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オール安価でまどか☆マギカ 25 (1002レス)
オール安価でまどか☆マギカ 25 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534003266/
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521: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/17(月) 21:36:50.93 ID:ZfZcWNGF0 ―――――― 朝・マミの家 マミが学校に行く前の朝、わたしが作った朝ごはんがテーブルに並ぶ。 軽く身支度を整えたマミがやってきた。 かずみ「今日はどうするの?」 ……朝ごはんを食べながら今日のことを聞いてみた。 いつもならマミはどれも喜んでくれるメニュー。でも今朝はいつもよりフォークの手が遅い。 マミ「今日は……ちょっと私、一人で魔女を探しに行こうかなって」 かずみ「えっ?」 マミ「かずみさんはここにいてもいいけど、どうする?」 かずみ「えぇっと……」 わたしがいけるのはあすみか織莉子の家くらい。 でも、あんなことがあったのに……? http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534003266/521
522: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/17(月) 21:46:55.07 ID:ZfZcWNGF0 かずみ「マミは織莉子のことはどうするの? 今日もやっぱり、一人でも昨日みたいなパトロールをするの?」 マミ「……昨日の美国さん、すごく冷たい目をしていた」 マミ「私のことも……そういうふうにしか思ってないのかなって……」 マミ「でも、しょうがないじゃない? どんなに残酷でも大勢の命のかかった使命なんだから」 話しているうちに手は完全にストップしていた。 それに気づいたマミが時計を見て慌てる。 マミ「ごめんなさい、遅れないようにはやく食べなきゃね」 マミ「……じゃあ、行ってくるわ。お留守番よろしくね」 珍しく慌ただしく出て行くマミを見て、 わたしはやけに静かになった家の中でこれからどうしようか考える。 かずみ「…………」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534003266/522
524: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/17(月) 21:50:33.36 ID:ZfZcWNGF0 かずみ「……――――よしっ! こんな時はたくさんごちそう作って待っていよう」 かずみ「もっと料理の勉強もするぞー! マミが持ってる本もいっぱい置いてあるもんね」 かずみ「あ、これマミが書いたメモだ。見てもいいかな? なになに?」 ・作りたい料理(複数可) 下1、2レス http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534003266/524
527: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/17(月) 22:35:21.80 ID:ZfZcWNGF0 キッチンの横に置いてある料理本やマミの書いたノートを読みふける。 こんなところでもマミの努力家な一面は垣間見えていた。 かずみ「あ、これおいしそう。 へえ、マミはこんな隠し味を……」 かずみ「作りたいものがいっぱい出てきたなあ」 勉強とイメトレが終わったら、次はさっそく実践だ! かずみ「まずはお昼ご飯、つくってみよっと!」 マミの切ってくれたセミロングの髪をまとめてキッチンに立つ。 このくらいの長さだと色々とアレンジもしやすい。まとめているとパッと見、前と同じように見えるかもしれない。 時間のかかりそうなものから先に仕込んでおこう。 前菜にメインにデザートに、豊富な材料を使って料理を作っていく。 練習がてら昼ごはん用にも作ってみて、それらが仕上がる頃には昼を少し回るくらいの時間になっていた。 かずみ「さて、そろそろお昼ごはんは完成かな?」 かずみ「……ん?」 そろそろ完成ってところでインターホンが鳴った。 前にも同じようなことがあったような。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534003266/527
528: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/17(月) 23:11:57.12 ID:ZfZcWNGF0 かずみ「なに? 杏子? いいタイミングで来たね!」 カメラを確認して玄関の扉を開くと、杏子はなにやら深刻そうな顔をしていた。 そして、わたしのこの呑気な挨拶が気にくわないというように――。 杏子「アンタ、へらへらしてる場合なのかよ!?」 かずみ「えええっ! なにが?」 杏子「何じゃねえ! あたしはこの前のグリーフシード返しにきてやったんだ!」 杏子「グリーフシードがなくなったら魔女になるんだろ? 一個もねえってのに無茶しやがって、まったくどこまでバカなんだよ?」 杏子「そんな時に他人に渡すか? あたしはあんたらとは違ってグリーフシードくらい持ってんだよ!」 杏子「あたしもそれ知ってて返さないほど外道じゃねえ。それで自分たちが魔女になんかなっちまったら意味ないだろうが……」 かずみ「あ、ありがとう……」 捲し立てるように怒鳴る杏子に気圧されちゃったものの、そう言ってくれたことは素直にうれしかった。 杏子、あんなにグリーフシードを優先してたのに……。 杏子「ついでに、姿を変える魔法を持った敵を相手にしてるってのに、ちょっと姿だけ確認して入れるのも不用心じゃないか?」 かずみ「うん、気を付ける。 でも本当にいいとこに来たよ! 上がって上がって!」 杏子「?」 作り立ての料理。杏子も玄関まで漂うその匂いに気づいたようだった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534003266/528
530: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/17(月) 23:42:26.02 ID:ZfZcWNGF0 かずみ「お昼ごはんいっぱい作ったから一緒に食べよ!」 杏子「おお! 一人だったのによくこんなん作るな。肉にサラダに、プリン? あとケーキ!」 かずみ「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナに、温野菜のサラダ・カラスミパウダ」 かずみ「それからパンナコッタに、パンドーロだよ」 杏子「また舌噛みそうな必殺技だな」 かずみ「必殺技? まあ、おいしいものっていくらでも食べられるからね!これは練習も兼ねてで本番は夜なんだけど」 杏子をリビングに招き入れると、自慢の料理を出していく。 わたしにとっても丁度いいタイミングだったみたい。やっぱり一人で作って一人で食べるより、誰かと食べたほうがいいや。 杏子「今夜はパーティでもやるのか? もう死にかけててもおかしくないかもって思ってたけど、意外と元気そうにしてんな」 かずみ「……実は逆なの。マミが元気なさそうだったから」 かずみ「マミ、変わっちゃったんだよ。パトロールのやり方も前とは変えたんだ」 かずみ「違う目標が出来たから。そのためにはもっとグリーフシードが必要なんだって。誰かを犠牲にしても……しょうがないんだって」 杏子「!」 ・織莉子から聞いたこと、話す…? 1話す 2話さない 3自由安価 下2レス http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534003266/530
531: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2018/12/17(月) 23:57:09.73 ID:ZfZcWNGF0 ----------ここまで。次回は20日(木)夜からの予定です http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534003266/531
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