[過去ログ] オール安価でまどか☆マギカ 25 (1002レス)
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595: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/31(月)00:50 ID:nwZpV9pG0(1/6) AAS
かずみ「織莉子は……たとえば“将来大犯罪者になる”って人がいたとして」

かずみ「生まれたばかりのその子のことを殺そうと思うの?」

織莉子「その例えならそうでしょうね。自分の意思で悪質な犯罪を犯すような人格も、育つ環境も、そう簡単に変えられるものじゃない」

織莉子「でも、鹿目まどかは生まれたてですらない。もう猶予は残されていないの」

かずみ「まどかとは話せるんだよ。 織莉子はまどかがどんな人か知ってるの? 悪い人なの? 自分の意思で世界を滅ぼしちゃうほど?」
省10
596: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/31(月)01:10 ID:nwZpV9pG0(2/6) AAS
織莉子「わかっているの!? 貴女は最初から騙されていたのよ。私に騙されて、裏切られたの。そんな私のことをまだ……」

かずみ「あのね……織莉子が嘘ついてるのはわかってたよ。あの時、最初に一緒にパトロールに行った時から」

織莉子「……なんですって」

 織莉子の目は、冷たい眼差しから徐々に感情の籠った眼差しへと変わっていた。

 凍てつくような冷たさの奥にあったのは激情。ともすれば狂気にも思えるようなそれが剥き出しに見えてくる。
省8
597: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/31(月)01:41 ID:nwZpV9pG0(3/6) AAS
織莉子「神名あすみに話したのは理想的な協力者の資格を満たしているからよ。マミも駒として扱えると思った」

織莉子「……でもかずみ。貴女はいらなかった。私の駒じゃなくなったキリカも」

織莉子「駒を降りられた時点ですでに警戒心を持たれていたから難しいかもしれないけれど、それでもリスクを考えればすぐにでも殺すべき人だった」

織莉子「でもそれじゃ、今までの私のやり方じゃもう未来が見えなかったのよ!」

織莉子「だから……最悪みんなにバレても、いざとなったらあいつに立ち向かってくれそうな魔法少女の『数』がどうしても必要だった」
省16
598: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/31(月)02:17 ID:nwZpV9pG0(4/6) AAS
織莉子「これでも私を『良い人』ですって?」

織莉子「嬉しいなんて思わないわ。私は悪逆の道でも構わないと覚悟をしてきたのよ」

織莉子「……紅茶に詳しいのもそういう『環境』があった。ただそれだけ」

かずみ「逃げたり諦めたりするのは覚悟じゃないよ」

かずみ「わたしは織莉子のこと、根っから悪い人とは思わないけど……思ってたよりも『弱い人だったんだ』って思った」
省8
599: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/31(月)02:29 ID:nwZpV9pG0(5/6) AAS
 わたしは床の破片を『再生成』の魔力で組み直す。

 ……鈴の音が響くと、壊れたカップは元に戻っていた。それを拾って織莉子の目の前に差し出した。

かずみ「はい。大事なものなんでしょ」

織莉子「……!」
省10
603: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/31(月)23:23 ID:nwZpV9pG0(6/6) AAS
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更新しようと思ってたのが気付いたら夜になってしまった…
今日も深夜にちょっと投下すると思います
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