[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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184: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/28(木)23:59 ID:4mn2sz640(6/6) AAS
チャラ男「ふむふむ、女が好きな男について?」
女(あっさりバレた)
女「………………えっ? いや、違くて。私の友達の……」
チャラ男「その話し出しは古今東西自分のことって決まってるで」
省6
185: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/01(金)00:00 ID:lvCL0+ab0(1/8) AAS
チャラ男「なるほどなー……しっかし男も無粋なやつやで」
女「無粋……ってどういうこと?」
チャラ男「要するに男の現状はキャバクラにいるってことなんやろ?」
チャラ男「自分に女の子が好意的に接してくれるのは金を払った客だからっていうのと、魅了スキルにかかっているからって点が違うけど」
女「言われてみれば似てる……のかな?」
省5
186: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/01(金)00:00 ID:lvCL0+ab0(2/8) AAS
女「男君がそういう客だとして……キャバ嬢の方が好きになったとしたらどうすればいいのかな?」
チャラ男「え? ……ああ、そういう話になるんか。難しいことやな」
チャラ男「とりあえずそういうタイプには客と嬢の関係である内はどうにもならんとちゃうか?」
チャラ男「それ以外の関係を、それも素に近いところで作るしかないやろ」
省5
187: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/01(金)00:01 ID:lvCL0+ab0(3/8) AAS
女「ありがとね、チャラ男君」
チャラ男「なら良かったで。正直これ以上はどうアドバイスして良いか分からんかったしな」
チャラ男「俺とは違うタイプ過ぎて、思考が読めへんのや」
女(チャラ男君が安堵しているが……ふと気になったことがあった)
女「じゃあもしチャラ男君が魅了スキルを授かってたらどうしたの?」
省8
188: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/01(金)00:01 ID:lvCL0+ab0(4/8) AAS
女友「女、会場にデザートが運ばれ始めたみたいですよ」
女「え、デザート!?」
女(そのとき女友が私を呼びに来た)
女友「ええ。女の好きそうなケーキもたくさん並んでました」
女「それは早く行かないと! 明日の決戦前に糖分補給は大事だからね!」
省3
189: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/01(金)00:02 ID:lvCL0+ab0(5/8) AAS
女の去った廊下にて。
女友「しかし女にちょっかいをかけるとは怖いもの知らずなんですね」
チャラ男「あちゃーそんなところから見られてたんかいな」
女友「ええ。あれで精神的に脆いところがありますからね。大事な大会前に私が女を一人にすると思いましたか」
省6
190: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/01(金)00:02 ID:lvCL0+ab0(6/8) AAS
女友「クラスメイト八つのパーティーの内、現在三つのパーティーと連絡が付きません」
チャラ男「何やって!? 大変やないか!?」
女友「とぼけるつもりですか?」
チャラ男「……そういっても俺はずっと姉御と気弱と旅しとるんやで?」
省4
191: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/01(金)00:03 ID:lvCL0+ab0(7/8) AAS
女友「…………」
チャラ男「…………」
女友とチャラ男の視線がぶつかり合う。
チャラ男「さて、そろそろ俺も行くで。デザートに興味があるしな」
先に逸らしたのはチャラ男で、ひらひらと手を振りながらその場を離れた。
省4
192: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/01(金)00:03 ID:lvCL0+ab0(8/8) AAS
続く。
こう裏でいろいろ進んでるの好き。
193: 2019/03/01(金)06:38 ID:eiAd5ocBO携(1) AAS
乙!
194: ◆YySYGxxFkU [saga sage] 2019/03/02(土)21:05 ID:17PNvqnDo(1) AAS
乙、ありがとうございます。
本日投下分用意できてないので休みます。すいません。
明日か明後日再開予定です。
195: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/03(日)23:28 ID:v9xIgcPl0(1) AAS
投下します。
196: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:07 ID:ijQdAxAN0(1/13) AAS
男(武闘大会本戦の朝を迎えた)
男(戦いの舞台であるコロシアムには予選のとき以上に人が詰めかけている)
男(例年から予選より本戦の方が観客が多いらしいが、今年はその増加率が桁違いらしい)
男(リングに近い下層の席が埋まっているのは予選の時もだったが、まだ一戦目も行われていないこの時間帯から既に中層の席もほぼ埋まっており、上層の席に人が見られ始めるようになった)
男(ほとんどの観客の目当ては二人の竜闘士の戦いだ。トーナメント表からして当たるとしたら決勝。その歴史的瞬間を今か今かと待っている)
省8
197: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:07 ID:ijQdAxAN0(2/13) AAS
チャラ男「同伴二名までやなかったら、あの娘も連れてきたんやけどな」
姉御「純粋に応援しろという神の采配じゃないかい?」
チャラ男「まあ、いいか。このVIP席で新たな娘を探せばええんやな!!」
姉御「気弱に招待された身分で、人様に迷惑かけるんじゃないよ」
チャラ男「痛っ!?」
省5
198: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:08 ID:ijQdAxAN0(3/13) AAS
女友「言うまでもないかもしれませんが、優勝候補は傭兵さんと女の竜闘士二人ですね」
男「まあだろうな。ダークホース的な存在は見当たらなかったのか?」
女友「ええ。ぎりぎり気弱さんが二人に食らいつけるかといったレベルで、他の十三人の見込みはかなり薄いですね」
男(女友による分析。おそらく『真実の眼(トゥルーアイ)』を使いステータスを見た上での判断だろうからかなり正確のはず)
男「じゃあ問題は女が伝説の傭兵に勝てるかってことだけか」
省14
199: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:08 ID:ijQdAxAN0(4/13) AAS
男(バトルロイヤルだった予選と違って本戦は一対一、しかし観客への配慮のためリングアウトのルールは継続するようだ)
男(一回戦一試合目は対戦選手お互いが慎重で、焦れるような長期戦に)
男(そして二試合目は)
傭兵「『竜の咆哮(ドラゴンシャウト)』」
男(傭兵の参戦。試合開始と同時に指向性の衝撃波を対戦相手に向けて放ちノックアウトする)
省4
200: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:09 ID:ijQdAxAN0(5/13) AAS
男(四試合目)
気弱「おおおおおおっ!!」
男(『騎士(ナイト)』の気弱が盾を構えたまま敵に突撃。リングから押し出して勝利を拾う)
男(八試合目)
女「『竜の咆哮(ドラゴンシャウト)』!!」
省4
201: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:09 ID:ijQdAxAN0(6/13) AAS
男(速やかに一回戦が終わり、休憩時間となった)
男(俺は隣の女友と総評する)
男「予選のバトルロイヤルと違って、一対一だから決着が早いな」
女友「みんな積極的に戦っていますからね」
女友「一応ルール的に相手と戦わず逃げ続けることに制限はかけられていません」
省7
202: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:10 ID:ijQdAxAN0(7/13) AAS
女友「一つ一つの応援や声援が勝負に与える影響など微々たるものです」
女友「しかし、これだけ観客が集まりそれが一カ所に集中すると絶大なパワーを発揮するということですよ」
男(つまり女友が言っているのは『みんなの応援が俺の力になる!』とかいう精神的な話だけではないということだ)
男(声や雰囲気につられて行動に影響が出るというのは実際にある。例えばテレビのバラエティなどでスタッフの笑い声に釣られて視聴者も笑うなどだ)
男(だとすると試合に出ず力もない俺でも、微力ながらに手助けが出来るはず)
省3
203: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/03/04(月)00:10 ID:ijQdAxAN0(8/13) AAS
男(準々決勝の四試合も特に波乱もなく順当に進んだ)
男(一試合目は傭兵、二試合目は気弱、四試合目は女が勝った)
男(竜闘士の二人はまたも『|竜の咆哮(ドラゴンシャウト)』で一手勝ち)
男(気弱は少し相手に粘られて消耗していたが、この大会には回復魔法使いのスタッフが常駐しているので完全に回復して次の試合に挑めるはずだ)
男(この仕組みについてはとてもありがたいことだ。なぜなら次の準決勝で気弱は伝説の傭兵と戦うことになるからだ)
省7
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