他を攻めればいいだけです」
気弱「僕の戦い方は試合だったから成立したんです、だからルールによって負けるのはある意味理に叶っています」
省6
257: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/11(月)12:54 ID:HKcOh5ri0(6/18) AAS
男(その後、準決勝第二試合が行われた)
男(竜闘士の女の参戦。圧倒的な力の差、女が勝つことを望む観客の雰囲気の後押しなどがあって負ける要素が無く)
男(『竜の咆哮(ドラゴンシャウト)』の一手で対戦相手をリングアウトまで吹き飛ばした)
男(これにて決勝で一人でも伝説の存在である竜闘士二人による戦いが行われることが決定する)
男(リングの整備や一旦区切りを付けるため、そして竜闘士がほとんど一手勝ちで終わらせたおかげで時間的に余裕があることから、決勝までは一時間の休憩が設けられた)
省6
258: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/11(月)12:55 ID:HKcOh5ri0(7/18) AAS
女友「それにしても気弱さん遅いですね」
姉御「……」
男(女友が声をかけるが姉御は処置室前のベンチに座り、俯いたまま考え込んでいる)
女友「……」
姉御「……」
省8
259: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/11(月)12:56 ID:HKcOh5ri0(8/18) AAS
男(感情がいっぱいいっぱいになったのか機能停止していた姉御だったが、しばらくして再起動する)
姉御「ああもう、そうだよ! アタイは気弱のことが好きさ!」
男「そんな叫ぶように言わなくても」
姉御「だからってわけじゃないんだが……今のアイツになんて声をかけようか迷っていてね」
男「……」
省7
260: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/11(月)12:56 ID:HKcOh5ri0(9/18) AAS
女友「男さん、そこらへんにしてあげましょう」
女「そうだよ、容赦ないって」
男「そうか? というか二人だって分かってるんじゃねえのか、気弱の気持ちを」
女友「……まあ、そうですね。あちらも分かりやすいですし」
女「似たもの同士だよね」
省4
261: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/11(月)12:57 ID:HKcOh5ri0(10/18) AAS
気弱「本当にありがとうございました、失礼します。……って、皆さんそろってどうしたんですか?」
男(そのとき処置室の扉が開いて、中のスタッフにお礼をしながら気弱が出てきた。どうやら処置が終わったようだ)
男「おまえの健闘を称えようと出待ちしていたところだ」
気弱「そうですか……でもお礼を言うのは僕の方ですよ」
省5
262: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/11(月)12:57 ID:HKcOh5ri0(11/18) AAS
女「私も見てたけど、気弱君頑張ってたよ!」
女友「ええ、ナイスファイトでした」
男(女と女友が気弱を労う)
気弱「そうですが勝てなかった以上……いえ、二人ともありがとうございます」
男(気弱は何かを言い掛けて二人に頭を下げた)
省7
263: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/11(月)12:58 ID:HKcOh5ri0(12/18) AAS
姉御「……拒まれたら、アンタをぶっ飛ばすからね」
男「え?」
男(気弱が現れてからもずっと黙っていた姉御が俺のことをギラリと睨む)
男(何のことかと聞き返す前に、姉御は気弱の方に向き直っていて――そして)
省7
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