[過去ログ] 真・恋姫無双【凡将伝Re】3 (1002レス)
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(1): 一ノ瀬◆lAEnHrAlo. [saga] 2019/09/20(金)22:16 ID:9sHKnlhk0(5/8) AAS
◆◆◆

「いや、三人でこうして卓を囲むのも久しぶりですね」

ほんと、まったくだよ。
というわけで、春蘭にのされて暫く大地と仲よくしていた二郎です。
現在は義兄弟と一緒に飯食いながら飲んだくれてます。酒うめえ。

「まあ、おいらたちはともかく二郎はあちこちと忙しいからなあ。ま、なんにしてもお疲れ。
 大変だったみたいだな?」

ありがとうね張紘。癒されるわー。マジ心のオアシスだわー。

「おうよ、僵尸(キョンシー)だの幻影兵だの、やってられねえっちゅうの。槍で貫いても死なないとか、既に死んでいるとかもうね。
 そういうのは勘弁してほしいと思ったよ。ほんと」

以下俺の愚痴(迫真)を小一時間聞いてくれたことに感謝を。うん。結構鬱屈してたみたい。

「はは、死人の相手の次はいよいよ何進大将軍か。二郎も気苦労が絶えねえなあ」

ぐ。必死に逃避していたことを的確に抉(えぐ)りやがって、このこのー。

「ああ、今落ち込んだ。たった今酒が不味くなった。勘弁してほしいっつうの。ほんと。
 あんな政治的怪物と渡り合うとか俺の役目じゃないだろって」

「おやおや、今や袁家の全権代理人たる二郎君が何をおっしゃるのですか。いや、人も羨むその栄達、権力。
 あやかりたいものですねえ」

「おい、沮授よ。代わってやる。いつでも代わってやる。むしろ代わってくれ」

にこやかに笑って沮授は杯を干す。

「何をおっしゃいますやら。既に二郎君の権勢は揺るぎないじゃないですか。
 僕のような小才子にはとてもとても」

こんにゃろう。お前が小才子なら俺はなんだっての。

「まあ、此度の上洛が終わればひと段落なのでしょう?」

「ああ。次期皇帝は劉弁様。何進が後ろ盾だからな。これは揺るがない。
 そしてあの華琳がいよいよ朝廷に乗り込む。きっと宦官勢力をまとめてくれるだろうさ。
 自然、何進の対抗馬となるだろうて」

「次期皇帝を掌中にした何進大将軍を相手にどこまで食い下がれますかね?」

食い込むも何も。華琳ならばやるだろうさ。政治的な暗闘は望むところだろう。腹心のネコミミもいるしな。
表立っては春蘭の武勲だってモノを言う。言わせるだろう。

「食い込めるようにすればいいさ。なにせ、袁家は表舞台から去るんだからな」

そう。此度の乱。それが治まればまあ、漢朝に動乱は起こらない。下手に何進やら華琳と対立する前に中央の権力闘争からは離脱だ。
そして何進と華琳の政争をできるだけ長引かせる。
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