[過去ログ] 男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
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86: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)19:58 ID:boBRz2P70(9/15) AAS
姉御「しっかしどうして告白しないのかい?」

姉御「ガサツなアタイと違って、女みたいな美少女から告白されれば、大概の男子なんてイチコロだと思うけどねえ」

女友「女にその度胸が無いだけの話ですよ」

女「ちょっと、女友?」

女友「あら、違いましたか?」
省5
87: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)19:59 ID:boBRz2P70(10/15) AAS
気弱「す、すいません! ちょっと助けてもらっても良いですか!?」

姉御「どうしたんだい、気弱?」

女(男子会となっている向こうのテーブルに座っていたはずの気弱君である)

気弱「男さんが大変で……チャラ男さんも僕に任せて……」
省4
88: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)19:59 ID:boBRz2P70(11/15) AAS
姉御「女も気弱も落ち着けって」

女「あ、ごめん……」

女友「とりあえず男さんの様子を見に行きましょうか。あっちのテーブルにいるんですよね?」

気弱「はい。お手数をかけます……」

女(ということで私たちはもう一方のテーブルの方に向かう。そこには――)
省7
89: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)20:00 ID:boBRz2P70(12/15) AAS
女「もう男君、飲み過ぎだよ。これは没収!」

女(私は男君の手からグラスを奪う。これ以上飲ませるのは体に悪いだろう)

男「後生だ! せめてもう一杯!」

女「駄目だよ」

男「そんなこと言わずに……な?」
省9
90: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)20:00 ID:boBRz2P70(13/15) AAS
男「おっと、ありがとなー、女」

女「も、もうっ! 悪いと思っているならちゃんと立ってよ!」

男「………………」

女(急な接近に、酔いが移ったかのように私の顔も真っ赤になる)

女(女友たち三人が見ているのにいつまでもこうしているのは恥ずかしいので、離れるように言うのだが男君は従ってくれない)
省5
91: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)20:01 ID:boBRz2P70(14/15) AAS
女「っ〜〜〜〜!!」

男「ぐへっ!」

女(支えを失った男君が尻餅を付く)

女(そう、私が支えの役割を放棄したのだ)

女(で、でもしょうがないでしょ……男君が私を綺麗って……そ、そんな恥ずかしすぎるし……!!)
省8
92: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/14(木)20:01 ID:boBRz2P70(15/15) AAS
続く。
93: 2019/02/15(金)06:11 ID:hy5zxXMFO携(1) AAS
乙!
94: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/17(日)00:34 ID:iqB9vyWd0(1/13) AAS
乙、ありがとうございます。

少し遅れましたが投稿します。
95: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/17(日)00:35 ID:iqB9vyWd0(2/13) AAS
女(べろんべろんに酔った男君を連れて私たちは五人用のテーブルに移る)

女友『商業都市では男さんが女の介抱をしたんだから、今度は逆に私が男さんの介抱をするべきですよ』

女(という女友の言葉により、私は隣に座って世話を焼くことになった)

男「しかしこの酒、水のように飲めるな」 

女「ほら、あれだよ。上等な酒は水のようだって言うでしょ?」
省8
96: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/17(日)00:36 ID:iqB9vyWd0(3/13) AAS
女友「旨い理由はそれだけですか?」

姉御「そういえば、美人が酌をする酒は旨いって聞いたことがあるねえ。女が注いだから旨いんじゃないかい、男?」

女「もう二人ともっ!!」

女(さらにはこうして女友と姉御がどうにか男君から歯の浮くようなセリフを引きだそうとしているからタチが悪い)
省5
97: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/17(日)00:36 ID:iqB9vyWd0(4/13) AAS
男「しかし女は綺麗だし、気だては良いし、リーダーシップもあるし、本当最高だよなー」

女「ば、馬っ鹿じゃないの!? 馬っ鹿じゃないの!?」

女(この状況になってそれなりに経ったのに、男君の酔いはまだ深い)

女(今も私の顔をじーっと見つめたかと思うと突然そんなことを言い出した)
省8
98: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/17(日)00:37 ID:iqB9vyWd0(5/13) AAS
女友「どっちが分からないんですか?」

男「あー、どっちもだなー」

姉御「自分の気持ちだろう? それなのに分からないのかい?」

男「自分の気持ちって一番自分が分からなかったりするだろ?」

女(妙に哲学的なことを言っている)
省10
99: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/17(日)00:37 ID:iqB9vyWd0(6/13) AAS
女(夢と男君が呼ぶものは魅了スキルだ)

女(魅了スキルがあるからこそ私に好かれている)

女(でも、それはいつ解けてもおかしくないあやふやなものだ。だから本気になれない)

女(だったら)

女「もしそれが夢じゃなかったらどうかな?」
省12
100: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/17(日)00:38 ID:iqB9vyWd0(7/13) AAS
女(やっぱり、と思った)

女(私の好意が魅了スキルによるものではないと、打ち明けて全部が解決する段階ではもう無い)

女(男君に嘘をばらすのは駄目。元の状態に戻る、いやもっと酷くなるから)

女(でも、現状じゃ私たちの関係は進展しない)

女(だから男君が魅了スキルのことを分かっていても、私を好きになってくれるようになることを目標とした)
省4
101: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/17(日)00:39 ID:iqB9vyWd0(8/13) AAS
男「ん、みんなどうしたんだ? テンション低いな? もっとぱーっと行こうぜ!」

気弱「テンション高いですね、男さん」

男「ああ、当然だろ! 何せこの町の宝玉は手に入ったも同然だからな! 前はあんなに苦労したのが嘘みたいだぜ!」

気弱「えっと……観光の町で苦労した話はもう何度も聞きましたけど……」

気弱「でも手に入ったのも同然って、武闘大会で優勝できるかはまだ分かりませんよね?」
省9
102: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/17(日)00:39 ID:iqB9vyWd0(9/13) AAS
女「男君……」

女(その言葉に私は先ほどまでの疑問や不安を押しのけて、胸の底から嬉しさが込み上げてくるのが分かった)

姉御「随分と信頼されてるんだな」

女友「そういえば男さん、女のこと戦闘力としては信頼していましたからね」

女友「だからあそこまで優勝することを疑っていないのでしょう」
省6
103: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/17(日)00:39 ID:iqB9vyWd0(10/13) AAS
翌朝。

男「あー頭がガンガンする……」

男(俺は猛烈な不快感とともに宿屋のベッドで目を覚ました)

男(昨夜は……あー、飲み過ぎたんだったな)

男(イケメンたちの情報を得て、気弱が姉御のことを好きだって聞いた辺りまでは覚えている)
省3
104: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/17(日)00:40 ID:iqB9vyWd0(11/13) AAS
女友「おはようございます、男さん。二日酔いですか? 魔法使います?」

男「あーそういえば二日酔いに効く魔法があるんだったか」

男(最初の村の宴ではしゃいだクラスメイトたちに使っていたことを思い出す)

男(この強烈な不快感を消せるとは便利な魔法だが……)

男「いや、いい」
省3
105: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/02/17(日)00:40 ID:iqB9vyWd0(12/13) AAS
女「ええー!? じゃあ男君、今後はああならないってこと!?」

男(納得して引き下がった女友とは逆に女が何故か突っかかってくる)

女「心臓には悪いけど……たまにはあの状態もいいと思ったのに……」

男「……?」
省11
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