[過去ログ] オール安価でまどか☆マギカ 25 (1002レス)
前次1-
抽出解除 必死チェッカー(簡易版) 自ID レス栞 あぼーん

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
827: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)00:07 ID:H0B3nMSc0(1/13) AAS
 再び分身を作りなおして立ち上がる。

かずみ「傷ついたマミやほむらも治さないと……」

織莉子「貴女が一番ボロボロじゃない。……さっきは酷いものだったわよ。身体まで真っ黒だった」

かずみ「身体……が?」
省17
828
(1): ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)00:35 ID:H0B3nMSc0(2/13) AAS
マミ「何やってるの……? 私なんかのためにまたボロボロじゃない」

かずみ「また治すよ!今は杏子たちに任せよう!」

 杏子たち前衛組とほむら、織莉子も加わった戦いを見る。単調な動きながら分身だって向かわせている。

 魔女の使役という企みも使えない今、少し戦況は押し返せたように見えた。でもそれはほんの少しの間だった。
省11
829: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)00:42 ID:H0B3nMSc0(3/13) AAS
-------ここまで。
次回は3日(日)夕方からの予定です。
830: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)18:33 ID:H0B3nMSc0(4/13) AAS
 先に予知をしたカンナが目を見開く。

 上空から一直線に灼きつける光。逃げようにもその周りを囲む魔法少女たちがいる。

 わたしたちの魔法が炸裂する。

 眩い光が収まった後、カンナの目の前にいるのはわたしだった。
省15
831: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)19:30 ID:H0B3nMSc0(5/13) AAS
かずみ「カンナは本当はこの世界のみんなのこと大好きだったから悲しかったんだよね」

かずみ「あなたの心は本物だよ。あなたが人を思う気持ちも、みんながカンナを思う気持ちも騙されてただけじゃなくてきっと本物だから」

「そんなの綺麗事だろ……」

かずみ「大好きな世界を壊したら絶対に後悔する。だからわたしはそんなことはさせない!」
省20
833: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)19:56 ID:H0B3nMSc0(6/13) AAS
「それが嫌なら今のうちだ。今殺してしまうしかない」

キリカ「早くそれ浄化してよ!なんでこのまま死のうとしてるんだよ!」

 カンナのソウルジェムから聞こえる小さな破裂音は、溢れようとする黒によって無数に罅が入る音だ。

 キリカは焦った様子でグリーフシードを手に駆けつける。キリカはカンナに向け最大限の速度低下をぶつけ、手中の黒い宝石を同じ色をした宝石に押し付ける。
省10
834: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)20:34 ID:H0B3nMSc0(7/13) AAS
ほむら「まどかは……? まどかはどうしたの…………!?」

 ほむらは半狂乱で壊れたカプセルの並ぶ施設内を見回すと、奥へと進んでいった。

 何人かの仲間がその後をついていく。

 ……その時わたしは床に倒れる息をしていない魔法少女の身体を抱きかかえていた。
省10
835: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)20:57 ID:H0B3nMSc0(8/13) AAS
 まどかの身体の傍には、この施設内で唯一穢れのない桃色のソウルジェムが置かれている。

 ――カンナを倒した後わたしたちに迫られたのは、施設内に保管されていた少女たちとまどかの処遇だった。

 誰もがやりきれない苦々しい空気を発する中、最初に重い口を開いたのは織莉子だった。

織莉子「さっきのカンナは魔女と化した鹿目まどかを操って自分たち以外を滅ぼさせるつもりだったのでしょう?」
省11
837: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)21:44 ID:H0B3nMSc0(9/13) AAS
かずみ「それでいいの!?」

マミ「暁美さんは彼女の友達なんでしょう?ずっと守ってきたんでしょう?それなのに殺すなんて……」

ほむら「友達だからよ。こんなカプセルの中でまどかの人生も奪ったまま、いつか魔女になるリスクだけを抱えるのならここで殺したほうがマシ」

ほむら「魔女になってしまうことはまどかが一番望まない事……せめて何も知らないうちに」

織莉子「……私も意外だわ。でも貴女がそう言うのなら、それで決まりね」
省11
838: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)22:01 ID:H0B3nMSc0(10/13) AAS
杏子「たしかに……契約したからっていきなり殺したほうがいいってのはおかしいな」

マミ「そうよ。魔法少女の運命を背負ってても私達は生きてるのよ。別に不幸じゃない。仲間も友達もいる」

ほむら「貴女達は何も知らないから言ってるんじゃない!」

 ほむらが叫ぶ。

 ……意見は真っ二つに割れる。わたしの意見に同調する人も出てきた。
省6
839: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)22:32 ID:H0B3nMSc0(11/13) AAS
ほむら「私がまどかと最初に出会ったのは私から見て四か月ほど前だった」

ほむら「長い入院生活を終えて見滝原中学校に転校してきた日、慣れない学校に戸惑って上手く振舞えずにいた私を救ってくれたのはまどかだった」

ほむら「まどかは友達としても魔法少女としても私を救ってくれたの。……けれど、その末に死んでしまった。ワルプルギスの夜に殺されてね」

ほむら「私が契約したのはまどかのためなのよ。私は時間を遡ってまどかを助けるために魔法少女になった。でもそう簡単にはいかなかった」

ほむら「仲間としてワルプルギスの夜と戦ったまどかは最後、一度は魔女になって死に、もう一度はその直前に私が殺した」
省12
840: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)23:07 ID:H0B3nMSc0(12/13) AAS
ほむら「私だって……まどかを殺したくない…………!」

かずみ「うん……」

ほむら「仲間としてまた一緒にいられるなら、そうしたい」

かずみ「うん……そうしよう。みんなはどう思う?」

杏子「このまま殺すんじゃ寝覚めが悪いしな。多分その過去じゃあたしもまどかと仲間だったんだろ?」
省9
842: ◆xjSC8AOvWI [saga] 2019/02/03(日)23:22 ID:H0B3nMSc0(13/13) AAS
まどか「カンナって人にさらわれて、あれからなにがあったか覚えてなくて……わたし、契約したんだよね。あれ、やっぱり夢じゃなかったんだ」

ほむら「ええ。今まで隠していたけど……あなたは私達と同じ世界に来てしまった。来てしまったからには仕方がないわ」

ほむら「貴女がなぜ狙われたのかもちゃんと話すわ」

あすみ「これから魔法少女の基礎についても叩きこむからね。アンタには一番に気を付けてもらわなきゃいけないんだから」
省5
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.385s*