[過去ログ] オール安価でまどか☆マギカ 25 (1002レス)
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736: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)00:20 ID:IXMuZ1Vh0(1/21) AAS
 また織莉子の口から恐ろしく強い言葉が出た。わたしはそれに少し表情をこわばらせる。

かずみ「生き残らせてはいけない……って、織莉子は殺す気なの?」

あすみ「世界を滅ぼそうとしてる上、アンタ狙われてるんでしょ? しょうがなくない? 手加減できる相手でもなさそーだし」

かずみ「でもなんにも知らないんだよ。ねえ、みんなはどう思う?」
省10
738: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)00:39 ID:IXMuZ1Vh0(2/21) AAS
かずみ「……とりあえず、訓練しない? 後のことはほむらが来てからまた話し合おうか」

かずみ「ずっとまどかの傍に居るのはほむらなんだし、わたしたちだけで考えるよりいい案が浮かぶかも」

織莉子「そうね……それに賛成するわ」

杏子「じゃーそれでいいよ。今日は最初は誰が相手だ?もうこれだけ増えたしな」
省9
742: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)01:03 ID:IXMuZ1Vh0(3/21) AAS
 ……とはいえ、なにもないところから手がかりを掴むのは難しいところだ。

かずみ(わたしは電撃の使い方を訓練してみようかな……)

 電撃を放つという単純な魔法だからこそ強い。身体を超高速化させての瞬間移動は消費も大きいけど、他にも出来る事はあるかもしれない。

 それにすでにわたしは他の魔法も使うことが出来る。

 せっかくならその多彩さを活かしてもっとうまく魔力をコントロールできるように頑張ってみよう。
省4
743: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)01:27 ID:IXMuZ1Vh0(4/21) AAS
杏子「……よわっちいな。いくら新人ってもこれじゃ骨がなさすぎるんだけど。いつまで寝てんだ?」

キリカ「ッ……勝った気でいるなよ!倒すまでは決着ついてないんだから!」

 一方、格闘訓練のほうでは息一つ乱さず余裕で直立する杏子と、その足元に倒れるキリカの姿があった。

 黒い衣装が砂で白く汚れている。それも気にせずにキリカは立ち上がる。

あすみ「お、やる気出てきたね。杏子がやる気出させるの上手いの?」
省14
746: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)01:44 ID:IXMuZ1Vh0(5/21) AAS
 キリカの言葉がじーんときた。

 キリカも協力してくれるし、あすみもまどかを助ける提案を受け入れてくれた。

 これならきっと、みんなで世界だって救える。

かずみ「……うん!みんなで頑張ろう!」

かずみ「それでね、みんなで合体魔法を試してみるのはどうかって言いにきたんだ!みんなの魔力を一つにして強力な魔法にするの」
省11
747: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)01:50 ID:IXMuZ1Vh0(6/21) AAS
-----ここまで。次回は20日(日)夕方からの予定です

>>745
「かずみのため」が最初にきたのは、かずみが狙われてることを最初に知ってたからですねー。
実はまどかを狙ってることを知るよりも前に発言する予定だったセリフなんですけど、
世界のほうが圧倒的に規模はでかいものの、問題としてそれほど大小なく捉えていることと、知った順番でこうなりました。
748
(1): ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)01:51 ID:IXMuZ1Vh0(7/21) AAS
失礼、↑は>>744宛てでした
751: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)18:45 ID:IXMuZ1Vh0(8/21) AAS
 それから魔力の扱いに集中していた二人も杏子に連れられて、みんなが六人で陣を組むように囲んで一か所に集まる。

織莉子「私たちも聞いたわよ。みんなの魔力を合わせて魔法を使うんですってね……」

マミ「合体魔法なんて私も盲点だったわ。今まで魔法の研究はしてきたつもりだったけど、一人が染みついてると考え付けないものね」

マミ「でも、どんな魔法にするの?」
省7
754: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)19:05 ID:IXMuZ1Vh0(9/21) AAS
かずみ「まずは敵を倒すのに使える必殺技かな!複雑なこと考えるよりはすぐにできそう」

マミ「攻撃魔法ね。いいと思うわ」

杏子「合わせてぶつけりゃいいんだな?」

 それぞれが武器を高く掲げ、魔力を込めるポーズをとる。
省7
755: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)19:22 ID:IXMuZ1Vh0(10/21) AAS
かずみ「わっ! あぁッ!」

 爆発する。それが分かった時、先に動いたのは誰よりも魔力の扱いが上手いマミだった。

 細かい縺れからいよいよ拗れてこの場で暴れ出した魔力の根源の密度を散らして掻き消す。

 ……幸い、陣を囲んだ6人の間に暴風が吹き荒れるのみで済んだ。

 みんなしりもちをついている。
省9
756: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)19:36 ID:IXMuZ1Vh0(11/21) AAS
 みんなが一斉にわたしのほうを見る。

 ハッとしたような表情で。

かずみ「みんなの心がバラバラだから、合わないんじゃないかな。……ちょうど今みたいに」

 失敗の原因を擦り付け合う、そんな行動もそれを表していた。
省10
757: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)19:45 ID:IXMuZ1Vh0(12/21) AAS
あすみ「……鹿目まどかに何かあった?」

織莉子「…………もしくは………………」

 二人が表情を重くする。その時、草を揺らす音が響いた。

 その音は迫る。ゆっくりゆっくりと踏みしめるように、不規則なリズムを立てて。
省5
759: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)19:59 ID:IXMuZ1Vh0(13/21) AAS
 ほむらの怪我は最初に駆け寄って行ったマミが治した。

 他に治療の得意なメンバーがいなかった。わたしも自分の回復には特化してるけど、他人に使うにはそこまで向いていないようだ。

 ほむらが死んでいなかったのは良かった。とは思うけど……。

織莉子「……答えなさい。鹿目まどかはどうしたの?」
省8
760: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)20:18 ID:IXMuZ1Vh0(14/21) AAS
かずみ「何があったの!?」

マミ「……どうして負けたのか、詳しく教えてくれるかしら?」

 実際に殺意すら持っているほむらと戦ったことのある私たちからすれば信じられなかった。

 そして、織莉子はその事実に苛立ちを感じているようだった。

 姿を偽っての騙し討ち。不意打ちでの拘束。考えられる手はあるけど、あんなふうに傷だらけになるように嬲るにはどうにも違和感がある。
省8
761: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)20:54 ID:IXMuZ1Vh0(15/21) AAS
織莉子「何を泣いているの? 泣いてどうにかなると思っているの? あれだけ鉄面皮を気取っておきながら内面はまるで幼子」

織莉子「私はこうなることを識っていたわ。貴女はあの魔法少女にもワルプルギスの夜にも負けると」

織莉子「でもどうにもできなかった。それは私を殺し、鹿目まどかを守る運命を選んだ貴女に責任がある」

織莉子「貴女は世界の誰より鹿目まどかのほうが大事なんでしょう? その極めて自分勝手な執着が皆を危険に晒した」

 織莉子は今まで実際に顔を合わせる前からほむらに抱いていた怒りをぶつける。
省9
762: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)21:24 ID:IXMuZ1Vh0(16/21) AAS
杏子「おいおい偉そうなこと言うけどよ! 負けるってわかってたならなんでそんなこと黙ってたんだよ!」

杏子「いつやられるかわかってりゃどうにか出来たかもしれねぇだろ?」

織莉子「ええ。でもそれが視えたのは前なのよ。その時とは状況も変わったし、それがいつ起こるかまではわからなかったわ」

織莉子「それからは一切その予知は視えなかった…………何故?」
省10
763: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)21:43 ID:IXMuZ1Vh0(17/21) AAS
キリカ「……アレってそんなに使えない魔法だったっけ?」

マミ「私は詳しい性能は知らないけど……美国さんは魔法が上手く使えなくて悩んでいたんだったのよね」

キリカ「冗談言うなよ。戦いの中で私が床に落ちてた携帯を見た時の数秒、それを引き当てて狙えるくらいは精度があるよ?」

織莉子「待って……貴女は今日、あの女との戦いで時間停止を使えなかったのよね」

 キリカやかずみの前でも使ったという変身魔法に気を取られていたが、
省8
764: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)22:15 ID:IXMuZ1Vh0(18/21) AAS
かずみ「予知のできる織莉子が『何も起きない』っていうから気のせいかなって思ったんだけど……」

織莉子「実際に襲撃は起きた。貴女は昨日、私と一緒に訓練をしていたわね。もしかしてそのせい?」

 かずみがおずおずと喋り出す。

 そこに織莉子は例の魔法少女とは別種類での『他人の魔法を奪う性質の魔法』の可能性を見出した。

 今やそれだけがここから状況を巻き返す希望だった。
省10
765: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)22:34 ID:IXMuZ1Vh0(19/21) AAS
ほむら「あなたは…………」

かずみ「え?」

ほむら「……どこかまどかに似ているわ。代わりになんて思えないけどね」

 ――――そう言われて、わたしはきょとんとする。
省20
768: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/01/20(日)23:04 ID:IXMuZ1Vh0(20/21) AAS
かずみ「わかった。じゃあ行く前に、あすみの魔法を解析させてくれないかな? 駄目なら他の人にするけど……」

あすみ「こんな命のかかった局面で拒否るほど馬鹿じゃないよ。でも何の魔法かも知らずに選んでいいの?とんだハズレ引くかも」

かずみ「そんなに役に立たない魔法じゃないと思う。だってあの時はマミも大変だったんだから……」

 わたしはあすみの使う魔法を詳細に知ってるわけじゃないけど、その片鱗は見ている。
省13
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