[過去ログ] 真・恋姫無双【凡将伝Re】3 (1002レス)
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265(1): 一ノ瀬◆lAEnHrAlo. [saga] 2018/11/18(日)22:11 ID:ySuoGZVI0(5/6) AAS
「あら、いけませんわね、二郎さん。
貴方は袁家の軍権を握っているのですよ?
もっと余裕をもって優雅であってくれなくては」
「白鳥は優雅に水面を進みますが、水面下では一生懸命に足を動かしているのです。
俺は袁家という白鳥の水面下であがくのがお役目。捨て置いてください……」
俺が優雅とか、ないよね。
「あら、嬉しいことを言って下さるわね。あんなにも働きたくないと言っていた二郎さんが、そんなにも一生懸命というのですもの。
これは縁の下の力持ちをねぎらうのがわたくしの務めですわね。猪々子さん、よくって?」
「さっすが姫ー!分かってるー!はい、二次会はアニキの部屋でやります!各自料理と酒は持参すること!」
待て。
待て。
「あら、二郎さんの……。ふふ、面白そうですわね」
「いやいやいやいや、俺の部屋に麗羽様招いたら色々不味いでしょ!」
あれ、なんで麗羽様一気に不機嫌になるの?なってるの?
「知りませんわ。もう。
いいですから猪々子さん、お分かりでしょう?」
「あらほらさっさー!」
どうして俺が羽交い絞めにされてるのでしょう。
本気で拘束してくる猪々子に敵うわけないじゃないですか、やだー。
「や、あの、麗羽様?」
いつになく目が据わってらっしゃる。そんな馬鹿な。
「ええ、この際ですし、二郎さんに言いたいことを有り体にぶつける場を設けることにしましょう。
いいですね?みなさん?」
え、え?
なにこの流れ。
「ほう、興味深いですな。実に興味深いですな。是非ともに、乞うてでも参戦したく思いますぞ?」
「くふ、星ちゃんは相変わらず機を見るに敏、ですね。風も便乗するとします〜」
おい、待て。
お前らどっから湧いた。
「うむ。朴念仁、と一言で表するには勿体ないと思うのだ、我が主は。
なれば、臣としてから見た主の姿を皆様方にご披露したいと思う。
その上で、僭越ではあるが、違った立場から主の姿を蒙昧たるわが身にご教授願いたい」
くす、と。いい笑顔だね!こん畜生!
「くふ、同僚として文醜様、僭越ながら、主として袁紹様からお言葉が頂ければ、風たち配下も腕が鳴るというものです〜」
待てやコラ。
俺の抗議の声は高まる笑い声にかき消されるしかなく。
俺の部屋で繰り広げられる俺評に俺は針の筵で、ふて寝を決め込む。
だから、その噂なんて夜が明けてからしか耳にしなかった。
白い流星が落ちたことなんて知らなかった。
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